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【2024年版】全世界株(オルカン)で賢く投資:リスク分散と成功の秘訣

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ETF考察

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

今回は、株式投資の中でもよく議論される「全世界株派(オールカントリー、オルカン)VS 全米株式派」の話題を掘り下げてみます。私自身は全世界株(オルカン)派です。その理由は、アメリカが最強であり続けるとは限らないからです。ただし、アメリカの強さを信じる気持ちもあるので、全世界に分散しつつアメリカに大きく依存するこの選択肢が最適だと考えています。

これまで日本が経済大国としての地位を確立していた時代や、中国が急速に台頭してきた時代がありました。それらの変遷を振り返りつつ、投資は一国に集中するのではなく、全世界に分散されている全世界株(オルカン)を選ぶことでリスクを抑えながら安定した成長を狙うのが賢い投資戦略だと考えています。

Steven
Steven

僕は絶対にオルカン派。リターンは落ちるけど、あれこれ考える時間がなくなるからおすすめだよ。


全世界株(オルカン)とは?

全世界株式(オルカン)は、世界中の株式市場に分散投資することを目的とした投資信託やETF(上場投資信託)の総称です。オルカンの名称は「オールカントリー」の略であり、代表的なETFとしてはVT(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)があります。

オルカンの基本的な説明とVTの紹介

VTは、バンガード社が提供する全世界株式を対象としたETFで、先進国や新興国を含む約50か国の株式市場に投資しています。これにより、投資家は一つのETFを購入するだけで、全世界の株式市場に広く分散投資することができます。

VTの大きなメリットは、その低コストと大きな運用額です。運用額が大きいため、指数に連動しやすく、より市場全体の動きを反映しやすいという特徴があります。また、VTは自動的に世界の時価総額に応じた調整を行い、国や企業の割合が変わっても、それに対応したポートフォリオを維持してくれる点が魅力です。例えば、ある国の経済が急成長し、その国の企業が大きく成長した場合、VTは自動的にその国や企業への投資割合を増やしていく仕組みです。

日本や世界の株式市場の歴史的変遷

世界の株式市場は、時代ごとに異なる国や地域が経済の中心となってきました。例えば、日本は高度経済成長期に急速に発展し、バブル期には世界経済の中心の一つとなりました。中国も近年の経済成長によって、世界市場での存在感を急速に高めてきました

しかし、近年はアメリカのテクノロジー企業が世界市場をリードし、アメリカ株の比率が全世界株式の中で大きなウェイトを占めています。これらの変遷を見ると、一国に集中する投資のリスクが明らかになります。経済の中心が移り変わるたびに、特定の国や地域への依存度が高いポートフォリオはリスクを伴うことになります。

オルカンのメリット:一国に依存しない分散投資の利点

全世界株式(オルカン)の最大の利点は、一国に依存しない分散投資ができることです。投資対象が世界中に広がっているため、特定の国や地域の経済状況に大きく左右されることなく、リスクを抑えた安定した成長を期待できます。

また、オルカンは自動的に時価総額に基づいてポートフォリオが調整されるため、常に世界経済の成長に合わせて投資を最適化できます。これにより、長期的な視点での資産運用が可能になり、投資家は安心して資産を運用することができます。

現在のアメリカ株の強さ

直近ではアメリカの株式市場が特に強く、世界の株式市場におけるアメリカの割合は約60%を占めています。特にGAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)をはじめとするテクノロジー企業が市場を牽引しており、その影響力は非常に大きいです。しかし、将来的には他国が台頭する可能性もあります。そのため、オルカンのような分散投資が長期的なリスク管理のためには有効であると言えます。

このように、全世界株式(オルカン)は、世界中の経済成長に広く分散投資することで、リスクを抑えつつ安定したリターンを狙うことができる優れた投資手法であると考えられます。

Steven
Steven

時価総額型の指数は、強い企業が現れてくれればそこに集中的に投資を行う。その最たるものがオルカンだね。

全世界株(オルカン)VS 全米株式(VTI)

両者のパフォーマンス比較

全世界株(オルカン)と全米株式(VTI)のパフォーマンスを比較する際、直近の10年ほどではVTIが圧倒的な強さを見せています。これは、アメリカのテクノロジー企業の爆発的な成長が大きな要因です。VTIの主要構成銘柄はGAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)に代表されるようなハイテク企業が多く、これがアメリカ株全体をけん引してきたためです。オルカンもアメリカの比重が60%と高いため、VTIと似たようなパフォーマンスを示すことが多いですが、全世界の他の地域の株式が足を引っ張ることもあり、VTIに若干劣る結果となることが多いです。

