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【1Q22度決算】マツダ(7261)

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個別株考察

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

今回はマツダの決算が出ましたので、そちらを見ながら内容と株価の考察をしたいと思います。

本日の記事のポイント

・売上はクリアならず ❌
・利益はクリア ○
・見通しは変更せず
・売上でなく利益がクリアするという珍しい状況


-ちょっぴり自己紹介-

自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。

このブログはこんな人に向けて書いております

・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家

また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。

マツダ(7261)

マツダとは

日本で売上6位の販売規模をほこる自動車会社
・ディーゼルエンジンに強みあり、しかし時代に逆行
欧州車のようなデザインで巻き返しをはかる

売上台数国内6位の自動車会社です。

マツダの強みはクリーンディーゼルとデザインです。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりもトルクが出る一方で廃棄物質がより環境に悪く、燃費が悪いことがネックでした。そんな中スカイアクティブエンジンと呼ばれるディーゼルエンジンでガソリン車同等の性能を付加しました。不幸なことにその頃にはディーゼル社が人気のヨーロッパではEVへシフトが始まってしまい、ディーゼルは悪にされてしまいました。

現在はデザインが魅力となっており、欧州高級車を連想させるスタリングと色使いで若者に人気です。さらにSUVに力を入れており、北米での人気に火がついております。SUBARUと方向性がかなり似ております。

デザインのマツダです。

マツダの利益率は基本的に高くありません。

昨今人気のSUVに強みがある上に、主戦場は北米のため、単価は上げやすい傾向にあります。ただ北米市場で先行しているSUBARUに差をつけられているイメージです。今後どの様にマツダとしてののSUVを差別化することができるかが鍵ですね。

価格については同グレードのトヨタ車にくらべて5%から10%ぐらいお得なのですが、その分利益率も圧迫してしまいます。やはり自信の強みを作りそこで強気の単価設定ができないと難しいですね。マツダも北米に力を入れるためにメキシコ・米国と工場の立ち上げを行い生産力を強化しております。

Steven
Steven

SUVの爆発的な人気がディーゼルの負債を帳消しにしている感じだね。マツダ車はアメリカでも結構人気だよ。おしゃれな都会人がのっているといったイメージかな。

決算内容 1Q 2022年度

overhead shot of a pen and notebook on charts
Photo by RODNAE Productions on Pexels.com

それでは今期の決算を確認していきたいと思います。

EPSと売上高の予想と実績です。売上は❌、EPSば○です。他の自動車会社と違って、逆の傾向なのが面白いところですね。

上海のロックダウンの影響が他に比べて大きかったようで、売上がかなり落ちてしまっております。

4半期ごとの売上とEPSの推移です。

EPSの動きを見ると売上・利益共にコロナ以降順調に伸びてきていただけに今回のブレーキは残念ですね。こういった外部要因があると真の会社の実力を測りづらくなります。個人的には今回の半導体ショックはいい車体価格の引き上げにつながると思っており、長期的にはプラスに作用するのではないかなと感じております。

第一四半期の販売台数の状況です。

生産台数がかなり落ちてしまっておりますね。マツダの場合海外工場が少ないこともあり、生産=販売とはならず2~3ヶ月程度の船便分のロスが発生します。来期も販売は好調ではないでしょう。

第1四半期の財務指標とその詳細です。

今回気になる点として営業利益はマイナスという点です。

利息・投資利益・為替差益により黒字を保っておりますが、それがなかれば赤字になっていたという点です。売上がこれだけ落ちているので当然と言えば当然ですが、今期の実力は赤字だったということですね。

今後の生産台数の推移の予定です。

4月の生産台数は半減するに至るまで追い込まれました。これは他の自動車会社とくらべてもかなり急激な下落となります。6月は目標としている100千台を回復しておりますが、こんごこの分を挽回できるのかが問題ですね。

22年度の業績見通しについてです。

こちらも数字は据え置きました。販売台数の進捗は15.5%です。売上進捗率は16.2%、営業利益進捗率は-16.3%、純利益は18.0%となっております。

指標上は絶望的に見えますが、いちばん大事な純利益達成率からみれば狙える圏内にはいるかなと言ったところですね。しっかり部品不足が解消してくれるのか、そこが問題です。

Steven
Steven

北米の需要自体はとても好調かつ、価格も上げやすい環境下にあるよね。アメリカでは1年毎にモデルチェンジをするので、そのタイミング(秋)で上げやすいのは追い風だね。特に米国でマツダ車は本当におしゃれにみえるよ。

株価確認

株価を2018年より見てみましょう。

今回の決算を受けて、+7.38%の暴騰を見せました。そしてそれ以降も上昇した数字をキープしております。

長期的な株価はコロナ以降上昇傾向です。ディーゼルエンジン規制が入っていこうマツダはずっと下降の一途を辿っておりましたが、やっと上昇に転じれているかなといった状況です。現在の自動車のモメンタム含めて期待ができる銘柄と言えるでしょう。

Steven
Steven

株価は未来を映す鏡。現在上向きに走っていることを考えればかなり可能性がある銘柄なのかも。ただ群雄割拠のこの時代、マツダ車がグローバルで本当に生き残れるのかというところには注視が必要だね。

終わりに

いかがだったでしょうか?

ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH

それでは、ありがとうございました。

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コメント

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