こんにちは、Stevenです。
自動車関連会社勤務の30代です。来年からまたアメリカに赴任となってしまいました。赴任時には日本の証券会社とはおさらばとなりますが、向こうでアメリカ株をさらに勉強するチャンスととらえて前向きに頑張ります。
毎週 ①割安日本株を下がすRSIランキング と ②成長株の順張りを狙うグロース株考察 の2本を書いております。毎週2本以上書けば1年で100社の分析ができますからね。どんどん書いていきます。
このブログはこんな人に向けて書いております
・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家
まだまだ株をはじめて間もないけど、日本相場の波に乗れて半年で+30万円ぐらい収益プラスになったよ。ビギナーラックはどこまで続くのか自分でも怖いね。直近の成績はリンクを見てみてね!
今週も楽天のスーパースクリーナ−を使ってRSIランキングを作りました。その中で気になる企業をピックアップし、考察していきたいと思います。
TOPIX100より、9週RSIの低い順に並べております。
※楽天証券の9週RSIを使用しております。
今週のTOPIX
今週のTOPIXの終値は2023.93でした。先週より+62.08(+3.16%)となりました。先月より-76.24(-3.63%)となりました。岸田総理が金融資産への課税を引き下げたこと、世界相場も持ち直したことに伴ってかなり回復しました。さらに200日移動平均線がレジスタンスになって戻っているようにも見えます。
S&P500とNASDAQ100は今週も続けて屈伸しました。特に木金で一気にもどしましたね。先月比でもかなり戻してきております。決算シーズンにはいり、軒並み決算が市場予想よりも良い結果が出てきております。実績に対しての上昇なので、安心感があります。
中国指数は反発しております。横横といった感じでしょうか。恒大集団の話はまだ残っているものの、もう織り込み済みの結果となって次のニュースを待っている感じですね。
RSIランキング
ワースト10だった部分に赤字で色を付ており、ワースト3は太字にしております。今週から5週に絞ってもう少し見やすさを重視しました。
今週は顔ぶれがガラッとかわりました。やはり新しい政権が誕生したとこともあり、風向きが変わってきているということでしょうか。
東京瓦斯も一気に下がってきました。株主還元性向を60%→50%へ引き下げたということで売りが先行しております。またガス会社というのはどうしても今後の投資の魅力がないように感じます。さらにエネルギー費の高騰・円安も逆風となっております。
イオンもかなり下がっております。100均ショップのキャンドゥを買収しましたが、イオンとしての株価は下がっておりますね。シナジーはあまり株主には期待されてないみたいです。
武田製薬はいままでランキングには入ってこなかったものの、新薬の臨床試験の切り上げが嫌気され一気に株価が下がりました。こういったことがあるから、製薬会社は怖いところです。
トップ10だった部分に青字で色を付ており、トップ3は太字にしております。
こちらはそこまで大きな変更はありません。
塩野義製薬がTOP3にずっと入り続けております。新規ワクチンへの期待がかなり高まっており、ずっと上昇しております。ただ最高値はまだ超えておらず、横横が続いております。
オリエンタルランドは10週前はワーストで紹介していたにもかかわらず、先週よりトップ3に上ってきました。特に直近はコロナ感染が収まっていることと、岸田政権が打ち出すと思われるGoToトラベル2.0の期待もあります。
第一三共も入ってきました。8月上旬から下げ止まり、そこからずっと上昇を続けております。RSIもぐんぐん上がってきているのが見てとれると思います。製薬会社は武田を除いてすべて上昇傾向です。
上がってるもののほうがずっと上がる。もっと早くからこの法則に気づいておくべきでしたね!いやはや変な株をいっぱい買ってしまいました。これからは順張りの時代やで!
