こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
今回はスバルの決算が出ましたので、そちらを見ながら内容と株価の考察をしたいと思います。
・売上はクリア ○
・利益はクリアできず ❌
・見通しは変更せず、ただちょっと強気すぎるか
-ちょっぴり自己紹介-
自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。
このブログはこんな人に向けて書いております
・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
・自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家
また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。
SUBARU(7270)
・日本で売上6位の販売規模をほこる自動車会社
・SUVとアイサイトに強みあり、潮流に乗れている会社
・EV技術は遅れあり、トヨタと連携で巻き返しなるか
SUBARUは日本の自動車会社で第6位の販売台数です。
簡単な規模感で比較するとコロナ前の2019年時では、トヨタ連合(ダイハツ・日野含む)が1074万台、ルノー・日産・三菱連合が1015万台、本田技研工業が517万台、スズキが300万台、マツダが149万台、SUBARUが100万台です。
販売台数としてはかなり大きく後れを取っておりますが、SUVとアイサイトといった特徴的なラインナップと技術で差別化を図っている会社です。車好きからはかなり高い評価を得ている会社です。
最近ではトヨタと合同でEVにも力をいれております。合同といっても半分下請けのような形になってしまっていますので、今後は飲み込まれてしまうのではないかという危機感もあります。
![](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-27.png?resize=661%2C479&ssl=1)
SUBARUの利益率は基本的に高くありません。
昨今人気のSUVに強みがある上に、主戦場は北米のため、単価は上げやすい傾向にあります。その一方部品不足にかなり悩まされているイメージがあります。今後どの様にSUBARUのSUVを差別化することができるかが鍵ですね。
現状は同グレードのトヨタ車にくらべて5%から10%ぐらいお得なのですが、その分利益率も圧迫してしまいます。
![Steven](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2021/09/IMG_1748.jpg?w=1256)
SUVの爆発的な人気でかなり潮流に乗れている会社とも言えるね。SUBARUは車好きに愛されている車といった感じだよ。ただ大衆はそんなこと気にしないんだよね・・・
決算内容 1Q 2022年度
![overhead shot of a pen and notebook on charts](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/07/pexels-photo-7947837-edited.jpeg?resize=1256%2C706&ssl=1)
それでは今期の決算を確認していきたいと思います。
![](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-44.png?resize=539%2C176&ssl=1)
EPSと売上高の予想と実績です。EPSは❌、売上は○です。
ほかの自動車会社が同様に利益で苦しむこととなりました。売り上げはかなり大きく伸びている中で利益が追い付いてこないのはかなり厳しいですね。
![](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-45.png?resize=1062%2C742&ssl=1)
4半期ごとの売上とEPSの推移です。
EPSの動きを見るとかなりジグザグしており、安定感がありません。よかったり悪かったり、読めない決算はあまり好まれる傾向ではありませんね。
![](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-46.png?resize=948%2C526&ssl=1)
第一四半期の販売台数の状況です。
TOTALでの売り上げは21千台伸びております。これが売り上げを押し上げていますね。特にアメリカの増加分が大きく、そのほかは微差といった感じです。やはり北米に依存した販売体質であることがこの資料で分かりますね。
![](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-49.png?resize=1173%2C661&ssl=1)
22年度の販売台数の見通しです。
台数についてはチャレンジという文言のため、かなり厳しい状況と受け取れます。1Qはで194千台に対して目標は940千台のため、進捗率は20.6%となっております。これは厳しいですね。
![](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-51.png?resize=1171%2C658&ssl=1)
22年度の業績見通しについてです。
こちらも数字は据え置きました。売上進捗率は23.8%、営業利益進捗率は18.5%、親会社への利益は19.4%となっております。現状の売上をさらに上回ってこないとかなり厳しい状況ですね。
![Steven](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2021/09/IMG_1748.jpg?w=1256)
北米の需要自体はとても好調かつ、価格も上げやすい環境下にあるよね。アメリカでは1年毎にモデルチェンジをするので、そのタイミング(秋)で上げやすいのは追い風だね。僕も車を妻の分買わなければ行けないのだけど、全部あがっちゃうかなぁ。
株価確認
![](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2022/08/image-52.png?resize=1167%2C792&ssl=1)
株価を2018年より見てみましょう。
今回の決算を受けて、下落したもののすぐに上昇へ転換しました。折込済の数字だったということで株価の影響は微小です。
ただ長期的な株価は下落傾向です。エアバック関連の特別損失に始まり、それ以降調子がずっと右肩下がりです。やはり品質問題でケチがついてしまうとなかなか業績も株価も良くなりませんね。品質がいかに車に大事なことであるかがわかります。
![Steven](https://i0.wp.com/stevensteven.blog/wp-content/uploads/2021/09/IMG_1748.jpg?w=1256)
株価は未来を映す鏡。長期トレンドはなかなか変わることはないので、今はまだまだ買いではないだろうね。
終わりに
いかがだったでしょうか?
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH
それでは、ありがとうございました。
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