こんにちは、Stevenです。 @StevenToshiCH
今回は、毎月恒例の資産状況を確認していきたいと思います。
3月のマーケット振り返り
今月のマーケットをわかりやすくまとめてみましょう。ポイントは以下の通りです。
債券市場
債券市場では、米国の長期金利がわずかに低下しました。これは、FRBが年内に利下げを開始するかもしれないとの観測が背景にあります。日本では、日銀の政策修正が影響し、長期金利が小幅に上昇しました。
株式市場
株式市場は、米国での最高値更新をはじめ、世界的に堅調な動きを見せています。FRBの政策見通しや日銀のマイナス金利の解除が、投資家のリスク選好姿勢を強めています。
為替市場
為替では、日銀の政策修正後も、日米金利差の拡大が見込まれるため、円は151円台まで下落しました。
来月の見通し
来月の見通しでは、米国市場がFRBの利下げ期待を背景に安定を維持する可能性が高いです。日本では、日銀の政策変更が短期的な市場の変動要因となりつつも、緩和的な金融環境の継続が期待されます。全体的に、政策動向と経済データの発表が市場に大きな影響を与えるでしょう。特に、米国のインフレ減速と経済のソフトランディングの見込みが、市場の楽観的な姿勢を支える要因となります。日本では、日銀の政策修正が短期的には不確実性をもたらすものの、長期的には市場を安定させる方向に働くことが期待されます。
今月も絶好調な相場だったね!日経平均はついに待望の最高値を突破、米国市場も絶好調です!
私の資産内訳について
私は二つの投資口座を持っています。
一つは家族口座として、教育資金や老後のための貯蓄、そしていわゆるFIRE資金を積み上げている「守りの口座」です。
一つは個人口座として、自分の興味がある株式や投資を試す「攻めの口座」として運用しています。今回は、この二つの資産の推移を見ていきたいと思います。
※FIRE(Financial Independence, Retire Earlyの略で、経済的自立と早期退職を目指す運動)
家族口座の状況(守りの口座)
海外出向する前(2022年4月)に、私は敢えてリスクを取り、資産配分を株式ほぼ100%にシフトしました。海外では新たに積み立てをするのが難しく、2026年まで日本に戻る予定もないため、その間はほとんど手を付けない状態になります。そこで、全世界の株式に分散投資するETF(Exchange Traded Fund:株式のように取引所で売買でき、複数の株式を含んでいるファンド)に全てを預けることにしました。持株だけは続けることができたので、それをずっと5万5千円積み立てております。
さらにアメリカに来てからは毎月200ドルの積み立てを継続しております。マリオット・ナイキ・テスら・QLD・VYM・BNDの6銘柄に投資をしており、均等分散するように投資を続けております。
今月の投資結果をご報告します。
株の総資産は約1,229万円で、評価益は+403万円となりました。先月より総資産が+58万増加しました。先月の評価益は+356万円から大幅上昇、最高益を更新しました。
総資産のトータルも3000万円に王手をかけました。資産はずっと右肩あがりで気持ち良い限りです。
慢心せず、アメリカでの投資も楽しみつつ、少しずつですが進めていきたいね。アメリカ分は日本の資産と比べるとまだ小さなスケールですけれど、大きな失敗を避けつつ、着実に成長していけたらなと思っているよ。
個人口座の状況(攻めの口座)
個人口座についてはも、すべて株式に投資しています。自分のちょっとした贅沢のために、20万円を小遣い口座に残しておき、それ以外はすべて証券口座に移して運用しています。
株の総資産は約232万円で、評価益は+99万円となりました。先月の評価益は+94万円からさらに上昇、こちらも最高益を更新しました。
こちらの投資戦略の中心は、高い配当をくれる株式、つまり「高配当株」になります。これらは市場が荒れても比較的価格が安定しやすい性質を持っているため、安心して見ていられます。そのため配当がおもな収入源ですが、評価益も上がるのは素直にうれしいですね!
