こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
現在アメリカに赴任している30代の会社員で、普段は自動車関連の仕事に従事しています。これまでにアメリカ国内での出張や旅行を通じていろいろ行きましたが、イエローストーンは雄大かつ見どころが詰まっており、アメリカでぜひ訪れてほしいスポットです。今回は、私が実際に体験したイエローストーンの魅力と、その旅行を最大限に楽しむための攻略法をお伝えします。私の体験をもとに、皆さんの参考になれば幸いです。
最終アップデート:7/21/2024
イエローストーンはアメリカ人の中でも1、2を争う人気の国立公園なんだ。個人的にはグランドキャニオン単体にはかなわないかなと感じたけど、それでもトータルのパッケージとしてはイエローストーンをすごく楽しめたよ!
はじめに
イエローストーン国立公園の概要
イエローストーン国立公園は、アメリカで最も古い国立公園で、1872年に設立されました。もともと大噴火によって形成されたこの地域は、現在でも地熱活動が活発で「ホットスポット」と呼ばれる地帯です。その影響で温泉やガイザーが噴き出し、多種多様な地形が広がっています。公園内には、川、湖、山々が広がり、多様な生態系を持ち、観光客は年間400万人以上に達し、世界中から訪れる人気の観光地です
基本情報(所在地、面積、アクセス方法)
所在地と面積
イエローストーン国立公園はアメリカのワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州にまたがる広大な国立公園です。面積は約8,983平方キロメートル(3,468平方マイル)で、広大な自然が広がる中に数多くの地熱現象や多様な生態系が存在しています。逆を言えば周辺には大きな都市はありませんので、アクセスは必然的に飛行機となるかと思います。
アクセス方法
イエローストーン国立公園へのアクセス方法は、主に以下の3つの方法があります。
- ソルトレイクシティ経由
- 飛行機でのアクセス:ソルトレイクシティ国際空港(SLC)まで飛行機で行きます。
- 車での移動:空港からレンタカーを借りて、イエローストーンまで約5時間のドライブです。
- 旅行の期間:このルートは、周辺の観光地も含めて1週間程度の旅行を計画するのに最適です。ソルトレイクシティやグランドティトン国立公園なども合わせて観光できます。
- ジャクソンホール経由
- 飛行機でのアクセス:ジャクソンホール空港(JAC)まで飛行機で行きます。
- 車での移動:空港からレンタカーを借りて、イエローストーンのサウスゲートまで約2時間のドライブです。
- 旅行の期間:このルートは、周辺の観光地も含めて5日程度の旅行に適しています。グランドティトン国立公園とイエローストーンの両方を楽しむことができます。筆者はこのルートで観光させていただきました。
- ウェストイエローストーン経由
- 飛行機でのアクセス:ウェストイエローストーン空港(WYS)まで飛行機で行きます。
- 車での移動:空港からレンタカーを借りて、イエローストーンのウェストゲートまで約5分のドライブです。
- 旅行の期間:このルートは、イエローストーンのみを訪れる3~4日程度の旅行に最適です。公園内の主な観光スポットに短時間でアクセスできます。
それぞれのアクセス方法には利点があり、旅行の日程や訪れたい場所に応じて最適なルートを選ぶことができます。
もし一度しか来ないのであれば、ぜひグランドティトン国立公園も寄ってほしい。こちらは1日もあれば主要なところをみれるので、おすすめだよ。
見どころとその時間帯による見え方
① オールド・フェイスフル・ガイザー
見どころの紹介 オールド・フェイスフル・ガイザーは、イエローストーンの象徴的な間欠泉で、約90分ごとに噴出します。
早朝、昼間、夕方の違い
- 早朝: 湯気が多く、噴出の視界が悪い場合があります。
- 昼間: 湯気が少なく、最もクリアな視界で観察できます。
- 夕方: 柔らかい光で噴出が美しく見えます。
混雑状況と回避のコツ
- 基本的に大きな駐車場があり、いつ訪れても問題ありませんが、ごはん屋さんは混雑するので注意が必要です。またオールドフェイスフルガイザーは1時間半に1度噴出しますが、前の席を取りたければ30分ほど前にいればOKです。ただ後ろから出も十分見れます。
②グランド・プリズマティック・スプリング
見どころの紹介 グランド・プリズマティック・スプリングは、鮮やかな虹色の温泉で、その美しさが際立っています。
見頃の時間帯と撮影ポイント
- 朝: 湯気が多く、視界が悪い。
- 昼間: 3時~5時が最も美しく、撮影に最適。
- 夕暮れ: 色がくすんで見えることが多い。
