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【世界巨大自動車産業比較】トヨタ、VW、ステランティスに、テスラ、BYDなど14社【マーケットシェア、売り上げ、今後の動向など】

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自動車

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こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

今回は自動車会社をまとめておくページを作っておきたくこの記事を書きました。各会社についてはリンクでどんどん飛べるように改良していければと思っております。定期的にアップデートしていきますのでよろしくお願いいたします。

最終アップデート:3/25/2024

Steven
Steven

このページを見ると自動車業界の内容が一発でわかるように作ってあるよ。

これからもよろしくね!


-ちょっぴり自己紹介-

自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。

このブログはこんな人に向けて書いております

・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家

自動車会社総まとめ

さて、今回紹介する自動車会社をすべて一覧にまとめてみました。

全社比較

こちらは時価総額売上規模をグラフ化したものです

トヨタは時価総額の売上が大体同じくらいなことがわかります。逆にVWは売上に対して企業価値が少ないことを物語っております。トヨタのほうがマーケットに売上規模に対して評価されているという味方が可能です。

投資家として現在評価されているのはやはりTESLAです。売上はまだ大したことないが今後もっと大化けすると思われているということです。同じくSAICも同様に期待されていることがわかります。

時価総額(バブルの大きさ)で一番はTeslaでも売上(横軸)ではVWが一番です。

売上では一番のVWでも、利益率(縦軸)ではTeslaが一番です。

このように自動車会社の中でもかなりポジションに差があることが見て取れます。

Steven
Steven

いろんな自動車会社がたくさんあることがわかるね。つまりこれだけしのぎを削っているということはそもそもものすごいレッドオーシャンということだね。誰が1位になってもそもそも全体数からは寡占・独占には程遠いよ。

世界の自動車マーケット

https://www.jama.or.jp/statistics/facts/world/index.html

これは全世界の自動車の売上を示しております。世界全体で9100万台売れおります。

中国単独で2500万台と全世界の25%占めていることがわかります。やはり中国は消費という意味では巨大市場ですね。

アメリカ単独で1800万台ほどあり、メキシコ・カナダを含めると2100万台ほどに膨れ上がります。北米市場は購入される単価も高いため、最重要マーケットです。

ヨーロッパは各国単独では大したことないのですが、すべての国を足すと1800万台ほどとなるため、ここも大きなマーケットであることがわかります。EUとしてくっついて規制強化をかけることが可能であるため、EUの情報で大きく車業界が揺れてしまいます。

日本単独で500万台 も大きなマーケットであることには違いはないのですが、全世界としては5%ほどです。また今後国内では自動車はますます売れなくなっていくことが確実ですので正直重要なマーケットということにはなりません。

日本のこの小さなマーケットで力強い会社が7社もいることにびっくりしますね。日本のモノづくりはやはり強いです。ただ世界では自国のマーケットに自国の産業が有利な政策をとります。これからはそのあおりをどんどん受けることになるでしょう。

Steven
Steven

日本の会社にも頑張ってほしいけど、自動車会社が多すぎるよね。まとまって何とか世界に戦えるようになってほしいね!

今回は国内7社と海外の主要どころ7社をピックアップしてみました。

トヨタ自動車(7203)

日本の自動車業界の巨人、トヨタ自動車。

トヨタは世界最大の自動車メーカーの一つであり、特にハイブリッド技術と製造プロセスで知られています。トヨタの強みは、トヨタ生産方式(TPS)による効率的な生産ラインと、環境に優しいハイブリッド車の普及にあります。特にアジア市場での圧倒的なシェアを持ち、北米市場でも堅調に売り上げを伸ばしています。

最近では、電動化へのシフトを加速させており、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の開発にも注力しています。将来的には、さらなる環境技術の革新と、モビリティサービスの拡大を目指しています。

特徴:

  • 市場シェア: 売上台数世界1位、売上2位
  • 主力技術: ハイブリッド、燃料電池
  • 主要市場: アジア、北米

本田技研工業(7267)

エンジン技術のパイオニア、本田技研工業。

本田は高性能なエンジン技術で知られ、二輪車市場での圧倒的なシェアを誇っています。四輪車においても、燃費効率や運転の楽しさを追求した車づくりで評価されています。最近では、EVや自動運転技術への投資を強化しており、グローバル市場での競争力を高めています。また、日産やGMとの提携を通じて、EV技術の進展を加速させています。

