PR

自動車 国内7社・海外7社比較【株価・売上規模・特性紹介】

応援する
自動車

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

今回は自動車会社をまとめておくページを作っておきたくこの記事を書きました。各会社についてはリンクでどんどん飛べるように改良していければと思っております。定期的にアップデートしていきますのでよろしくお願いいたします。

最終アップデート:3/25/2024

Steven
Steven

このページを見ると自動車業界の内容が一発でわかるように作ってあるよ。

これからもよろしくね!


-ちょっぴり自己紹介-

自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。

このブログはこんな人に向けて書いております

・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家

自動車会社総まとめ

さて、今回紹介する自動車会社をすべて一覧にまとめてみました。

全社比較

こちらは時価総額売上規模をグラフ化したものです

トヨタは時価総額の売上が大体同じくらいなことがわかります。逆にVWは売上に対して企業価値が少ないことを物語っております。トヨタのほうがマーケットに売上規模に対して評価されているという味方が可能です。

投資家として現在評価されているのはやはりTESLAです。売上はまだ大したことないが今後もっと大化けすると思われているということです。同じくSAICも同様に期待されていることがわかります。

時価総額(バブルの大きさ)で一番はTeslaでも売上(横軸)ではVWが一番です。

売上では一番のVWでも、利益率(縦軸)ではTeslaが一番です。

このように自動車会社の中でもかなりポジションに差があることが見て取れます。

Steven
Steven

いろんな自動車会社がたくさんあることがわかるね。つまりこれだけしのぎを削っているということはそもそもものすごいレッドオーシャンということだね。誰が1位になってもそもそも全体数からは寡占・独占には程遠いよ。

世界の自動車マーケット

https://www.jama.or.jp/statistics/facts/world/index.html

これは全世界の自動車の売上を示しております。世界全体で9100万台売れおります。

中国単独で2500万台と全世界の25%占めていることがわかります。やはり中国は消費という意味では巨大市場ですね。

アメリカ単独で1800万台ほどあり、メキシコ・カナダを含めると2100万台ほどに膨れ上がります。北米市場は購入される単価も高いため、最重要マーケットです。

ヨーロッパは各国単独では大したことないのですが、すべての国を足すと1800万台ほどとなるため、ここも大きなマーケットであることがわかります。EUとしてくっついて規制強化をかけることが可能であるため、EUの情報で大きく車業界が揺れてしまいます。

日本単独で500万台 も大きなマーケットであることには違いはないのですが、全世界としては5%ほどです。また今後国内では自動車はますます売れなくなっていくことが確実ですので正直重要なマーケットということにはなりません。

日本のこの小さなマーケットで力強い会社が7社もいることにびっくりしますね。日本のモノづくりはやはり強いです。ただ世界では自国のマーケットに自国の産業が有利な政策をとります。これからはそのあおりをどんどん受けることになるでしょう。

Steven
Steven

日本の会社にも頑張ってほしいけど、自動車会社が多すぎるよね。まとまって何とか世界に戦えるようになってほしいね!

今回は国内7社と海外の主要どころ7社をピックアップしてみました。

トヨタ自動車(7203)

国内最大手、世界でも3トップの一角です。

王者らしく全チャンネル展開を行っており、軽自動車はダイハツ・トラックは日野自動車と連携しております。EV関連の販売は遅れておりますが基礎研究の分野では国内TOPです。製造面ではトヨタ生産システムがとても有名で、カンバン・カイゼンという言葉を世界標準にしました。さらにHV・水素エンジンを世界で初めて導入しております。

製造・HVのトヨタです。

本田技研工業(7267)

国内2位、世界でも8位の規模を誇る自動車メーカーです。

天才本田宗一郎をDNAに持ち、二輪車や発電機に至るまでエンジンにかかわる製品を多く生産しております。エンジンに特化したモノづくりが特徴的ですが、昨今の自動車業界には逆風となっております。本田はそのDNAからいい車を作るということが得意です。直近ではF1からも撤退し、電動化へ大きく舵を切ったことで、変革をしようとしております。