混雑回避の方法 見頃の時間は混雑するので、回避は難しいですが、早めに到着すると比較的ゆっくり観察できます。
③グランドキャニオン・オブ・イエローストーン
見どころの紹介 壮大な渓谷で、Upper FallsやLower Fallsが見どころです。
見頃の時間帯と撮影ポイント
- 朝焼け・夕暮れ: 柔らかい光が渓谷を美しく照らします。
混雑回避の方 朝は比較的空いているので、早朝の訪問がおすすめです。
④マンモス・ホットスプリング
見どころの紹介 石灰棚が特徴的な温泉地で、美しい景観が広がります。
見頃の時間帯と撮影ポイント
- 朝: 湯気が多く、視界が悪い。
- 昼間: 12時~5時が最も美しく、撮影に最適。夕方でも問題ない。
混雑回避の方法 早朝や夕方を避け、昼間に訪れると良いでしょう。
⑤ラマー・バレーと ⑥ヘイデン・バレー
野生動物の観察ポイント
- ラマー・バレー: 広大な草原でバイソンやオオカミなどが見られます。
- ヘイデン・バレー: バイソン、エルク、クマなどが観察できます。
早朝と夕方のベストタイム
- 早朝: 動物たちが活発で観察しやすい。
- 夕方: もう一度活動が活発になる時間帯。
安全な観察のコツ
- 絶対に動物に近づかないようにしましょう。
⑦マッド・ボルケーノ ⑧ノリス・ガイザー・ベイスン ⑨ ウェスト・サム
見どころの紹介 ユニークな地熱現象が見られるエリアです。
最適な観光ルート
- これらのスポットは比較的小規模なので、他の観光スポットの間に組み込むと良いです。
時間帯
- 朝: 湯気が多く、視界が悪い。
- 昼間: クリアな視界で観察可能。
その他の見どころ
今回特筆していませんが、イエローストーン国立公園には紹介しきれない滝、山、泉がいたるところにあります。小さなものも含めて、すべてを見ようとすると1週間でも足りないほどです。比較的有名でない場所は駐車場から1時間以上歩くことも多いです。
大きな泉や滝を見た後は、小さな泉では物足りなく感じるかもしれません。イエローストーンの基準では、他の場所で観光名所となる規模のものでもスタメンに入れないことがあります。
しかし、朝早くにイエローストーンをドライブすると、いたるところから湯気が立ち上る様子を見ることができます。名前のない新しい泉から、枯れかけた古い泉まで、さまざまな温泉が存在していることに気づけます。これは、イエローストーンの自然の力強さと豊かさを実感できる瞬間です。
僕はグランドプリズミックスプリングが一番すごいと思ったよ。けど、それよりも朝1のドライブでみる湯気がいたるところから立ち上がる光景は何とも神秘的で雄大さを感じることができたよ。これは写真でとってもわからない、現地に行かないと感じれない光景だと思うよ!
食事と宿泊
パーク内のレストランとカフェの紹介
イエローストーン国立公園内にはいくつかのレストランとカフェがあります。オールドフェイスフル、グランドキャニオン、マンモスホットスプリング近辺にはレストランやイータリーがあり、必要な食事は揃えられます。特にアイスクリームが有名です。大きめの観光スポットには必ずアイスクリームスタンドがあるので、ぜひ試してみてください。
しかし、より多くの選択肢を求めるなら、ウェストイエローストーンやガーディナーの街に出るのが良いでしょう。これらの場所ではレストランが豊富です。
オールド・フェイスフル・エリア
- オールド・フェイスフル・イン・ダイニングルーム
- 【特徴】歴史的な建物内にあるレストラン。朝食、ランチ、ディナーを提供。
- 【おすすめメニュー】バイソン肉や地元の食材を使った料理。
- 【雰囲気】クラシックで落ち着いた雰囲気。
- ベア・ポウ・デリ&スナックショップ
- 【特徴】軽食やスナックを提供。テイクアウトに便利。
- 【おすすめメニュー】サンドイッチ、スープ、サラダ。
- 【雰囲気】カジュアルで手軽。
キャニオン・ビレッジ・エリア
- キャニオン・カフェテリア
- 【特徴】セルフサービス形式のカフェテリア。幅広いメニューを提供。
- 【おすすめメニュー】ハンバーガー、サンドイッチ、サラダ。
- 【雰囲気】カジュアルでファミリー向け。
マンモス・ホットスプリングス・エリア
- マンモス・ホットスプリングス・ダイニングルーム
- 【特徴】歴史的なロッジ内にあるレストラン。地元の食材を使ったメニューを提供。
- 【おすすめメニュー】バイソンバーガーや地元の特産料理。
- 【雰囲気】歴史的で暖かみのある雰囲気。
- マンモス・ホットスプリングス・テラス・グリル
- 【特徴】カジュアルなグリルレストラン。軽食やテイクアウトに便利。
- 【おすすめメニュー】サンドイッチ、バーガー、サラダ。
- 【雰囲気】リラックスしたカジュアルな雰囲気。