2年後の帰国を目処にしていますが、この投資がどう成長しているか、今からワクワクしています。ただ、日本でもらった配当金は塩漬け。現地で配当金を再投資できないのは、ちょっと残念なポイントかな。
購入済み株の状況
私が保有する株の中たちを少し掘り下げてみましょう。
現在私が持っている株の買った理由と売るときの理由一覧です。
現時点ではNikeとTeslaが少し株価も崩れてきております。それと同時に私の中の買った理由も同じく揺らいでおり、なかなか私の感覚と株価が連動しており面白いなと思う次第です。
それでは個別に状況を見ていきましょう。
テスラ(TSLA:Tesla)
テスラは電気自動車(EV)分野で著しい成長を遂げている企業です。現在の自動車業界が、半導体の供給不足に直面している中で、テスラは電気自動車の販売数を増加させている点が注目されています。彼らはダイナミックプライシング(市場の需要に応じて価格を変動させる手法)を採用しており、近い過去にも何度か価格調整が行われました。最新の決算報告では一時的に株価が下落しましたが、販売台数の増加を背景に回復傾向にあります。
2024年3月1日時点のPER(Price Earning Ratio:株価収益率、企業の稼ぎに対する株価の比率)は46.9倍と計測されております。今までは約70程度だったので、かなりお値打ちになってきましたね。
テスラに関する詳細は、以下の記事でも取り上げていますので、ご関心がある方はそちらもご覧ください。
テスラの急速な成長は、私たち投資初心者にとっても大変興味深いですね。いつかはテスラの車に実際に乗ってみたいですが、とりあえずは株式市場でその動きを見守るのも一興かと思います。
マリオット(MAR: Marriott International)
世界有数のホテルチェーンであるマリオットに焦点を当ててみましょう。
マリオットは、一流のホテル群に対する投資を積極的に行い、前回の財務報告では、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、記録的な利益と売上を達成したと報じられています。
この企業は、高級(ラグジュアリー)な滞在から手ごろな価格(セレクト)の施設、さらには長期滞在向けのホテルに至るまで、さまざまな種類のホテルを展開しており、世界のほとんどの主要都市でそのサービスを享受できます。顧客が一度マリオットのロイヤリティプログラムでポイントを貯め始めると、忠誠度が高まり、他のホテルに目移りすることが少なくなると言われています。個人的にも、私はマリオットのエリート会員として、このブランドを頻繁に利用しており、その魅力を体験しています。投資としての観点からも、マリオットは魅力的な企業であると感じているところです。
2024年3月29日時点でのPERは24.8倍となっており、市場において割安と見る向きもあるかもしれません。
マリオットに関する詳細は、以前に書いた記事で扱っていますので、ご関心がおありの方は是非ご覧ください。
マリオットのロイヤリティプログラムは本当に忠誠心を育むよね。自分もエリート会員としての経験から、マリオットのホテルには特別な愛着があり、投資を検討する上でそんな個人的な体験も大切にしているよ。
ナイキ(NKE)
ナイキは、世界最大級のスポーツ用品ブランドとして知られ、その原点はアメリカにあります。
ナイキが世界中で高く評価されている理由の一つは、スポーツシューズにあります。特にバスケットボールやランニングといったカテゴリーでは、他の追随を許さない市場シェア(市場における販売量の割合)を持っています。また、スポーツをしない人々も、快適さとデザイン性から日常のカジュアルシューズとしてナイキを選んでいます。
ナイキはマーケティングにおいても独特の戦略を展開しており、マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズのようなスポーツ界のアイコンを広告に起用することで、ブランドイメージを強化し、シェアを伸ばしてきました。また、製品の性能に関しても、記録を更新するマラソンランナーが使用するシューズとして注目されるなど、高い評価を受けています。
特にアメリカ国内では、他のスポーツブランドと比較しても、シューズの売上が際立っています。この部門での圧倒的な強さは、ナイキが持つ独自の強みと言えるでしょう。
