「次のバケーション、どこへ行こう?」
アメリカ駐在も 10 年を超え、グランドキャニオンもフロリダも“もう一巡り”してしまった我が家。―― そんなマンネリを吹き飛ばすキーワードが “オーロラ+氷の洞窟” でした。
- なるべく暖かい所でオーロラを見たい
- イエローナイフやアラスカより気温が数度高いアイスランドなら、極寒仕様のダウンジャケットを新調せずに済む。
- 世界最大級の氷の洞窟に潜りたい
- ヨーロッパ最大の氷帽“ヴァトナヨークトル氷河”。毎冬まったく違う形になる“青の聖堂”は「今年の姿は今年しか見られない」一点モノ。
- “アメリカ的景色”に飽きた
- 赤茶けた砂漠、摩天楼、ナイアガラ……そろそろ“黒い溶岩大地とミルキーブルーの温泉”みたいな異世界を味わいたい。
こうして3月末~4月頭、 「レイキャビクIN/OUT 4泊5日」 のアイスランド周回プランが決定しました。気温は0〜5 ℃。オーロラ猟期ギリギリ、氷の洞窟ツアーもまだ残席がある“穴場シーズン”です。

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
現在アメリカに赴任している30代の会社員で、普段は自動車関連の仕事に従事しています。投資、アメリカ生活、クレジットカードなどの情報を発信しております。
旅の全体像と準備──「結論:スーパー Krónan が命綱」

旅程 | 主なハイライト | 宿泊 |
---|---|---|
Day 1 | ブルーラグーン/レイキャビク街歩き | Hotel Grimsborgir (GC) |
Day 2 | ゴールデンサークル3連星(Þingvellir・Geysir・Gullfoss) | 同上 |
Day 3 | 南海岸ドライブ/Seljalandsfoss/黒砂海岸ヴィーク | Fosshotel Glacier Lagoon |
Day 4 | 氷の洞窟ツアー/ダイヤモンドビーチ/氷河湖 | 同上 |
Day 5 | ひたすら国道1号で空港へ | ― |

1)チケット & 車
- 航空券:北米都市→KEF、乗継なし往復 2,455 USD(約37万円)
- レンタカー:National 4WD SUV 5日間 466 USD(約7万円)
国道1号は舗装済みでも横風40 m/sクラス。凍った峠を越えることもあったのでSUV 指名で正解でした。
2)必携アイテム
カテゴリ | 持参したもの(◎=必須) | コメント |
---|---|---|
防寒 | ◎防水スキーウェア上下/◎インナー手袋+防水ミトン | 氷の洞窟・滝裏アタック時はマスト |
フットギア | ◎ハイキングブーツ/靴下2枚重ね | アイスケーブ当日、アイゼン貸与は状況次第 |
食料 | ◎カップ麺・スナック・お茶パック | 郊外はレストラン皆無。部屋メシ推奨 |
IT/決済 | ◎eSIM(空港でQR発行)/◎クレカ2枚 | 現金使用ゼロでOK |
3)現地スーパーで“自炊力”を確保
- Krónan と BONUS が2大チェーン。
- 郊外ホテルはディナーが高額(羊ステーキ1人前 50 USD~)。
- パン・ハム・カップ麺を3日分買い込み「車内カフェ&部屋レストラン」で食費を 70 %削減。
旅行で“映える写真”より血糖値を保つパンが優先──これがアイスランドの鉄則です。
Day 1|ミルキーブルーに飛び込む “時差リセット” デー






時間 | 行動 | 料金(USD/円) | ひとことメモ |
---|---|---|---|
06:25 | KEF着 ※早朝でも入国審査は30分足らず | ― | 「北極圏って、案外スムーズ」 |
09:00 | Nationalで4WD SUV受け取り | 466 USD / 約70,000円(5日) | 冬タイヤ+Wi‑Fiルーター付き |
09:30 | Krónan Reykjanesbær で食材調達 | 48 USD / 約7,200円 | パン・ハム・カップ麺×6・Skyr |
10:00 | ブルーラグーン コンフォート券 | 237 USD / 約35,500円 | タオル+泥パック+1ドリンク |
14:00 | レイキャビク旧市街散策 → Hallgrímskirkja | 無料 | 教会エレベーターは有料ですが今回はスキップ |
14:30 | Brauð & Co クロワッサン | 10 USD / 約1,500円 | “バター×塩”比率が神バランス |
17:00 | Reykjavík Kitchen 夕食 | 150 USD / 約22,500円 | 羊フィレ&北大西洋タラのコース |
19:00 | Hotel Grimsborgir(朝食付)チェックイン | 519 USD / 約77,800円 | 温水露天ジャグジーあり |
▶ 旅メモ
- ブルーラグーンは「温泉+SPA+アミューズメント」
水温38 ℃、外気2 ℃。鼻だけキンと冷え、肩から下は極楽。子ども(6歳)には浅めゾーンと浮き輪を確保しておくと安心です。 - スーパー買い出し=旅の生命線
レイキャビク以外のレストランは“ラム・魚・バーガー”の三択がほとんど。Krónan でパンとカップ麺を確保すれば夜食・朝食が劇的にラク+節約。

