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【米国3大べバレッジ株比較】コカ・コーラ vs ペプシ vsキューリグ・ドクターペッパー(KO, PEP, KDP)

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個別株考察

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

本日はアメリカ人の血液と行っても過言ではない、ソフトドリンクを作る会社について比べていきたいと思います。

アメリカのソフトドリンクの量は半端ないです。

アメリカ人はずっとコーラ飲んでます。職場でも1Lぐらい入る発泡スチロールのカップになんかジュースいれて飲んでます。コストコやウォルマートでも大量のソフトドリンクをカートに入れている姿を見ますね。

特にコーラには強いこだわりを持っていて、「コーラください」というと、「ペプシしかないけどいいか?」と聞き返されることもしばしば。ペプシならいらないってなるアメリカ人が多いんでしょうね。

そんな生活に欠かせないソフトドリンクを作っているべバレッジ会社の雄といえば、コカ・コーラペプシコキューリグ・ドクターペッパーになります。日本ではコカ・コーラが圧倒的のイメージかと思いますが、アメリカではペプシもドクターペッパーもかなり根強い人気があります。ペプシコはマウンテンデューやトロピカーナ、ゲーターレードなどが揃っており、キューリグ・ドクターペッパーはコーヒーのポッドやカナダドライなどがあります。どちらもアメリカではかなり有名なラインナップとなります。

今日はそんな最強コカ・コーラと、ナスダック銘柄でもあるペプシコ・キューリグ・ドクターペッパーを比べてみましょう。

本日の記事のポイント

・王者コカ・コーラ、意外と強くない
・ペプシコとキューリグ・ドクターペッパーが結構財務上は強い


-ちょっぴり自己紹介-

自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。

このブログはこんな人に向けて書いております

・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家

また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。

米国のべバレッジ業界

assorted beverage bottles
Photo by Michael Morse on Pexels.com

アメリカのべバレッジ業界はまさに三つ巴の状況です。

アメリカでは日本とは違い、そんなに新商品が出るわけではありません。基本的には古き親しまれた飲み物がずっと飲まれ続けます。故に、一度シェアを握ってしまったあとはかなり安定した利益が期待できます。

こちらがシェアの推移となります。

コカコーラがシェアの45%を程を持っているにも関わらず、まだシェアを伸ばしていることに驚きですね。ペプシコが若干ジリジリシェアを落としており現在は25%ほど、キューリグ・ドクターペッパーがシェアを徐々に上げており現在は21%ほどです。

3社でシェアの90%程度をしめております。

コカ・コーラ (KO: CocaCola Company)

世界一有名な飲料会社と言っても過言ではない、コカ・コーラです。ニューヨーク市場に上場しており、S&P500構成銘柄です。また連続増配銘柄としても有名で、59年間連続増配を続けております。

販売方式はライセンス契約となっており、実際の製造はボトリングカンパニーと呼ばれる会社が行っております。ファブレスの会社ということですね。

びっくりしたのが、売上は基本的に右肩下がりです。利益は減っていませんが、売上全体が頭打ちしております。ただ、それでも株価は上がり続けているのが不思議です。

ペプシコ(PEP: PepsiCo, Inc)

ペプシコはナスダックに上場しており、NASDAQ100とS&P500の構成銘柄となっております。

飲料メーカーとしては2位となります。ただ、ペプシコは飲料以外にも食品業界も手掛けており、売上は半々となっております。

ペプシコの場合、べバレッジのの売上は約45%ほどとなっており、その殆どをアメリカで稼いでおります。食品は全体の55%で海外比率が若干高くなっております。ただ利益は食品のほうが約2倍たかいので、どちらかというと食品会社といってもいいかもしれません。

売上は基本的には右肩上がりですね。安心感のある数字です。利益は若干安定してなかったり、飲料部門のシェアが徐々に奪われていたりと不安要素もありますが、全体では強い会社と言っていいでしょう。

キューリグ・ドクターペッパー(KDP: Keurig Dr Pepper, Inc)

キューリグ・ドクターペッパーはべバレッジ業界第三位です。2018年にキューリグとドクターペッパーが合体してできた会社となります。NASDAQ100銘柄、S&P500銘柄です。

日本ではあまり馴染みはないかもしれませんが、キューリグというコーヒーメーカー(日本でのネスプレッソみたいな感じ)がかなり有名です。また上のラインナップを見るとどれもアメリカのスーパーではよく見るラインナップでることもわかります。

売上の伸び率が著しいことがわかるでしょう。業界としては3位だとしても最も注目すべき銘柄ですね。

Steven
Steven

べバレッジ業界は知っているブランドがずらりと並んでいて、たのしいね

売上・利益の比較

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Photo by Daria Shevtsova on Pexels.com

続いて利益・売上の比較を行いたいと思います。

売上の比較

売上の差を見てみましょう。これを見るとペプシコが圧倒的ですね。コカ・コーラはライセンス販売を行っている関係で売上はかなり少なく見えてしまう点はありますが、それでも3社の中で唯一右肩下がなのが気がかりです。

キューリグ・ドクターペッパーは海外展開がほとんどできていない関係もあって総売上ではかなり劣りますね。

利益比較

利益の差も見てみましょう。こう見ると、コカ・コーラとペプシコがかなり競っていることがわかります。ただ2016年以降ペプシコが常に勝ち越しておりますね。

キューリグ・ドクターペッパーはこちらでも相対的に力がありませんね。

利益率比較

営業利益率の推移を見てみましょう。

やはり個々ではコカコーラの強さが光りますね。利益率はNo1で、さらに上昇傾向です。

キューリグ・ドクターペッパーはキューリグのビジネスモデルが詰め替えパックで稼ぐ方式なので、底がかなり強いですね。コーヒービジネスではほぼ独占状態です。合弁後は若干下がったものの、それ以降は持ち直してきております。

ペプシコも悪いわけではないのですが、他の2社と比べるとどうしても見劣りしてしまいますね。

Steven
Steven

飲料業界でここまで利益率が高いのはすごいね。日本は新商品出し過ぎなんだろうね・・・

株価比較

株価を2018年より比較してみましょう。※キューリグ・ドクターペッパーが合併した7月より

もっとはっきり差がついているかなと思ったのですが、おもったよりも接戦ですね。売上や利益の推移からして、キューリグ・ドクターペッパーがぶっちぎりと予想しておりましたが、そうでもなかったみたいです。

コカコーラがなかなかこの株安を受けて最強のバリュー銘柄として評価されている感じですね。

Steven
Steven

ただ、これからまたグロースが評価されるようになればキューリグ・ドクターペッパーはまだまだ伸びるかもね。コカコーラは正直これ以上伸びるマージンが残ってなないけど、キューリグ・ドクターペッパーはまだまだ海外で伸びる余地が残されているからね。ただ、アメリカ人以外に受けるかな・・・

終わりに

いかがだったでしょうか?

シェアではコカコーラがぶっちぎりであるものの、会社単位で見ると結構接戦なことがわかりました。キューリグはわたし自身もたくさん飲むので、応援したい銘柄ですね。

ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH

それでは、ありがとうございました。

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