こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
今回は僕がブログを書くために足繫く通っているスターバックスの決算を確認しながら、どんな銘柄なのか紹介していきたいと思います。
・売上 $8.15B (予想$8.145B) 〇
・利益 0.84 (予想0.767) ○
・インフレの賃金上昇に苦しむも着実に成長中
-ちょっぴり自己紹介-
自動車関連会社勤務の３０代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。
このブログはこんな人に向けて書いております
・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
・自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家
また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。
スターバックス (SBUX: Starbucks Corporation)
スターバックスは30000を超える店舗数を持つ、世界最大のコーヒーチェーングループです。アメリカシアトルにて1971年に創業しました。
世界各地に進出しており、その半数が直営店となります。直営店が半分でありながら、この規模まで拡大させている会社はほかにないかと思います。
スターバックスと競合店の差をグラフ化したものです。
スターバックスはコーヒーチェーンとしては最大規模となっております。唯一対抗できそうなのがハンバーガーチェーン最大のマクドナルド。またドーナッツ店最大のダンキン。さらにイギリス発祥で主にヨーロッパに強いコスタコーヒーあたりです。
これを見ていただくとスターバックスがコーヒーチェーンとしては圧倒的地位を得ていることがわかるかと思います。
同規模のマクドナルドとのみ売り上げの推移を比べてみました。
マクドナルドは横ばいですが、スターバックスはさらに売り上げを伸ばしておりまだまだ勢いが止まりません。
ただ利益の面ではマクドナルドに完敗です。
これはスターバックスの半分が直営店であることが影響しております。直営店であるため売上は伸びやすいですが、その分利益率は押し下げられてしまいます。一方マクドナルドはフランチャイズがほとんどであるため、のれん料（売上≒利益となる）がたくさん入ってきます。
このように売上と利益の構造を見てみると、どういった会社であるかというのもなんとなくわかるものなんですね。
スターバックスはコーヒー1つでここまでのし上がれることに驚きだね。誰でもできそうな喫茶店形態であるのにこの強さを保てるのはすごいことだよ。
決算内容 3Q 2022
それでは今期の決算を確認していきたいと思います。
EPSと売上高の予想と実績です。売上は〇、EPSも〇です。
売上はほぼ一緒ですが、EPSがかなり上がっておりますね。これはインフレ圧力が市場予想よりは緩やかであったことを物語っております。
4半期ごとの売上とEPSの推移です。
売り上げ四半期ごとに着実に伸びてきておりますね。ただこちらはインフレ対策に伴う単価アップを行っているため、客数でいうと減少傾向とのことです。インフレに伴ってすぐに値上げできるのは強い証拠ではありますが。
IR資料より業績のまとめを抜粋しました。
世界的には売上が３％上昇しましたが、これは6％の客単価増加と３％の客数の減少の結果とのことです。これをどう見るかは人によって分かれるところでしょう。
ただ店舗は新たに318店舗増え、世界の店舗数は34948店舗達成しました。１Qで1％の店舗数が増加しているため、年５％ぐらいの増加数でしょうか。急激に増やしすぎても粗が目立つため、健全な域かと思います。
さらにインフレに伴う賃金上昇に苦しんでいるとのことです。売上は上昇しておりますが、利益はマイナスとなっております。
スターバックスはインフレでも単価アップできて、売り上げがしっかり伸びていることは強みだとおもうね。それ以上に賃金の値上げが響いているみたいだけど、それなりに健全な指標なんじゃないかなと思うよ。
株価確認
株価を2018年より見てみましょう。
今回の決算を受けて上昇傾向が続いております。
長期的な株価はアップダウンがあるものの上昇傾向です。コロナやインフレで浮き沈みが激しくなっておりますね。今は市場指数に比べたらアウトパフォームしている状況です。このインフレにどう立ち向かえるのか、従業員をたくさん抱えるスターバックスは正念場だと思います。
株価は未来を映す鏡。現在上向きに走っていることを考えれば投資家はまだまだ伸びる余地ありとみているということだね。僕もスタバにはよく行くのだけど、ずっと満員だよ。
終わりに
いかがだったでしょうか？
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH
それでは、ありがとうございました。
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