その他の情報
- アイスクリームスタンド:主要なエリアにはアイスクリームスタンドがあり、特に夏場には人気です。
- 予備食:国立公園内のレストランは混雑することがあるため、予備の食料を持参すると便利です。
キャンプ場とホテルのおすすめ
キャンプ場: キャンプ好きにはキャンプ場がおすすめです。自分で料理ができるため、食事の苦労が減ります。イエローストーンには多くのキャンプ場があり、自然を満喫しながら滞在できます。
ホテル: 滞在日数によってホテルの選択が変わります。
- 短期滞在(3日間程度): 公園内のホテルがおすすめです。移動時間が短縮されるため、観光に集中できます。オールドフェイスフルロッジやマンモスホットスプリングに飛び飛びで宿泊するか、キャニオンビレッジに3連泊して各地を巡るのが良いでしょう。※筆者はキャニオンビレッジで三泊を選びました
- 長期滞在(4日間以上): ウェストイエローストーンのホテルが便利です。比較的どの観光スポットにもアクセスしやすく、食事や宿泊施設の選択肢も豊富です。ベストウェスタンホテルやホリデーインが無難な選択です。また、ガーディナーも観光には良い選択肢で、1泊するのもおすすめです。
予約のタイミングと注意点
予約は半年前に行うのがベストです。特にハイシーズンである6月から8月は早めの予約が必要です。独立記念日近辺は特に混雑し、狙った部屋を確保するには1年前の予約が必要な場合もあります。比較的空いている5月や9月は、直前でも空きがあることが多いですが、一般的にホテルやフライトの料金は4カ月前から1カ月前が安い時期です。
ローシーズン: 5月と9月は混雑が少なく、直前の予約でも空きが見つかりやすいです。
オフシーズン: 寒さが厳しく、通行禁止となる月もあるため、事前に確認が必要です。
実際には、僕はキャニオンビレッジでちょうど銃撃戦があって泊まれなかったんだ・・・そのためウェストイエローストーンに急遽泊まることになったんだけど、どうしても1時間以上はロスしてしまう。イエローストーン国立公園ではたくさん歩くことになるので少しでも近いぽあー区内のホテルがおすすめだよ。
旅行のタイムスケジュール
5日間のモデルスケジュール
今回は私が実際に行った日程にかなり近い形で組んでみましたので参考にしてください。
ポイント
- 早寝早起きは旅行の鉄則
- 朝は絶対に人が少ないので人気スポットに行くべし
- 動物鑑賞
- 動物も朝が一番活発なので、特にたくさんの動物が見れるラマー・バレーは朝に行くべし
- 温泉観光
- 泉は朝一だと湯気で何も見えないため、昼以降が無難
- 食事の計画
- 朝ごはんをいちいち購入していると開店時間までの時間がもったいないため、パンなどを事前購入推奨
- 昼ごはんも基本的にはハンバーガーやホットドッグが大きな観光スポットにはうっているため、すぐ食べるとよい。11時前に購入すると列が長くなくてよい。
- 夜ご飯はオールドフェイスフル、ウェストイエローストーン、ガーディナーにはちゃんとしたごはん屋さんがあるので、バイソンや鹿料理やハックルベリーのデザートなどが食べたければそこに行くとよい。5時前に滑り込めれば基本どこも待ち時間はなし。
- 日本食の持ち込み
- 正直ずっとハンバーガーみたいなごはんになるため、日本食を1、2食分持ち込むと便利で安心。ただし、国立公園内のホテルは湯沸かし器も電子レンジもついていない。※私は湯沸かし器をわざわざ持ち込んでカップラーメンを食べました
1日目:ジャクソンホール到着からグランドティトン探索
- ジャクソンホール到着
- レンタカーを借りて出発
- T.A. Moulton Barn訪問
- 食料と水の購入
- Dornan’s Moose Grocery Storeで5日分の水と食料を購入
- お昼ご飯をここで済ませる
- グランドティトン国立公園探索
- ジェニーレイク散策
- Oxbow Bend散策
- Snake River散策
- 宿泊
- ジャクソンレイクロッジにチェックイン
- Pioneer Grillでバイソンバーガーを食べる
2日目:グランドティトンからイエローストーンへ
- 朝の活動
- グランドティトンを見ながら起床
- Mural Diningで朝食ビュッフェ
- Cafeで昼ごはんをテイクアウト
- 移動と観光
- Jackson Lake Overlook散策
- グランドティトンサイン、イエローストーンサインで写真撮影
- ウェストサム散策
- オールドフェイスフル鑑賞
- 昼ごはんを食べながらオールドフェイスフルを鑑賞
- 散策と見学
- 夕方の観光
- マッドボルケーノ散策
- ヘイデンバレーを通過してキャニオンビレッジへ移動
- 宿泊
