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【1Q22度決算】本田技研工業(7267)

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個別株考察

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

今回は本田の決算が出ましたので、そちらを見ながら株価と考察をしたいとおもいます。

本日の記事のポイント

・売上はクリア・EPSはミス
・22年度見通し 利益情報修正 8300億円(+200億円)


-ちょっぴり自己紹介-

自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。

このブログはこんな人に向けて書いております

・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家

また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。

本田技研工業(7267)

本田技研工業とは
・日本で売上2位、世界では売上8位の自動車会社
・技術を主体とした車作りDNA
・昨今はエンジンからEVへの急激な転換を決める

日本の自動車業界では2位です。自動車連合は持っていないため世界販売台数としては低い順位ですが、それでも8位の500万台ほど販売しております。日本1位のトヨタにはかなり大きな差をあけられておりますが、北米・国内では根強い人気車種もあり、うまい局地戦を戦っている印象です。

本田技研工業の現在の強みはエンジンと軽4となっております。エンジンがつよみではあるのですが、トヨタのような全方位戦略はできないので経営資源をEVに今後集中していくとのことです。本田はEV転換が遅れている状態ですので、集中投資が今後が吉とでるのか凶とでるのか見どころです。

半導体のボトルネックが落ち着けば自動車業界は息を吹き返すことが予想されます。またここ5年は自動車全体のパイが伸びていくことが予想されます。2025年以降はEVと自動運転という2大テーマにしっかり乗っかれることができるかが注目ポイントです。

本田は利益率でみるとそこまで強くはないですね。

売上はトヨタの1/2ぐらいであるものの、時価総額は1/5ほどとなっております。稼ぐ力がないとマーケットに判断されている状態となります。今後のEV攻勢でどこまで強く出れるかが注目ポイントとなります。

Steven
Steven

本田はいい車を作ることはうまいんだけど、売れる車をつくるのは苦手なんだよね。ライトユーザーにいまいち響かない・・・今後の潮流に乗れるのか注目だね。

決算内容 1Q 2022年度

overhead shot of a pen and notebook on charts
Photo by RODNAE Productions on Pexels.com

それでは今期の決算を確認していきたいと思います。

トヨタと同様に上海ロックダウンなど新たな供給制約が重なり、さらに生産を落としてしまったとのことです。ただ個人的にはどのみち半導体のボトルネックがあったと思いますので、トータルの生産量はそこまで変化はなかったのではないかと思います。

またトヨタとは違い、利益ベースも上方修正してきましたね。本田は海外生産比率が高いため、海外での売上が伸びれば円安はトヨタよりも追い風となります。

EPSと売上高の予想と実績です。

売上は予想を上回ったものの、EPSが下回っております。資材高騰に引っ張られているようです。

4半期ごとの売上とEPSの推移です。

売上はコロナ前と基本水準に変更はありません。EPSについてもコロナ目寄りはずいぶんいいですが、21年からジリジリ下がってきているの嫌な雰囲気です。

第一四半期の販売台数の状況です。

車両についてはもともと608千台をみこんでおりましたが、529千台と予定の-13%で着地しております。

22年度の販売台数の見通しです。

こちらは2520千台をキープとしてきました。今回の529千台を引いて残り四半期で割ると、(2520-529)/3=663千台となります。これが可能ということですね。第2四半期でどこまで売上を伸ばせるかに注目です。

見通しの変化についてです。

売価/コスト影響によるマイナスはあるものの、為替で取り返すという状況です。

本田はもともと1ドル109円で構えていたものを130円に上方修正してきました。この価格はトヨタと同様ですね。

Steven
Steven

作りたい数が本当に作れていない状況だから、ここが解消すれば一気に売上は上向くだろうね。ただ長期的に本田が勝てる車であるか?という点に注目すべきだよ。個人的には最近の新車はとても好みだけど。

株価確認

株価を2018年より見てみましょう。

今回の決算を受けて、+3.82%上昇しております。見通しが上向いたことに対する反応ですね。

ただ長期的な株価は横ばいです。コロナ前につけている高値は更新できておりませんね。やはり利益が伸びていない点が評価されておりませんね。

Steven
Steven

株価は冴えない状態ではあるね。今後のEV車転換がどこまで受け入れられるか確認が必要だね。

終わりに

いかがだったでしょうか?

ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH

それでは、ありがとうございました。

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コメント

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