ブルーラグーンは高かったけど絶対に行ったほうがいいかな。火山活動によってはいけないときもあるよ、我々もいった2日後に噴火して入れなくなりました。
Day 2|ゴールデンサークルを“時計回り”で攻略






時間 | 行動 | 料金(USD/円) | ひとことメモ |
---|---|---|---|
07:00 | ホテル朝食 | 宿泊費込 | Skyr再チャレンジ→子ども即リタイア |
09:00 | Þingvellir 国立公園 散策 | 駐車1000 ISK / 8 USD / 約1000円 | 断崖ハイキングは子連れなら片道40分で折返しが◎ |
11:00 | Strokkur Geysir | 無料 | 噴出は約5分おき、スマホ連写推奨 |
12:00 | Gullfoss | 無料 | 2段滝の水しぶきが横殴り、レインジャケット必須 |
13:00 | Tommi’s Burger Joint | 37 USD / 約5,600円 | パティが甘い!チーズは+1 USD |
13:30 | Krónan Selfoss 再補給 | 30 USD / 約4,500円 | ここは寿司ロール有り(味は“海外寿司”) |
14:00 | ホテルに戻り、部屋ピクニック | ― | 午後は子どもと露天ジャグジーざんまい |
18:00 | ホテルレストランでディナー | 0 USD(1泊2食プラン) | ラムの香草グリル再び |
▶ 旅メモ
- 時計回りルートが正解
大観光バスと逆向きになるため、各スポットで混雑ピークを外せました。 - Tommi’s は“ご当地モスバーガー”ポジション
ポテトがクリスピーでケチャップ不要。アイスランド産ビール「Viking Pilsner」も試す価値あり(運転者はノンアル!)。 - 子連れハイキングの限界は2時間
Þingvellir の本気コースは往復4〜6時間。6歳児には湖畔のショート・ループで十分“地球裂け目感”を味わえます。

この日は妻がダウン、まさかの子供と二人で回りました。Yellowstonewをぎゅっと詰めたような内容だったかな。ハイキングをもう少ししたかった。
Day 3|滝の裏側&黒砂ロングドライブ




時間 | 行動 | 料金(USD/円) | ひとことメモ |
---|---|---|---|
07:00 | 朝食 → 防水ウェアで完全装備 | ― | 靴下2枚重ね+雨合羽 |
08:00 | ホテル発 → 1時間ドライブ | ― | 国道1号は制限90 km/h & 取り締まり多し |
09:00 | Seljalandsfoss & Gljúfrabúi | 駐車800 ISK / 6 USD / 約900円 | 滝裏へは“全身びしょコース”覚悟 |
11:00 | さらに東へ1時間 | ― | 羊注意の看板多数、実際に道路横断あり |
12:00 | Black Crust Pizzeria(Vik 手前) | 48 USD / 約7,300円 | 竹炭生地+ラムサラミのピザが絶品 |
13:00 | Vik → 氷河エリアへ3時間 | ― | 右も左も苔と溶岩、ラジオはFM 99.9のみ |
16:00 | Fosshotel Glacier Lagoon チェックイン | 500 USD / 約75,000円 | 大窓から荒涼平原ビュー、星空待ち |
▶ 旅メモ
- Seljalandsfoss 裏側は GoPro 必携
スマホは防水ケースが無いと死亡。手袋も防水タイプ推奨。 - Vik を過ぎると“サービスエリア皆無”
氷河エリアまではトイレもカフェも激減。ガソリンはタンク半分切ったら即補給が鉄則。 - 星空とオーロラは“運7割”
この夜は曇天で撃沈。3月末〜4月頭はKP指数3以上の日が週に2回ほど、と現地ガイド談。オーロラは「見られたらラッキー」の心構えで。