今日はJTこと日本たばこ産業について書いてみたいと思います。
本日紹介した銘柄はすでに以前考察しているため、こちらもお読みいただけると幸いです。
日本たばこ産業(2914)
日本たばこは名前の通りたばこを日本で売っている会社です。ほぼ独占産業であり、依存性の高い販売品であることから、利益率はかなり高いです。株主にとっては最強の配当会社という認識です。
ただ近年健康ブームに押されてたばこ産業は全世界で逆風が吹いております。また税金を高める格好の的にもされております。まさに潮流から外れる投資ということは理解する必要があります。
総合評価としては実績は◎、将来性は×、短期は△です。
やはり長期投資を考えるうえでこれからの潮流を外れる投資はできません。配当なんかはバケモンみたいに高いのですが・・・
うちの親父はタバコばっか吸ってます。タバコ吸わずに株買ってれば配当がおいしいのにね
実績
株はぐんぐん下がってきておりますね。ここ2年は横ばいを続けておりますが、そこをうっているようにも見えます。タバコという逆風の産業ですので仕方ない結果ですね。
まずは売上ですが、じりじりと減少を続けております。このじりじり減るというのはとてもよくない兆候ですね。まあどんどんタバコを吸う人の風当たりが厳しくなっていっているのに、これだけの減少で済んでいることがこのビジネスの強さを逆に示している気もします。
利益もに似たようなパターンで、どんどん下がってきております。 当然EPSも下がってきております。
営業利益は驚異の20%越えを維持しておりますが、今年は減少しておりますね。
EPS=Earnings Per Share, 1株当たりの利益を表し、年単位で見ることで成長性を見る指標として使われます。
自己資本比率は約50%程度で安定しております。
BPSも徐々に上がってきておりますので、文句のない財務体制です。
BPS=Book-value Per Share, 1株当たりの純資産を表し、企業の安定性を見る指標として使われます。
投資に伴うCFが全然使われておりませんね。知っておりましたが、ここまで使ってないのは驚きでした。
今年は一応減配ということになっております。配当性向が上がりすぎてしまっておりましたので仕方ないですね。ただあの売上規模からして減配は時間の問題だったでしょというの個人的な意見ですけど。
やはりタバコという圧倒的な武器を物語る実績だね。ただ今後減り続けるのは必至だから何とかほかにも切り込んでほしいところだけど
将来性
まずはセグメント別の売上を見ていきましょう
国内・海外のたばこで売り上げの90%弱となっており、たばこ一本足打法です。
よく目にする加工食品も売り上げとしては小さくはないものの、JTを立て直すほどの能力がないのがよくわかる図です。
たばこを販売している海外でのシェアですが、思っていいる以上にかなり高いですね。
これは海外の名だたるメーカーをそのままM&Aで買収しているからです。海外事業部は日本よりも大きく、本社機能はスイスのジュネーブに構えております。これから多くの会社を買収する以外は基本的にパイを広げる方法がありません。
ただし、健康被害を害しているタバコにはリスクがあります。海外ではタバコに伴う訴訟が起こっていたりしております。さらに、国の規制を強く受ける性質があるため、最悪1国のビジネスが規制次第で消滅するリスクもあります。そのため、単純に売上を大きくしていけばいいというわけではなく、進出する国のたばことの付き合い方をしっかりと理解したうえでM&Aしていく必要があります。
これだけグローバル展開していたのはびっくりだね。ただ国の規制が生命線なので、リスクもその分大きいね。
まとめ
今後、健康被害が出るものはどんどん排除されていくと考えております。タバコなどもってのほかですが、アルコールやカフェイン、砂糖や油など、健康とはかけ離れているメニューはどんどん淘汰されていくのではないかなと思っております。
やはり、長期で見た場合、買える銘柄ではありません。
いかがだったでしょうか?
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。またコメントも頂けると幸いです。 @StevenToshiCH
毎週 ①割安日本株を下がすRSIランキング と ②成長株の順張りを狙うグロース株考察 の2本を書いております。毎週2本以上書けば1年で100社の分析ができますからね。どんどん書いていきます。 よろしければこれからも読み続けていたければ幸いです。
それでは、ありがとうございました。
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