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【世界3大ホテルチェーン株比較】マリオット vs ヒルトン vs インターコンチネンタル(MAR: Marriott, HLT: Hilton, IHG: InterContinental )

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個別株考察

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

本日は世界3大ホテルチェーンの比較を、売上・利益・株価を通して行いたいと思います。

アメリカにいるとホテルにはよく泊まることになります。

特に出向者は家を見つけるまでホテル生活となってしまうので、すぐ上級会員に昇格します。わたしも4ヶ月近くホテルにいることが確定しておりますので、マリオットのチタンエリートが確定しております。

マリオットは世界最大のホテルチェーンなので、そのホテルチェーンで上級会員になるということはかなりのメリットが期待できます。ただ、コロナを受けてホテル業界もかなり苦しい状況であることに変わりはありません。そんなホテル業界で、特に大きな3つ会社を比較しながらマリオットの優位性を改めて確認していきたいと思います。

本日の記事のポイント

・売上はダントツでマリオット
・利益はヒルトンのほうが強い
・ただ株価は全体としてちょっと加熱し過ぎか?


-ちょっぴり自己紹介-

自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。

このブログはこんな人に向けて書いております

・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
海外赴任・アメリカ生活にまつわる生きた株の話が好きな投資家
自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家

また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。

それぞれのホテルの特徴

bedroom door entrance guest room
Photo by Pixabay on Pexels.com

各ホテルの特徴を簡単にまとめると以下のとおりです。

マリオット(MAR:Marriott International, INC)

マリオットは8000を超える店舗数を持つ、世界最大のホテルチェーングループです。アメリカが発祥のホテルチェーンとなります。

有名所としてはマリオット、リッツカールトンなどの一流ホテルがあります。アメリカではコートヤードやフェアフィールドインなどのビジネスホテルがほとんどの町に配備されるほどシェアを広げております。さらにシェラトンを率いるスターウッドグループも買収したことにより、シェラトン・ウェスティンなどもグループとして参加し、マリオットグループに出会わずに観光地を巡るのは困難なほどの規模となっております。

名前を上げていない他のブランドもかなり強く、最大ホテルチェーンらしく全方位戦略を行っている王者の中の王者です。

ヒルトン(HLT: Hilton World Wide Holding, INC)

ヒルトンも5000の店舗数を超える超巨大ホテルチェーンです。アメリカが発祥のホテルチェーンとなります。

有名所はヒルトンホテル、コンラッドホテルあたりでしょうか。アメリカではダブルツリー・ハンプトンインあたりがビジネスホテルとして有名です。選択肢がマリオットと比べると少し少ないですが、リゾートではマリオット・シェラトン・ヒルトンのどこかが最高のロケーションを独占していることもあり、場所次第では押し負けている感じはしません。

しかしリッツカールトンなどの超高級帯では、知名度も選択肢も見劣りしているイメージがあります。

インターコンチネンタル(IHG: InterContinental Group)

インターコンチネンタルも5000を超える店舗を誇る超巨大ホテルチェーンです。イギリスが発祥のホテルチェーンとなります。

有名所はインターコンチネンタルホテル・クラウンプラザホテルなどでしょうか。アメリカではホリデー・インがビジネスホテルとしては有名です。コートヤード・タウンプレース・ハンプトンインなどと比べるといいところにあることが多く、一歩サービスが抜き出ている印象です。

ヒルトン同様に最上位価格帯では押し負けており、インターコンチネンタルもマリオット・ヒルトンに比べると後発のためかいい場所には配置できていない印象です。ヨーロッパでは違うのでしょうが、ヨーロッパはそもそもホテルチェーン以外の老舗ホテルも十分強いこともあり、強みを活かせていない印象です。

Steven
Steven

やっぱりマリオット系のホテルは印象深いものが多いね。バケーションでもビジネスでも、使い勝手がいいのはやはりマリオットかな。

出店数・売上・利益の比較

body of water near buildings
Photo by Boonkong Boonpeng on Pexels.com

続いて出店数・利益・売上の比較を行いたいと思います。

店舗数比較

店舗数を確認してみましょう。マリオットがダントツというわけではなさそうですね。

店舗という意味でいうと低価格帯のホテルチェーンがものを言いますので、ビジネスホテルとして強いホリデー・インを持つIHGが善戦している印象です。

マリオットも流石のブランド数があるため、総合力ではねのけている状態ですね。マリオットも次々と低価格帯のホテルも拡充をしているため、差は広がる一方な気もしております。

売上の比較

売上の差を見てみましょう。これはマリオットの圧勝と言っても良さそうです。

店舗数ではそれなりに拮抗しているイメージが有りましたが、売上でここまで差が出てしまっているのは意外でした。マリオットは1店舗あたりの客単価がヒルトンの1.5倍、IHGの3倍ほどある計算となります。それだけ高価格帯での売上が好調ということですね。

そしてやはりコロナを受けてとんでもない売上の減少が起こっております。半分吹っ飛んでいますので、それがどれだけ大変なことか・・・。ただ次期はコロナ前の3/4までは売上を戻してくる予定です。

利益比較

利益の差も見てみましょう。

あれだけ売上が落ちたにも関わらず利益を残せてしまうのはどういったからくりなんでしょうか?人員を大量に切ったのかな??

次期ではコロナ前ほど利益を戻せてないものの、利益率はコロナ前を突破する見込みです。雨降って地固まるとはこのことで、企業としてはかなり筋肉質な体制に生まれ変わっておりますね。(IHGは非公開)

利益率比較

利益率の推移を見てみましょう。これを見ると意外とマリオットが利益率が低いことがわかるかと思います。それでも10%を達成していると言うのは驚きです。

次期の利益率はマリオット・ハイヤットともに最高になる予定です。(IHGは非開示)つまり絶好調であることがわかります。

Steven
Steven

これを見るとマリオットはやはりド安定な選択肢と言えるね。どこかのメンバーになるのであれば、マリオットを選択しようと思ってしまうよね。

株価比較

株価を2017年より比較してみましょう。

こちらはヒルトンが伸びております。コロナまではマリオット・ヒルトンともに同水準で推移していましたが、それ以降ヒルトンのほうが伸びております。マリオットは規模の大きさ故にスリム化が少しおくれたからでしょうか。

IHGは株価はコロナ前を達成しているものの、他に比べるとどうしても弱く感じますね。強い分野がビジネスよりだったのが起因しているでしょう。ビジネスはネットでのテレビ電話が当たり前になりましたが、バケーションはやはりそうは行きませんからね。

ただ売上・利益ともにコロナ前には回復してない状態ですので、ちょっと株価が高すぎる気がします。

Steven
Steven

株価を見ると、ヒルトンが一番評価されているんだね。株主はやはり利益・利益率を大切にしているのかというのがわかるね。でもユーザーとしてもベストチョイスというわけではないからね。

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終わりに

いかがだったでしょうか?

アメリカ生活では切手は切れないホテルチェーンをまとめてみて、色々とこちらも勉強になりました。

ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。またコメントも頂けると幸いです。 @StevenToshiCH

それでは、ありがとうございました。

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