Seljalandsfossの滝は結構楽しかった。Vikの先は本当に何もなく結構つらい。
Day 4|“青の聖堂”で息を呑み、氷河と朝日をハシゴする






時間 | 行動 | 料金(USD/円) | ひとことメモ |
---|---|---|---|
07:00 | ホテル朝食 → 防水ウェア&ブーツ装備 | ― | アイスケーブは毎年形が変わるので装備は自己責任で完璧に |
08:30 | 氷河基地集合(ホテルから10 min) | ― | トイレはここが最後、売店なし |
09:00‑12:00 | Blue Ice Cave ツアー (専用モンスター・トラック+徒歩) | 470 USD / 約70,500円 | 6歳OKツアーを選択/アイゼンは当日「今日は岩歩きなので不要」との判断 |
12:30 | Diamond Beach(朝イチ再訪) | 無料 | 黒砂+氷の欠片+朝日=最強フォトスポット |
13:00 | Jökulsárlón 氷河湖(駐車場横) | 無料 | ここは“湖面に浮かぶ氷山”を双眼鏡で |
18:00 | ホテルディナー(ラム+サーモン) | 150 USD / 約22,500円 | 羊肉は臭みゼロ、パンはバター必須 |
22:00 | 星空チャレンジ(オーロラKP2) | ― | 雲厚くまたも撃沈、子どもは車内で就寝 |
▶ 旅メモ
- ツアー年齢制限は必ず確認
同じ氷洞でも【6歳~OKコース】【8歳~OKコース】が並走。予約サイトには年齢入力欄があるので要チェック。 - 装備は“濡れ前提”+“泥前提”
洞窟内は氷+岩がミックス。ハイキングブーツに防水スキーウェア上下で正解でした。 - ダイヤモンドビーチは“朝イチ命”
日中は潮で氷が流され、浜が空っぽになる日も。オレンジの朝日に透ける氷塊は本当に写真より美しいです。

やはり圧倒的に氷の洞窟がよかった。これはここでしか見れない絶景!かならず一度は冬のアイスランドに来てみて!
Day 5|国道1号・孤高の5時間ドライブで〆
時間 | 行動 | 料金(USD/円) | ひとことメモ |
---|---|---|---|
07:00 | 朝食 → チェックアウト | ― | パンとSkyrにもう一度トライ(やはり不評) |
08:00‑13:00 | 国道1号を西へ 400 km | ― | ガソリンはセルフ無人:クレカ+PIN必携 |
10:30 | Vik で休憩 & フューエル | 78 USD / 約11,700円 | トイレ休憩はここがラストチャンス |
13:30 | Krónan Grindavík でお土産 | 35 USD / 約5,300円 | ラムジャーキーと溶岩チョコが鉄板 |
14:30 | National 返車(給油満タン) | 0 USD | 傷チェック厳しめ、ドラレコ助かる |
16:00 | KEF 発 → 北米へ | ― | 免税店のアイスランド塩は意外に安い |
▶ 旅メモ
- Google マップ“+30 %”で到着時刻を読む
強風で平均速度が落ちること、撮影ストップが増えることを加味すると、ナビETAよりおおむね30 %遅着。 - 返却前ガソリンは“Vik+空港手前”の2タンク体制
空港周辺は価格高め&フルサービスが無人。Vikで満タン→空港手前で3,000 ISKだけ継ぎ足しがベター。
旅を終えて──「氷の王国」は家族旅行にピッタリだった
- “壮大なのに歩きやすい”
主要スポットは駐車場から10分圏内が多く、6歳でも最後まで楽しめた。 - 食は“自炊×ごちそう”のハイブリッドが吉
Krónanでパン&ヌードルを確保 → 夜はホテルでラム&魚。メリハリ節約が快適。 - 装備は“防水最優先”かつ“重ね着で調整”
体感は「冷蔵庫+ドライヤー強風」。インナーを脱ぎ着できる余裕が快適度を左右。
次に行くなら?
夏のハイランド(4×4必須ダート)で“真っ赤な火山”と“100 m滝”を狙いたい。もちろんKrónanでパンを買い込んでから!
コストざっくり総括(2大人+1子ども)
内訳 | 金額(USD) | 金額(円)※150 JPY/ USD |
---|---|---|
航空券 | 2,455 | 約368,000 |
レンタカー+保険 | 466 | 約70,000 |
宿4泊(朝食付) | 1,019 | 約153,000 |
食事(外食+スーパー) | 523 | 約78,000 |
アクティビティ(温泉+氷洞他) | 707 | 約106,000 |
ガソリン・駐車 etc. | 132 | 約20,000 |
合計 | 5,302 | 約795,000円 |
円安が痛い? ―― その分、“ここでしか見られない景色” でしっかり元を取りました。
関連記事
旅行に行く際には、アメリカではシェアNo1のマリオットでのステイがおすすめ。
マリオットにお得に泊まれるお得な記事も書いておりますので、良ければ見てください。
ちょっとおトクな寄り道:ぼくが愛用している“推しカード”たち
「どうせ作るなら、いちばんポイントが多いタイミングで」がクレカ選びの鉄則。
下のリンクはすべて“紹介ボーナス付き”で貼っています。もちろん僕にも紹介マイルが入りますが(笑)、あなたのほうにも追加ポイントがつくおトクな仕様になっています。気になるカードがあれば、ぜひ活用してみてください。
なお、「他のブロガーさんのリンクのほうが条件いいかも?」と思ったら、ぜひそちらを使ってください。投資家マインドは“どこから入会するか”で差がつきますからね。
カード名 | 年会費 | 現在の紹介オファー | 過去最高オファー | お得度温度計 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
Marriott Bonvoy Boundless VISA | $95 | 250,000P(50,000 x 5泊)≈$1,750 | 同左(過去最高) | ★★★★★ | 年3泊以上マリオット派 |
IHG Premier Mastercard | $99 | 180,000P(160,000+紹介20,000)≈$900 | 300,000P(5泊) | ★★★★☆ | ホリデイイン好き |
Hilton Amex Surpass | $150 | 130,000P+紹介20,000P ≈$700以上 | 130,000P+1泊無料 | ★★★★☆ | ヒルトン系に泊まる人 |
Delta Amex Gold | $0(初年度)/$99 | 80,000マイル+紹介20,000 ≈$960 | 同左(過去最高) | ★★★★★ | スカイチーム常用 |
Amazon Prime VISA | $0 | $150ギフト券(紹介含む) | 同左(過去最高) | ★★★★★ | Amazon愛用者 |
米国MarriottのVISAカード(Marriott Bonvoy Boundless VISA)
-
年会費:$95
-
年1回のFree Night(35kP)特典だけで年会費($95)は黒字化可能
- 自動でシルバーエリート+宿泊実績15泊が付くので、出張族なら“ほっといてもゴールド”圏内
- ANA/JAL含む40社に3:1でマイル移行できる“旅の現金”
現在の紹介オファー:250,000ポイント(50,000×5泊)≒ $1,750相当
過去最高:今回のオファー
お得度温度計:★★★★★「MAX水準」

