こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
今回は世界最大のスポーツブランドのナイキを解説したいと思います。圧倒的な競争優位性を保持しているとしておおぶねファンドの組入銘柄としても有名ですね。
以前ナイキとアディダスの比較記事も書きましたので、そちらもよければお願いいたします。
・売上 $12.69B (予想$12.28B) 〇
・利益 0.93 (予想0.922) ○
・
-ちょっぴり自己紹介-
自動車関連会社勤務の30代です。現在アメリカに赴任しております。現地で実際に商品・サービスを触れてみてアメリカ株を勉強していきたいと思っております。
このブログはこんな人に向けて書いております
・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・海外赴任・アメリカ生活にまつわる活きた株の話が好きな投資家
・自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家
また、ほかの自動車会社の決算や考察も以下で一覧にまとめております。よろしければ見ていただければ幸いです。
ナイキ (NKE: Nike, Inc)
ナイキは世界最大のスポーツブランドです。アメリカ発祥となります。
強みは何よりもシューズです。バスケットボールシューズ、ランニングシューズなどでは圧倒的なシェアを誇ります。スポーツをしない人にもその機能性の良さからカジュアルシューズとしても人気があります。
ナイキは特にタレントを使ったブランド戦略がうまく、マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズなど時代のスター選手を広告塔として起用し圧倒的なシェアを伸ばしてきました。イメージ戦略だけではなく機能面もとても優秀で、マラソン選手が近年新記録を打ち立てているのもナイキシューズの性能のおかげです。
発祥のアメリカで特に人気が高く、シューズの売上比率も他のスポーツブランドに比べるとかなり高いです。
世界2位のアディダスとの売上比較表です。
倍以上の開きがあるうえに、近年はさらに差が開いております。ナイキは現在も進行形で成長を続けており、王者の風格が漂いますね。
アウトレットに行くと絶対にナイキはある。靴屋さんにも絶対並んでいる。そしてみんなナイキを履いているし、大好き。こんな強いブランドはなかなかないかもね。
決算内容 1Q 2023
それでは今期の決算を確認していきたいと思います。
ナイキは6月-5月が決算の区切りとなりますので、今回が
EPSと売上高の予想と実績です。売上は〇、EPSも〇です。
といってもどちらもかなり予想通りといった感じでしょうか。
4半期ごとの売上とEPSの推移です。
売上・EPSともにきれいに伸びていることがわかりますね。安定的な成長が、ナイキほどの大企業でもできているのは健康志向のトレンドが世界中で起こっているからです。健康とはどちらかというとお金持ちの趣味となります。これからアジア・中東・アフリカといった地域に余裕が出てくることによってさらに健康重視の人口が増えることがよそうされ、安定的な成長が見込めると思われます。
1Qの世界売上の内訳です。
まずは北米での売上がとんでもなく大きいことがわかりますね。その北米市場で好調な伸びを記録していることが今回の決算をさせえております。またアジアでもよい成長をしております。
一方中国での鈍化が気になります。ゼロコロナ対策を行っている中国の消費はかなり落ち込んでしまっておりますので、政策解除が待ち望まれますね。
1Qの製品売上の内訳です。
ほとんどがFootwear(シューズ)での売上ということがわかります。もちろんシューズのイメージはあるものの、ここまで大きいとは思っておりませんでした。確かに単価や優位性を考えるとシューズに強みがあるのは納得です。
インフレが叫ばれる昨今、ナイキで値上がりしたっといった声はあまり聞かないよね。靴は消耗品なんだけどそんなにいっぱい買い替えるものでもない。ほかに安い靴はいっぱいある中でわざわざナイキを選んでいる。そういう声が叫ばれないということがナイキの強さを物語っているよね。
株価確認
株価を2018年より見てみましょう。
ナイキの決算を受けて株価は下振れしております。
コロナ以降にかなり注目されていた健康銘柄でしたが、ここ1年はかなり下がっておりますね。ただし、長期的な成長をずっと続けていることは今までのデータからも確かでありますので、今は絶好の買い場といえるのではないでしょうか?
株価は未来を映す鏡。200日移動平均線を超えてくれば買い出動が賢いのかも。
終わりに
いかがだったでしょうか?
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH
それでは、ありがとうございました。
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