- キャニオンビレッジにチェックイン
- 持参した食料で夕食
3日目:ラマー・バレーとマンモスホットスプリング探索
- 早朝
- 起床、朝食後に移動
- ラマー・バレーでバイソン鑑賞
- 動物も朝が一番活発なので、特にたくさんの動物が見れるラマー・バレーは朝に行くべし
- 午前中の観光
- タワーフォール訪問、昼ごはん調達
- マンモスホットスプリング散策
- 午後の観光
- ガーディナー散策
- Roosevelt Archを見学
- グランドプリズミック散策
- 宿泊
- キャニオンビレッジに戻り、持参した食料で夕食
4日目:グランドキャニオンとノリスガイザー探索
- 早朝
- 起床、朝食後にグランドキャニオンへ移動
- Artist Pointで景色を楽しむ
- 午前中の観光
- Upper Falls View、Blink of Lower Fallsを鑑賞
- Lookout Pointで写真撮影
- 午後の観光
- キャニオンビレッジで昼ごはん調達
- ノリスガイザー散策
- 夕方の予備時間
- 予備の観光時間を利用して気になる場所を追加で訪問
- 宿泊
- キャニオンビレッジに戻り、レストランで夕食
5日目:出発
- 早朝
- 起床、チェックアウト
- 予備時間で最後の観光
- 移動
- 空港へ移動
- 空港内で昼食
- 帰路
- フライトで帰宅
自然が相手なので、絶対に予備日を入れよう。僕は朝1にグランドプリズミックスプリングを見に行ったらもやで何も見えず2時間ロスしてしまった。けど予備日があったので挽回できたよ。
旅行前の準備と注意事項
必要な持ち物リスト
イエローストーンでの観光では1時間程度の上記で紹介した観光名所では行うとおもっておいてください。かかとのある運動靴、通気性の良い服、羽織れるものが必須です。基本的に長袖長ズボンを推奨しますが、気温が高い時には半袖もあると良いでしょう。帽子やサングラスも持参してください。また、日焼け止め、虫除けスプレー、水筒、軽食も忘れずに。
3泊以上イエローストーンにいるつもりであれば、2時間~5時間かけてトレイルをすすんで見れる滝やスプリングもたくさんあります。その場合、登山靴を持ってきた方がよいでしょう。
天候と服装のアドバイス
イエローストーンは標高が高く、山岳気候のため、天候が変わりやすいです。天気予報はあくまで参考程度にしてください。雨は少ないですが、降った場合は観光が難しくなるため、予備日を設けると良いでしょう。晴天の日は日差しが強いので、日焼け対策を忘れずに。重ね着ができるような服装で調整するのがベストです。
安全対策と緊急時の対応
イエローストーンは自然が豊かで美しい反面、注意が必要な場所もあります。以下の点に注意してください。
- 動物との距離を保つ: バイソンやエルク、クマなど野生動物が多く生息しています。近づかず、観察は遠くから行いましょう。
- 道から外れない: 安全に観光を楽しむため、指定されたトレイルや観光ルートから外れないようにしましょう。泉の近くは地面がとてももろくなっているため、お子さんなどが勝手に走り回らないように入念に理解活動をしたうえで楽しみましょう。
- 緊急時の連絡手段: 圏外になる場所も多いため、事前に緊急時の連絡手段を確認しておきましょう。公園内には緊急時用の電話が設置されています。
- 天候の急変に備える: 天候が急変することがあるため、レインコートや防寒着を用意しておきましょう。
以上の点に気をつけて、イエローストーンでの安全で楽しい旅行をお楽しみください。
関連記事
旅行に行く際には、アメリカではシェアNo1のマリオットでのステイがおすすめ。
マリオットにお得に泊まれるお得な記事も書いておりますので、良ければ見てください。
こちらに、私が利用しているクレジットカードの紹介リンクをまとめました。通常よりもお得なポイントがもらえますので、ぜひ活用してみてください。また、私のリンクでなくても、誰かの紹介リンクを経由して申し込むことで、よりお得に入会できることが多いです!
・米国MarriottのVISAカードの紹介 リンク(+40,000ポイント進呈)
・米国IHGのMasterカードの紹介 リンク(+20,000ポイント進呈)
・米国DeltaのAmexカードの紹介 リンク(+50,000マイル進呈)
・米国AmazonのVISAカードの紹介 リンク($50 Amazonギフトカード進呈)
いかがでしたでしょうか?
もし気に入っていただければツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。またコメントも頂けると幸いです。 @StevenToshiCH
それでは、ありがとうございました。
にほんブログ村にほんブログ村
コメント