特徴:

  • 市場シェア: 日本第2位
  • 主力技術: 高性能エンジン、電動化技術
  • 主要市場: アジア、北米

日産自動車(7201)

EVと自動運転技術の先駆者、日産自動車。

日産は早期から電気自動車(EV)の開発に注力し、リーフを始めとするEVラインナップで市場をリードしています。また、自動運転技術「プロパイロット2.0」も高評価を得ています。ゴーン元会長の影響下で進められた選択と集中の戦略により、経営資源を効率的に配分してきましたが、ルノーや三菱との提携が難航し、現在は本田とのEV事業の協業にも注力しています。

特徴:

  • 市場シェア: 日本第3位
  • 主力技術: 電気自動車、自動運転技術
  • 主要市場: 北米、アジア

スズキ(7269)

国内4位、世界でも12位ですの自動車会社です。

世界1の中小企業と呼ばれ、軽自動車・小型車両などに強みがあります。アジア地域では根強い人気があり、インドではシェア1位を取っております。小型車両に経営資源を特化することで、ほかの会社とは差別化をしております。

小型車のスズキです。

SUBARU(7270)

国内5位ですの自動車会社です。

SUBARUの強みは水平対向エンジンを主力としたSUVと安全性能を売りにしたアイサイトです。水平対向エンジンは重心を低く抑えることができるエンジンで、ポルシェとスバルしか作れません。水平にすることで車体を低く抑えることが可能です。ただし昨今はトルクでいえばEVにかなわないことがわかってしまっておりこの辺りが逆風です。アイサイトも大衆車に安全機能を搭載できることは初期は革命でしたが、今は正直どこの会社も導入済みでSUBARUの強みとは言えなくなってきました。SUVのSUBARUです。

マツダ(7261)

国内6位の自動車会社です。

マツダの強みはクリーンディーゼルとデザインです。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりもトルクが出る一方で廃棄物質がより環境に悪く、燃費が悪いことがネックでした。そんな中スカイアクティブエンジンと呼ばれるディーゼルエンジンにてガソリン車同等の性能を付加しました。ただし、その頃にはディーゼル社が人気のヨーロッパではEVへシフトが始まってしまい、ディーゼルは悪にされてしまいました。

現在はデザイン力が魅力となっており、欧州高級車を連想させるスタリングと色使いで若者に人気です。デザインのマツダです。

三菱自動車(7211)

国内7位の自動車会社です。

三菱の強みは大型SUVです。売上比率は驚異の90%越えで、主に中東地域に強みを持ちます。パジェロ・アウトランダーといった大型SUVの走破性は抜群で砂漠地域で大人気です。日産・ルノー連合にも入っておりますが、おおもとはやはり三菱であり、なかなか立場が難しい会社でもあります。乗用車意外にもトラックやバスなどを生産している三菱ふそうも規模が大きく、やはりこちらも大型車に強みがあります。

大型SUVの三菱です。

フォルクスワーゲン(VWAGY: Volkswagen)

ディーゼル不正問題から復活を目指す、フォルクスワーゲン。

フォルクスワーゲンは欧州最大手の自動車メーカーで、アウディやポルシェなどの高級ブランドを傘下に持つ。ディーゼル不正問題で大打撃を受けたものの、積極的にEVへのシフトを進めている。特に中国市場での依存度が高く、中国と欧州のEVシフトの動向に影響されやすい。2023年にはID.シリーズの電動車が好評を博している。

特徴:

  • 市場シェア: 売上世界1位
  • 主力技術: 電気自動車、高級車
  • 主要市場: 欧州、中国

ゼネラル・モーターズ (GM: General Motors)

大型車市場での強みと電動化へのシフト、ゼネラル・モーターズ。

GMは北米最大手の自動車メーカーで、シボレーやキャデラックなどのブランドを展開。特に大型ピックアップトラックやSUVでの強みを持つ。近年では電動ピックアップトラックの投入など、電動化への投資を強化している。Bolt EVやHummer EVが注目されており、将来的には自動運転技術の開発にも注力。

特徴:

  • 市場シェア: 北米最大
  • 主力技術: 大型車、電気自動車
  • 主要市場: 北米、アジア

アメリカ最王手、世界でも4位です。

GMの強みは何といっても大型ピックアップトラックなどを含む大型車です。特にアメリカ市場ではSUV/ピックアップトラックは税制的にも優遇されている傾向があるため、もともと大型車の比率が高めです。大型=価格も高いため販売台数以上に売上は大きなものになります。ただし逆にそれ以上に大きな強みはなく、ほかのアメリカ率いる巨大IT企業とともに今後の覇権を狙ってくる公算が大きいです。

フォード(F: Ford Motor Company)

歴史と革新の象徴、フォード。

フォードはアメリカの伝説的な自動車メーカーで、創業者ヘンリー・フォードによる量産車の発明で知られる。特にピックアップトラックやSUV市場で強力なブランド力を持つ。近年では、電動化にも力を入れ、マスタングMach-Eや電動F-150などを展開。フォードはまた、アメリカ市場だけでなく、欧州やアジア市場でも強い存在感を示している。

特徴:

  • 市場シェア: 北米3位(2位はトヨタ)
  • 主力技術: 大型車、電動車
  • 主要市場: 北米、欧州、アジア

ステランティス(STLA: Stellantis N.V.)

多国籍合併企業としての挑戦、ステランティス。

ステランティスは2021年にPSA(フランスのプジョー)とFCA(イタリアのフィアット)の合併により誕生した多国籍自動車メーカー。14のブランドを傘下に持ち、クライスラーやジープなどのアメリカブランドからプジョーやシトロエンといった欧州ブランドまで幅広いラインアップを展開。電動化とコネクティビティに力を入れ、グローバル市場での競争力を高めている。

特徴:

  • 市場シェア: 北米4位、欧州2位
  • 主力技術: 多様な車種、電動車
  • 主要市場: 欧州、北米、アジア

現代(HYMTF: Hyundai Motor Company)

韓国自動車業界のリーダー、現代。

現代は、韓国最大の自動車メーカーで、グローバル市場でも急成長している。特にデザインと価格競争力で評価が高い。電動車や燃料電池車の分野でも先進的な技術を持ち、IONIQシリーズやNEXOなどのモデルで注目を集めている。アジア市場だけでなく、北米や欧州市場でも強力なプレゼンスを示している。

特徴:

  • 市場シェア: アジア2位
  • 主力技術: 電動車、燃料電池車
  • 主要市場: アジア、北米、欧州

BYD(BYDDY: BYD Company)

BYDは、電動車市場で急成長している中国の自動車メーカー。電池技術に強みを持ち、電動バスやEV乗用車の分野で世界的なシェアを拡大中。特にコスト競争力と技術革新に優れ、中国国内だけでなく、グローバル市場でも存在感を増している。BYDのEVは環境規制の厳しい市場でも高評価を得ている。

特徴:

  • 市場シェア: EV販売台数1位
  • 主力技術: 電池技術、電動車
  • 主要市場: 中国、欧州、アジア

テスラ(TSLA: Tesla, INC)

電動車と自動運転のパイオニア、テスラ。

テスラは、電動車市場で最も影響力のある企業であり、革新的な技術とデザインで知られる。モデルS、モデル3、モデルX、モデルYなどの電動車ラインアップに加え、ソーラーエネルギーソリューションやエネルギー貯蔵システムも展開。自動運転技術にも注力し、将来的な完全自動運転車の実現を目指している。

特徴:

  • 市場シェア: EV売上1位
  • 主力技術: 電動車、自動運転技術
  • 主要市場: 北米、欧州、中国

番外編・SONY(6758)

番外編となりますが、EV車への参戦を発表したSONYも紹介しておきます。

SONYは本田技研工業と合弁会社を設立し、2025年に量産化するべく準備をすすめると発表がありました。形態はファブレスとなるため、工場を持つことはなく、本田が担当するとのことです。

番外編・デンソー(6902)

デンソーはトヨタグループでありながら、世界2位の自動車部品メーカーです。トヨタの電装部品を扱っておりましたが、現在は車のあらゆる部品を生産しております。

昨今ではEVや自動運転に切り替わることに伴いセンサーなどが大幅に必要となることが予想されており、自動車以上に伸びしろがある会社といわれております。


いかがだったでしょうか?

また今回紹介した中でもおすすめの自動車株を紹介している記事も書いておりますのでよろしければ読んでください。

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それでは、ありがとうございました。

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