こんにちは、Stevenです。 @StevenToshiCH
自動車関連会社勤務の30代です。来年からまたアメリカに行かないといけなくなってしまいました。アメリカ株をさらに勉強するチャンスととらえて前向きに頑張ります。
今日は楽天のスーパースクリーナーで、過去52週の最高値からの下落率を-5%までとしスクリーニングをかけることで、現在過去1年で最高値近くを推移している株を探しておりました。
その中でも、ここ最近高値をブレイクして上昇を続けている株を見るけました。今回紹介する会社は丸亀製麺ことトリドールHD(3397、以下トリドール)を紹介いたします。
トリドールホールディングス(3397)
丸亀製麺でおなじみのトリドールホールディングスです。
2年前ほど
トリドールの株価
2018年に高値を付けておりましたがそれからの株価はパッとしておりませんでした。
その後コロナを経ても順調に株価は回復し続け、今では最近2018年の高値をついにブレイクし、一気に駆け上がっております。信用売り残もまだまだ残っておりますので、どんどん上昇しそうな勢いですね。
トリドールの業績
売上はかなりきれいな右肩上がりで上昇を続けており、成長率も問題なしです。2021,2022もコロナさえなければ順調に伸びていたことが予想できます。
ただし利益についてはずっと横ばいで儲けを出すよりもどんどん投資に回して言っている状態ですね。
財務状況を見ると、資産も順調に伸びておりますが、自己資本比率は2018年から徐々に下がってきております。危険信号の20%を割っている点は少し心配です。
営業CFが2020に一気に増加しておりますね。ここは何があるのかチェックです。
また2018年に大きな投資を入れておりますこの年は最近に至るまでの株価のピーク値であったので、株価に影響するような大きな投資があったのでしょう。
トリドールの2018年の株価が下がった背景確認
ネットでいろいろと検索した結果、
・18年度の1Qでの売上減少が懸念され売りが始まった
・18年度決算にて利益の下方修正があり嫌気売りが加速した
2018/3月決算では76億あった利益が2019/3月決算の予定が47億、それが結局着地として23億となってしまっております。一番大きな理由は国内・海外・子会社の現存損失の計上ですね。
減損損失については臭い物に蓋をしているのか、調べていっても詳しく書かれておりません。これだけインパクトのある数字なのでちゃんとした説明と今後の対策が欲しいところなのですが。決算短信にちょろっと上記の説明のみありました。
一般的には持っている不動産等の価値が低下した際に計上しますが、詳しくは書かれておりません。すで多くの国内外のグループ会社を持っているトリドールにとって管理しきれていなかった買収した会社の損益計上かなと思っております。
トリドール 今後の展望
セグメント別
上の図はトリドールが抱える店舗ラインナップです。皆さん何店舗知っていたでしょうか?僕は丸亀製麺しか知りませんでした。いや、たくさんあるんですね。
びっくりしました。
セグメント別売上比率を見てみると、丸亀が全体の63%でした。利益はさすがにぶっちぎりです。
やはり、丸亀製麺の成長に支えられており、ほかの事業はその利益を突っ込みながら拡大させていっている状態ということがわかります。丸亀だけに絞っていれば12.8%なので、かなり圧倒的です。
ただ、海外事業は今後の成長の上では必要不可欠となる領域なので、そこの成長には注目が必要でしょう。ただし、丸亀製麺とのシナジーがあるのかというのはかなり疑問が残ります。
出店計画
出店計画をみるとかなり攻勢をかけていっているものの、撤退もものすごい数がありますね。主力の丸亀製麺については撤退のほうが多く、国内は基本マイナスのようです。海外依存がどんどん強まりますが一気に攻勢をかけすぎているのではとも思います。
土地勘がないところでそんなにポンポン出店して不採算店舗が拡大していかないのかなという不安はぬぐえません。
まとめ
コロナを乗り越えて成長を続けており、それに支えられて株価も最高値を更新し続けております。
私は長期としての保有としてはまだまだ不安ですが、短期の波に乗る分にはいいのではと思っております。損切ラインは確実に決めたうえで、すぐ撤退する覚悟で買う分には。
海外事業がどんな店舗形態なのかなどがわかればまだいいのですが、さすがに海外までは足を延ばせませんからね・・・
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