こんにちは、Stevenです。 @StevenToshiCH
今回は、月末恒例の資産状況を確認していきたいと思います。
前回の結果はこちらです。
9月のマーケット振り返り
9月の株式市場を揺るがせた5つのポイント!
9月も終わり、多くの動きを見せた株式市場を振り返ってみましょう。今月はとにかく「長期金利」が大きなキーワードでしたね!
1️⃣ 米国株市場:引き締めと閉鎖でピリピリムード
米国では金融政策の引き締めが焦点となり、FRB(米連邦準備制度理事会)がこの路線を長期に渡って続けるのではないかとの声が高まりましたね。政府機関の閉鎖もちらほらと囁かれ、このニュースが長期金利の上昇を招く要因となり、やや緊張感が漂っていました。
2️⃣ 欧州株市場:依然として厳しい経済情勢
一方欧州では、苦しさを感じる経済にも関わらず、ECB(欧州中央銀行)の金融政策がいつ緩和されるのかが気になるところ。その中で、株式市場は下落の一途をたどりました。
3️⃣ 日本株市場:後半に失速
日本市場は中旬までの上昇も、米国株の下落の影響を受けて、月末にはダウン。ドキドキの月末を迎えましたね。
4️⃣ 中国株市場:不動産市場のショック
中国では不動産市場の厳しい状況が影響し、上海総合指数、香港ハンセン指数がともに下降線を辿っていました。
資産内訳
私は家族口座(教育・老後・FIRE資金用、守りの口座)と個人口座(自分の趣味・試したい株用、攻めの口座)の二つを運用しております。その二つの資産推移をみていきましょう。
家族口座
出向前に資産配分を大きく変え、株をほぼ100%としました。外国にいるとこれ以上積み立てもできませんし、3年間は日本に帰ってこないので放置となります。そのため、世界一美しいバランスを誇る全世界株(オルカン)にすべてを託しております。
今月の結果です。株の総資産は約949万円で、評価益は+203万となりました。先月の評価益は+238万でしたので、先月より評価は下がりました。今までの最高益は前回の+238万円ですので、かなり高い水準をキープしていいます。
いまはアメリカの投資をちょこちょこやってあそんでいるけど、規模感がどうしても日本の資産と比べると少ないね。大負けする銘柄買ってるわけでもないから、堅実に伸びていけばいいね。
個人口座
個人口座も株100%で運用してます。自分のお小遣いとして20万円だけ別口座に残して、残りすべては証券口座に移しております。
お小遣いの総資産は先月より上昇し、評価益は+62万となりました。前回は評価益は+60万程でした。こちらも過去最高を更新しました。
私の主要な投資は高配当株で構成されています。これらの銘柄は下落相場にも強い性格を持っており、現在の不安定な市場状況でも安定したパフォーマンスを維持してくれています。また、これらの銘柄からの配当も着実に増加しており、資産も着実に増えています。
日本に帰国する3年後にこの株たちの中で化けるのはどれなのか楽しみだね。配当金が再投資できないことだけがちょっと悲しい。
注目中の株
現在保有している株を紹介したいと思います(ETFは除く)
テスラ(TSLA:Tesla)
テスラ、驚異の成長企業として名を馳せています。
自動車業界が半導体不足に苦しむ中、テスラは電動車(EV)に特化し、その販売台数を着実に増やしています。ダイナミックプライシング(市場の需要に合わせて価格を調整する戦略)を採用している同社は、過去半年間で価格を何度も調整しています。最新の決算報告後に一時的な株価の下落を見せましたが、販売台数の好調さを背景に、その後安定的に回復しています。
2023年10月13日現在で、PER(過去12か月の株価収益率)は73.4倍。株価は非常に順調な推移を見せていますが、一部で過剰評価の懸念も取り沙汰されています。
テスラについては以下の記事でも紹介しているので気になる方はチェックしてみてください。
マリオット(MAR: Marriott International)
世界最大のホテルチェーン、マリオットについて語ります。
マリオットは、高級ホテルへの投資を着実に積み重ね、前回の決算ではコロナ禍にもかかわらず、最高益と最高売上を記録しました。
このホテルチェーンは、ラグジュアリーからプレミアム、セレクト、長期滞在ホテルまで、多彩なバリエーションのホテルを提供しており、ほとんどの都市に系列ホテルを持っています。一度マリオット系列のホテルでポイントを貯め始めると、他のホテルには泊まる気になりません。私自身もマリオットのエリート会員であり、このホテルブランドを愛用しています。投資の観点から見ても、非常に力強い企業だと感じています。
2023年10月13日現在でのPER(過去12か月の株価収益率)は22.3倍で、まだ割安感があると考えられます。