技術の本田です。

日産自動車(7201)

国内3位、世界ではルノー・三菱と連合を組み3トップの一角となっております。

早期より世界の潮流をよみEVと自動運転に経営資源を集中しております。ただし、役員報酬の不正が尾を引き販売力はかなり下がってしまっております。またコストカットの代償として車のラインナップが間に合っておらず苦戦を強いられております。

EVの日産です。

スズキ(7269)

国内4位、世界でも12位ですの自動車会社です。

世界1の中小企業と呼ばれ、軽自動車・小型車両などに強みがあります。アジア地域では根強い人気があり、インドではシェア1位を取っております。小型車両に経営資源を特化することで、ほかの会社とは差別化をしております。

小型車のスズキです。

SUBARU(7270)

国内5位ですの自動車会社です。

SUBARUの強みは水平対向エンジンを主力としたSUVと安全性能を売りにしたアイサイトです。水平対向エンジンは重心を低く抑えることができるエンジンで、ポルシェとスバルしか作れません。水平にすることで車体を低く抑えることが可能です。ただし昨今はトルクでいえばEVにかなわないことがわかってしまっておりこの辺りが逆風です。アイサイトも大衆車に安全機能を搭載できることは初期は革命でしたが、今は正直どこの会社も導入済みでSUBARUの強みとは言えなくなってきました。SUVのSUBARUです。

マツダ(7261)

国内6位の自動車会社です。

マツダの強みはクリーンディーゼルとデザインです。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりもトルクが出る一方で廃棄物質がより環境に悪く、燃費が悪いことがネックでした。そんな中スカイアクティブエンジンと呼ばれるディーゼルエンジンにてガソリン車同等の性能を付加しました。ただし、その頃にはディーゼル社が人気のヨーロッパではEVへシフトが始まってしまい、ディーゼルは悪にされてしまいました。

現在はデザイン力が魅力となっており、欧州高級車を連想させるスタリングと色使いで若者に人気です。デザインのマツダです。

三菱自動車(7211)

国内7位の自動車会社です。

三菱の強みは大型SUVです。売上比率は驚異の90%越えで、主に中東地域に強みを持ちます。パジェロ・アウトランダーといった大型SUVの走破性は抜群で砂漠地域で大人気です。日産・ルノー連合にも入っておりますが、おおもとはやはり三菱であり、なかなか立場が難しい会社でもあります。乗用車意外にもトラックやバスなどを生産している三菱ふそうも規模が大きく、やはりこちらも大型車に強みがあります。

大型SUVの三菱です。

フォルクスワーゲン(VWAGY: Volkswagen)

欧州最王手、世界でも3トップの一角です。

ドイツ車の大衆車として絶対の地位を持っております。グループにアウディ・プルシェも抱え、高級車へのラインナップがとにかく強く利益率が高いです。排ガス不正にディーゼル車が一気に下火となりだが気を受けました。近年ではEVのシフトチェンジを日本車よりも力を入れております。ユーロ全体での規制政策を密接に取り入れており、HVを飛ばし次のEVで一気に勝負をかける公算です。

売上のほとんどを欧州・中国で占めている点もEVと相乗効果が高いです。

ゼネラル・モーターズ (GM: General Motors)

アメリカ最王手、世界でも4位です。

GMの強みは何といっても大型ピックアップトラックなどを含む大型車です。特にアメリカ市場ではSUV/ピックアップトラックは税制的にも優遇されている傾向があるため、もともと大型車の比率が高めです。大型=価格も高いため販売台数以上に売上は大きなものになります。ただし逆にそれ以上に大きな強みはなく、ほかのアメリカ率いる巨大IT企業とともに今後の覇権を狙ってくる公算が大きいです。

フォード(F: Ford Motor Company)

2021年の世界販売台数は8位で390万台となります。

1903年創業で本社はミシガン州ディアボーン(デトロイトの横)に構えます。フォードTモデルと呼ばれる量産ラインで生産した圧倒的安価な車で、アメリカのモータリゼーションを国民的な動きにお仕上げた会社として有名です。

ブランドとしてはリンカーンがあります。一時はアストンマーチン、ジャガー、ランドローバー、ダイムラーなどのブランドも傘下におさめておりましたが、金融危機の際にすべて手放しております。

ステランティス(STLA: Stellantis N.V.)

