こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
今回は日産の決算が出ましたので、そちらを見ながら株価と考察をしたいとおもいます。
・売上・EPSもクリア
・22年度の見通しは変更せず
-ちょっぴり自己紹介-
自動車関連会社勤務の３０代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。
このブログはこんな人に向けて書いております
・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
・自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家
また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。
日産自動車（7201)
日産自動車とは
・日本で単独売上3位、世界では連合で売上3位
・EV化と自動運転をかなり先行して取り組んでいる会社
・連合の強みはあまり打ち出せてない状況
日本の自動車業界では３位、自動車連合としてはルノー・三菱とタッグを組み世界３強の一角となっております。
ただ、経営者のトラブルあたりから販売台数は急落しております。またコストカットに伴って競争力がある車が徐々に減ってしまった影響で、昔ほどの勢いはなくなってしまいました。
半導体のボトルネックが落ち着けば自動車業界は息を吹き返すことが予想されます。またここ５年は自動車全体のパイが伸びていくことが予想されます。2025年以降はEVと自動運転という2大テーマにしっかり乗っかれることができるかが注目ポイントです。
日産は他のメーカーと比較しても利益率が低い状況です。
母体が大きかった状況から車が売れなくなってしまい、かなりの人員削減を続け体質強化を行っておりました。コロナ後もかなり厳しい状態でしたが、最近はなんとか息を吹き返してきている状況です。
最近はEV車のかっこいい車が投入されてきているね。オーラ・リーフ・サクラとバリエーションも増えてきており、EVが日本で普及するとかなりいい感じになるのではないかなと予想しているよ。
決算内容 1Q 2022年度
それでは今期の決算を確認していきたいと思います。
トヨタ・本田と同様に売上は上昇・利益は悪化という状況です。
上海ロックダウンの車両減少幅がかなり大きかったとのこと。ただ個人的にはどのみち半導体のボトルネックがあったと思いますので、トータルの生産量はそこまで変化はなかったのではないかと思います。
EPSと売上高の予想と実績です。
日産に関してはEPS予想がかなり低く見積もられていたこともあり、売上・EPS共に予想をクリアしてきました。
4半期ごとの売上とEPSの推移です。
売上はコロナ前の水準にいまだ戻せていない状況です。EPSについては一時期投資の損益を含みひどい状況でしたが、本業でも赤字を引きずり続けておりました。個々最近はなんとか黒字を維持できている状態ですが、消していい数字というわけではありません。
第一四半期の販売台数の状況です。
日産は年間400万台という数字こそ開示しておりますが、四半期ベースでの台数は開示しておりません。質疑応答より計画より-15％とおっしゃっていたため、100万台程度を見込んでいたが80万台になってしまったという状況ですね。
22年度の販売台数の見通しです。
販売台数は「挑戦」、利益は「維持/目指す」としております。自信がそこまでない際の言い回しに聞こえますが果たして。
作りたい数が本当に作れていない状況だから、ここが解消すれば一気に売上は上向くだろうね。日産のEVは他とどう差別化できているのか？これがこれからの課題だろうね。日本のマーケットでは先行しているけど、海外では勝てているのか疑問だね。
株価確認
株価を2018年より見てみましょう。
今回の決算を受けて、-4.85％下がっております。見通しが保守的であるにも関わらず達成が厳しいのではないかという予想のもとでしょう。それから他の自動車会社の決算を受けて徐々に上昇傾向ではあります。
ただ長期的な株価は下落の一途です。まだまだ株を触るには時期尚早かなと思います。
株価は冴えない状態ではあるね。落ちるナイフは触らない、鉄則です。今後のEV車転換がどこまで受け入れられるか確認が必要だね。
終わりに
いかがだったでしょうか？
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH
それでは、ありがとうございました。
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