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【アメリカスーパーマーケット株比較】ウォルマート vs コストコ(WMT, COST)

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個別株考察

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

本日はアメリカの2大スーパーマーケット株の比較を、売上・利益・株価を通して行いたいと思います。

アメリカのスーパーマーケットはとにかくでかいです!

日本のコストコに行ったことがある方ならわかるかと思いますが、どのスーパーマーケットも置き方の違いはあれどコストコぐらいのサイズがあります。アメリカは結構田舎に住む方も多いので、遠くからやってきて1~2週間分の食材を買い込んで帰るといった買い方が一般的です。そのため、店内も大きく、量も多いです。

※筆者はサラダを買うために3日に1度ぐらいいそいそと買い物へ行っておりますが・・・

そんなアメリカの2大スーパーマーケットを比べてみたいと思います。

それでは、いってみましょう!

本日の記事のポイント

・売上・利益・利益率ともにウォルマートが圧倒
・ただしコストコは着実に伸びてきている
・株価はコストコを支持


-ちょっぴり自己紹介-

自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。

このブログはこんな人に向けて書いております

・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家

また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。

スーパーマーケット業界

woman wearing mask in supermarket
Photo by Anna Shvets on Pexels.com

スーパーマーケットには大きく分けて2種類の業態あります。

1種類目はウォルマートを代表とする、総合グローサリーストアです。有名所でいえばウォルマート、ホールフーズ(アマゾン系列)、クローガーなどがあります。日本の西友やユニーに近く、生鮮食品以外にもなんでもおいてることが多いです。種類もかなり豊富に用意していることが多く、選択肢がたくさんあります。

2種類目はコストコを代表とする、会員制スーパーマーケットです。有名所でいえばコストコやサムズクラブ(ウォルマート系列)などがあります。大きなロットで売っていることもあり、種類は限定されております。基本的に1品目に1~3種類程度しか選択肢がないことが多いです。その分値段が安く抑えられております。

https://www.supermarketnews.com/retail-financial/top-50-food-and-grocery-retailers-sales

上記表がアメリカのスーパーマーケット売上規模のランキングです。アマゾンの実店舗の売上は16.2Bドルのため除外して考えてください。

やはりウォルマートが一番強く、次にクローガー、コストコと続く感じです。売上規模よりウォルマートがいかに覇権を握っているかがわかるでしょう。

今回はそんな中でも王者ウォルマートと新参者コストコを比較してみたいと思います。

ウォルマート(WMT:Walmart Inc.)

前述の通り、世界最大のスーパーマーケットチェーンです。

主力は総合グローサリーストアを運営するウォルマートと、会員制スーパーマーケットを運営するサムズクラブ(Sam`s Club)です。

Q4FY21決算より

売上構成を見てみると、ウォルマートが66%、サムズクラブが11%、その他(海外売上)が23.1%となっております。サムズクラブのウェイトはそこまで大きくなく、更にアメリカ依存型の売上ということがわかります。

コストコ(COST: Costco Wholesale Corporation)

コストコは売上としては世界3位ですが、展開スタイルと店舗拡大のペースが異色のスーパーマーケットです。コストコ以外に経営している店舗はなく、コストコ一本足打法となっております。

コストコの事業内容を見るために、上記のグラフを作りました。

会員費を集めるのにはほとんどコストがかかってないはずですので、利益のうち何%が会員費になるかを計算しました。するとコストコの利益の半分は会員費で稼いでいることがわかります。通常の販売では1.5%の利益となるため、かなり消費者にコスト還元をしながら運営しているということがわかりますね。

会員が増えれば増えるほど儲かるサブスクビジネスのようなスタイルです。

Steven
Steven

昔はサムズクラブしか周りにはなかったけど、急速にコストコが増えてきたね。そしてコストコのほうがちょっといいものがおいてあるから、買い物心をくすぐるんだよね。

売上・利益の比較

happy couple buying groceries
Photo by Jack Sparrow on Pexels.com

続いて利益・売上の比較を行いたいと思います。

売上の比較

売上の差を見てみましょう。

ウォルマートがまだまだダブルスコアであるものの、コストコが急激に伸びておりますね。

ウォルマートが5000以上店舗数があるのに対して、コストコは500店舗ちょっとです。10倍以上店舗数にも関わらず売上が2倍程度ということは、コストコが店舗あたりウォルマートの5倍以上の売上をあげているという計算になります。コストコ単体の強さが光りますね。

利益比較

利益の差も見てみましょう。利益についてもコストコが着実に伸ばしてきておりますね。

ウォルマートはやはりコロナ以降ちょっと下がっておりますが、コストコは会員制サブスクビジネスなのでこういう場合に強いですね。コストコにおいてあるものはまとめ買いができる消費メインのラインナップというのも強みが出ていそうです。

利益率比較

利益率の推移を見てみましょう。

どちらもそんなに高いとはいえませんが、コストコが徐々に伸ばしてきておりますね。

参考に日本最大のイオンは2%、ドン・キホーテ率いるパン・パシフィックは5%ほどです。

小売としてはどちらも十分の数字かと思います。ただ、プライベートブランドに力を入れているコストコがちょっとずつ差を詰めていく展開となりそうです。

Steven
Steven

ウォルマートがとにかく強いけど、コストコが着実に業績を伸ばしてきいるね。それにしてもコロナがあったのかな?っと思うような数字だね。

株価比較

株価を2017年より比較してみましょう。

VOO(SP500)とくらべてみるとどちらも業績が良いことがわかります。ウォルマートもコストコもどちらもかなりつよいのですが、2021年にはいってからコストコがずっと強いですね。売上の伸び方がずっとよい状態が好感されているのでしょうか。

Steven
Steven

小売っていうそんなン伸びなさそうな銘柄でも、VOOに勝ててしまうのはすごいね!そしてコストコが果てしなく強いね。

終わりに

いかがだったでしょうか?アメリカにいたらどちらも絶対にお世話になるウォルマートとコストコの比較でした。

ウォルマートにも人はいますが、コストコは常にごった返しています。そういう意味でも、まだまだこすことは店舗拡大の余地がありそうです。

ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH

それでは、ありがとうございました。

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