2021年の世界販売台数は5位で614万台となります。

ステランティスはかなり特殊な会社です。2021年にPSA(フランスプジョー)とFCA(イタリアフィアット)が合併し誕生した会社です。そのもととなるPSAもFCAももともと合併で大きくなった会社でああるため、ステランティスは14ブランドも持っております。アメリカ企業でいうとクライスラー、ダッジ、ジープ、ラムがあります。

現代(HYMTF: Hyundai Motor Company)

韓国最大手、世界でも5位です。

ここ10年ほどで販売台数を大きく伸ばしておりましたが、直近5年はパッとしておりません。一番の売上先であった中国では韓国製品の不買運動などがおこったりと、かなり逆風が吹いております。現代は性能では日本車に劣ると昔は言われましたが現在はかなり近づいてきております。さらに価格の安さも大きな強みの一つでしたが、販売台数を伸ばすにつれて貿易摩擦を嫌う国が増えることと、現地生産をするとなるとほかの会社と大きな差が出なくなってしまうことなどから価格の魅力も徐々に薄まっております。

BYD(BYDDY: BYD Company)

BYDは、電気自動車(EV)市場において、現在テスラに唯一対抗できるメーカーとして注目されています。特に、同社の圧倒的なコスト競争力は大きな魅力となっています。もともと電池メーカーの背景を持ち、EVのコストの大きなネックとなる電池技術においても強みを持つBYDは、中国政府によるEVシフトの積極的な推進によってさらに追い風を受けています。

しかし、BYDが中国企業であるという点は、経済的なリスクとして懸念される要因でもあります。中国という市場の不確実性は、投資家にとって時価総額の大幅な上昇を期待しにくい状況を生み出しています。それにも関わらず、BYDの持つ技術力と市場でのポジショニングは、世界的なEVシフトを見据えた長期的な視点で見ると、非常に有望な将来性を秘めていると言えるでしょう。

テスラ(TSLA: Tesla, INC)

電気自動車の火付け役、テスラです。

通常の車販売台数・売り上げという意味では大したことはありませんが、EV車販売台数という意味では世界一です。そのビジョンが素晴らしく、投資家の関心を引き付けることから時価総額ではトヨタを軽くぬかし、今では全世界でも6位まで成長しております。

そんなテスラですが生産力という意味でも素晴らしく、コアとなる部品などもすべて自社で1から作るということに徹底しております。特にバッテリー・自動運転技術・ICチップなど今後覇権が予想される分野も業界NO1に育て上げております。ここまでこだわりをもって生産に振り切れる会社もなかなかいないと思います。さらにその生産のスタート地点が電気自動車・自動運転車というところから始まっているため、すべての部品が自動車としてではなくテスラとして最適化されております。

現在一番注目を集めている超伸び盛りの会社です。

番外編・SONY(6758)

番外編となりますが、EV車への参戦を発表したSONYも紹介しておきます。

SONYは本田技研工業と合弁会社を設立し、2025年に量産化するべく準備をすすめると発表がありました。形態はファブレスとなるため、工場を持つことはなく、本田が担当するとのことです。

番外編・デンソー(6902)

デンソーはトヨタグループでありながら、世界2位の自動車部品メーカーです。トヨタの電装部品を扱っておりましたが、現在は車のあらゆる部品を生産しております。

昨今ではEVや自動運転に切り替わることに伴いセンサーなどが大幅に必要となることが予想されており、自動車以上に伸びしろがある会社といわれております。


いかがだったでしょうか?

また今回紹介した中でもおすすめの自動車株を紹介している記事も書いておりますのでよろしければ読んでください。

ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。またコメントも頂けると幸いです。 @StevenToshiCH

それでは、ありがとうございました。

にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へにほんブログ村

コメント

  1. […] […]

  2. […] […]

タイトルとURLをコピーしました