2024年3月29日時点のPERは約27.6倍となっており、割安とは言い難い状況ですがかなり買いやすい価格まで下がってきております。市場ではこの数値を基に、株価がゆっくりと下降する傾向にあるように見受けられます。
ナイキのシューズは、履き心地も性能も素晴らしいよね。個人的にもお気に入りで、その快適さは今後も変わらない気がするな。
伊藤忠商事(8001)
伊藤忠商事は、輸出入を含む多様なビジネスを行っている大手総合商社です。
同社は、資源の開発から加工、小売り、そして製品の販売に至るまで、非常に幅広い分野で事業を展開しています。こうした多方面での活動により、総合商社としての地位を確立しています。日本には「大手5商社」と呼ばれる企業群があり、伊藤忠はその中でも、資源の価格変動に左右されにくい収益構造(企業が利益を上げるためのビジネスモデル)を特徴としています。
2024年3月29日時点のPERは約12.8倍となっています。これは、会社の稼ぎ出す利益に比べて株価が比較的低いことを示しており、割安な投資先と見ることもできるでしょう。ただし、PERだけでは企業の全てを把握することは難しいです。加えて、投資家には年間の配当から得られるリターン(配当利回り)も2.5~3.5%と高めであり、株価上昇の可能性だけでなく、定期的な収益も期待できるかもしれません。過去には、ウォーレン・バフェット氏の来日が株価に影響を与えたことが話題になったこともありますね。
伊藤忠みたいな日本の商社のビジネスは、川上(原材料の供給)から川下(製品の販売)までの全てをカバーしているから、安定感があるよね。それが魅力の一つだと思うな。
三菱UFJファイナンシャルグループ(8306)
私が注目している、三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)は、世界的に見てもトップクラスの銀行グループです。彼らは、企業に資金を貸し出して事業の拡大を支援し、その資金に対して利息を受け取るビジネスモデルを持っています。景気が良い時には多くの企業が融資を求めるため、貸出利息の収益が向上する傾向にあります。
日本の銀行業は、経済状況に左右されるため、投資を検討する際にはその点を考慮する必要があります。MUFGの株価は、日本経済の状態や金利の動きに応じて変動することがありますが、最近の利上げの動きにより、株価は強いパフォーマンスを見せています。
三菱UFJは、三菱銀行、三和銀行、東海銀行の3つの銀行が統合して誕生し、強力な経営基盤を持っています。さらに、為替取引に特化した東京銀行もグループに含まれており、国際的なビジネスでの競争力もあります。
2024年3月29日時点のPERは約8.9倍となっています。最近のシリコンバレー銀行の破綻は、MUFGの株価にも一時的な影響を与えましたが、安定へと戻っています。約3%を超える配当利回りを提供しており、高配当を求める投資家にとって注目すべき点です。私のような初心者にとっては、知り合いの勤務先であるなどの理由からMUFGに投資するのも、貴重な学びの一環になります。
私も、個人の貯金から会社の給与口座まで、MUFGには大いに助けられているよ。Unionバンクの撤退は、アメリカにいる私たちにはちょっと痛手だったけど、MUFGの存在感はそれを補ってくれるくらい、日本では欠かせない存在だよね。
注目の株
上記は今僕が注目している株たちの一覧です。
基本的には私がよく使っているものから自分なりに使い続けている理由をあげています。またそのうえで自分が使わなくなる理由も書いております。この中ではGoogleとAmazonが一番昔から使い続けており、今後も安定している気がします。
こちらも今後分析を続けて、同じようにモニターができればと思っています。
おわりに
いかがでしたか?
各企業には、投資する価値があるかもしれないポイントと、注意すべきリスクが潜んでいます。私自身も投資の世界で学び続けており、見つけた情報は皆さんと共有することに喜びを感じています。私のリサーチの進捗や考えは、ツイッターでも発信していく予定ですので、興味がある方は@StevenToshiCHをフォローしていただけると嬉しいです。また、投資についてのご質問やコメントも大歓迎です。今後もお付き合いいただけますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
それでは、ありがとうございました。
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