米国IHGのMasterカード(IHG Premier Mastercard)
-
年会費:$99
-
継続するだけで年1泊分(40kポイント)が無料でもらえる。
-
4泊目無料が神ルール。長期旅行でコスパ最強
-
プラチナ自動付与 → チェックイン時の部屋アップグレード率が高め(体感7割)
現在の紹介オファー:180,000ポイント(160,000+紹介20,000)≒ $900相当
過去最高:300,000P(5泊分)
お得度温度計:★★★★☆「かなり良い」

米国ヒルトンのAmexカード(Hilton Honors Amex Surpass)
-
年会費:$99
-
ゴールド会員自動付与 → 朝食無料&アップグレード(これが強い)
- 年間$15,000利用で無料宿泊1泊
- レストラン・スーパーで高還元
現在の紹介オファー:130,000P+紹介20,000P(計150,000P)
過去最高:130,000P+1泊無料宿泊
お得度温度計:★★★★☆

米国DeltaのAmexゴールドカード
-
同行者8人まで受託手荷物無料 → 家族旅行で往復$160超の節約に。
-
優先搭乗で荷物棚確保、スムーズな移動に貢献
-
マイル有効期限なし → “将来のビジネスクラス”にも使える
現在の紹介オファー:80,000マイル(+紹介20,000)≒ $960相当
過去最高:今回のオファー
お得度温度計:★★★★★「過去最高!」

米国AmazonのVISAカード
-
Prime会員ならAmazon 5%/Whole Foods 2%還元
-
年会費ゼロ・外貨手数料ゼロ → 旅先決済でも活躍
-
即日番号発行→セール駆け込みもOK
現在の紹介オファー:$150ギフト券(紹介ボーナス込み)
過去最高:今回のオファー
お得度温度計:★★★★★「常におすすめ」

ここまで読んでくださった皆さまへ
「子連れで氷の洞窟、何歳から大丈夫?」
「3月末の服装をもう少し詳しく!」
など、ご質問はお気軽にコメント欄か X(@StevenToshiCH)へ。
次の旅先は “灼熱 × 砂漠 × 宇宙級星空” を狙っています。それではまた、次回の旅レポでお会いしましょう!


コメント