マリオットも記事を書いておりますので、よろしければこちらからどうぞ。
ナイキ(NKE)
ナイキは世界最大のスポーツブランドであり、その発祥の地はアメリカです。
ナイキの最大の強みは、何と言ってもスポーツシューズです。バスケットボールシューズやランニングシューズなど、各カテゴリーで圧倒的なシェアを誇っています。その優れた機能性から、スポーツを行わない人々もカジュアルシューズとして利用しています。
ナイキは、タレントを用いたブランド戦略が特に巧みで、マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズなど、各時代のスター選手を広告塔として起用し、圧倒的なシェアを拡大してきました。また、機能面も優れており、近年マラソン選手が新記録を立てているのもナイキのシューズの性能に寄るところが大きいです。
アメリカ発のナイキは、特に国内で非常に高い人気を誇っており、他のスポーツブランドと比べてもシューズの売上比率が高いです。その圧倒的なシューズ部門の強みは、他の企業には持ち得ないものです。
2023年10月13日現在PER(直近12か月の利益倍率)は約30.6倍となっており、割安感はあまりありません。その結果、株価は徐々に下落傾向にあるようです。
次回の決算は3/20となっております。
伊藤忠商事(8001)
伊藤忠は、主に輸出入業務を中心とする総合商社です。
この会社は、資源、加工、小売、販売など、広範なビジネス領域に参入しており、多岐にわたる事業分野をカバーしています。その幅広い活動範囲から、伊藤忠は総合商社として広く知られています。特に、日本の「5大商社」(三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅)の中で、伊藤忠は資源に依存しない利益構造を持つことが一つの強みとされています。
2023年10月13日現在でのPER(直近12か月の利益倍率)は約10.2倍で、相対的に割安と考えられます。もちろん、企業の魅力をPERだけで判断することはできませんが、3〜4%程度の高い配当利回りも投資家にとって魅力的でしょう。従って、株価の上昇だけではなく、配当収益も期待できる銘柄といえるかもしれません。バフェット氏の来日時に株価が一段と上昇したことも話題となりましたね。
三菱UFJファイナンシャルグループ(8306)
私も投資対象として選んでいる日本最大の銀行、三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)は、世界でも第5位の規模を誇る銀行グループです。
銀行業務は、企業の事業拡大をサポートし、資金を提供してその対価として利息を得るというビジネスモデルです。景気が好調なとき、多くの企業が成長を支えるために高金利での融資を望むことから、貸し出し金利が上昇し、銀行の収益が増加します。従って、銀行業は経済の状況に大きく影響を受ける業界といえます。実際、最近の日本の実質的な利上げにより、MUFGの株価はかなり上昇しています。
日本の銀行業界は過去に何度も合併を経て、現在、MUFG、三井住友銀行、みずほ銀行といった3大メガバンクがリードしています。また、地方銀行や信用金庫もあり、メガバンクが大企業や中規模企業を、地方銀行が中小企業を、信用金庫が中小銀行や個人事業主を主に対象にしています。
その中でMUFGは、旧三菱銀行(首都圏)、旧三和銀行(関西圏)、東海銀行(東海圏)といった強固な経営基盤を持ち、頂点の銀行です。また、為替専門銀行である東京銀行も傘下に持つため、国際業務においても優位性を発揮しています。
シリコンバレー銀行の破綻により、MUFGの株価は一時的に揺れ動きましたが、現在は安定しています。また、MUFGは約3%超の高い配当利回りを提供しており、高配当株としての側面もあります。日本の成長を考慮すると、割安感は薄いかもしれませんが、個人的なつながりや友人が勤務している関係から、学びの一環としてMUFGの株を保有しています。
おわりに
いかがだったでしょうか?
MUFGをはじめとする各企業には、多くの投資の可能性とリスクが存在しますが、貴重な情報を共有できたら嬉しいです。私も継続的に様々な投資先をリサーチしていますので、その詳細はツイッターでも共有しています。もしよろしければ、@StevenToshiCH でフォローいただけると幸いです。また、投資に関するご質問やコメントもお待ちしております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ありがとうございました。
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