VTIがアメリカに集中している強みとリスク

VTIの強みは、アメリカ株式市場に集中していることでしょう。アメリカは世界経済の中心であり、革新的な企業が次々と登場する土壌があります。特に、ハイテク産業の発展は目覚ましく、テクノロジー株が市場を牽引しています。また、アメリカ市場は流動性が高く、投資家にとって非常に魅力的です。

しかし、アメリカ集中投資にはリスクも伴います。特に、アメリカ経済が不調に陥った場合、その影響をダイレクトに受けることになります。例えば、過去のリーマンショックやITバブル崩壊時には、アメリカ株全体が大きく下落しました。これが全体のパフォーマンスに与える影響は甚大です。

長期的視点でのリスク分散の重要性

過去の覇権国の移り変わり

歴史を振り返ると、覇権国の背後には常にその繁栄に陰りを落とす要因が存在しました。16世紀のスペインは新大陸からの豊富な資源で一時的に世界をリードしましたが、その富の一極集中と度重なる戦争が国家財政を圧迫し、衰退を招きました。次いで17世紀にはオランダが商業と金融の中心として台頭しましたが、イギリスとの激しい競争と戦争が経済的な衰退をもたらしました。19世紀に繁栄を極めたイギリスも、植民地政策のコストと2度の世界大戦での疲弊により、20世紀にはアメリカへと覇権が移りました。

アメリカの未来予測とその可能性

アメリカは現在、圧倒的な経済力、軍事力、技術力を持つ世界のリーダーです。特にGAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)を中心としたテクノロジー企業が世界経済を牽引しています。しかし、これまでの歴史が示すように、覇権国家が永遠にその地位を保つことはほぼないと言えます。アメリカの影で貧困に苦しむ国々や、新たな覇権を目指す国々、さらにはアメリカ国内で広がる格差といった問題が、将来的にアメリカの地位を揺るがす要因となるかもしれません。

中東、ロシア、中国といった国々は、長年にわたりアメリカの覇権に挑戦してきました。彼らは経済的、軍事的な影響力を強めることで、アメリカの地位を脅かすことを狙っています。また、アメリカ国内でも富の偏在が進み、貧困格差が拡大しつつあります。株式市場の成長により、資本を持つ者と持たざる者の差はますます広がっており、これが社会不安や内部からの逆襲を引き起こすリスクも考えられます。

アメリカが今後も強いのか、それとも新たな覇権国が現れる可能性

アメリカの将来については、依然として世界の中心に位置する可能性が高いと予測されますが、それでも未来は不確定要素に満ちています。新興国の台頭は確実であり、中国の技術力、インドのIT産業、ロシアの資源戦略など、世界は多極化の兆しを見せています。また、貧富の格差が広がる中で、アメリカ社会がどのように内部の問題に対処していくかも、今後の地位を左右する要因となるでしょう。

過去の覇権国もまた、内外の圧力と挑戦に対処しきれずに衰退していきました。スペインが新興国オランダに負け、オランダがイギリスに取って代わられたように、現在の覇権国であるアメリカもまた、永遠の支配者であり続けるわけではないのです。技術革新や新たな資源の発見、さらには世界的な社会経済の変化が、未来の覇権国を決める要因となるでしょう。

これらの不確定要素を踏まえると、投資を一国に集中させることはリスクが高く、分散投資が重要です。全世界株(オルカン)への投資は、このようなリスクをヘッジし、世界経済の変化に柔軟に対応できる投資戦略として非常に有効です。世界の時価総額に合わせて自動的に資産を最適化するオルカンは、長期的なリスク分散を実現し、安定した投資を目指す上で最適な選択と言えるでしょう。

まとめ

今回の記事では、全世界株(オルカン)と全米株式(VTI)の違いや、それぞれの強みとリスクを掘り下げました。投資は未来を予測することではなく、リスクを管理することが重要です。全世界株(オルカン)は、アメリカに依存しつつも、世界の変化に対応できる柔軟性を持っています。投資を始める際の参考にしていただければ幸いです。

Steven
Steven

高配当ETFに投資することで、市場の不確実性に対するある程度の保護を確保しつつ、安定した収入を求めることが可能です。興味のある方は、各ETFのさらなる詳細をチェックして、自分に合った投資を見つけてください。皆さんの投資旅行が成功に満ちたものになりますように。

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