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【何がおすすめ?】アメリカ駐在員のクレジットカード比較【ANA、デルタ、マリオット、Amazon、Union Bank、アメックス】

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海外生活

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH

アメリカでの生活には欠かせないクレジットカード。今回は、駐在員としてどのカードが最も便利でお得なのかを比較してみたいと思います。

UnionBank廃止に伴って、アップデート10/17/2023

本日の記事のポイント

・カード選びは用途を明確にして
・使うカードはある程度絞る
・記事の最後にはカード選びマップを掲載

アメリカはまさにカード社会。最近では、スキミング対策されたタッチ式のカードが主流となっており、現金を使う機会はほとんどありません。ちなみに、以前にクレジットカード会社の業績比較についても記事を書いていますので、合わせてチェックしてみてください。


アメリカのクレジット会社事情

black payment terminal
Photo by energepic.com on Pexels.com

アメリカでの生活にクレジットカードは必須です。

この言葉は決して大げさではないです。ガソリンスタンドや自販機では、クレジットカードのみを受け付ける機種が多く見受けられます。カードを使用すれば支払いは瞬時に終わりますが、現金を使用すると時間がかかってしまうことがよくあります。

タッチ式のクレジットカードが主流となり、スキミングのリスクが大幅に減少しました。実際、現金を持ち歩くことの方が、盗難のリスクが高くなるかもしれません。加えて、タッチ式は決済速度も早くなっています。日本のSUICAのFELICA技術やペイペイのQRコード決済のような技術が浸透する余地はほとんどありません。アメリカのクレジットカード中心の体制は今後も続くと考えられます。

また、アメリカではFICOスコア(信用スコア)が重要です。このスコアはソーシャルセキュリティ番号(日本のマイナンバーに相当)に紐づき、さまざまな審査の基準となります。車や家のローンもこのスコアに大きく影響されるため、非常に重要な指標となっています。日常的にクレジットカードを活用することで、このスコアを向上させることができます。

Steven
Steven

とにかくアメリカはクレジットカードが主流で、持っていないとかなり不便になるんだよね。便利というより、持っていないと困るレベルだよ。

どんなクレジットカードがおすすめなのか?

bank blur business buy
Photo by Pixabay on Pexels.com

次に、どのクレジットカードがおすすめなのかについてお話しします。

アメリカでのクレジットカードの必要性は高いですが、クレジットスコアが低いとカードの発行が難しくなります。特に外国人にとっては、「クレジットカードを持っている履歴」が必要条件となるこのシステムはハードルが高いと感じるかもしれません。

初めてのクレジットカードとしては、日系の会社からの発行がおすすめです。ある程度クレジットスコアが積み上がった後で、新しいカードを取得するのが良いでしょう。

今回は、特におすすめしたい6つのカードをピックアップしました。それらのカードの比較を進めていきます。

※UnionBankのクレジットカードは廃止されましたが、銀行系の特徴は似たようなものです

日系航空系 ANA CARD USA

日系航空系のクレジットカードについて紹介します。

日系航空系のクレジットカードは、日本滞在中にも申し込むことができ、アメリカへの赴任直後に利用開始することが可能です。

多くの海外出向者は、日本への一時帰国が何度か考えられるでしょう。業務の都合や、家族のイベントなどで帰国する機会があるかと思います。このような場面で、マイルを貯めることができるのは大きな魅力と言えます。

主な選択肢はANAカードとJALカードです。どちらを選ぶかは、日本帰国時の利便性や、駐在先の空港のサービス状況などによって変わるでしょう。例えば、ANAはスターアライアンス(主にユナイテッド航空)を利用し、JALはワンワールド(主にアメリカン航空)と提携しています。ですので、駐在先の空港で提携している航空会社が多い方を選択すると良いでしょう。

ただ、USA版のANAやJALカードは、日本国内での発行カードと比較して獲得ポイントが少なめで、特定のステータス付与もありません。実際にアメリカでの利用を考えると、ユナイテッドやアメリカン航空が発行しているカードの方が便利と感じるかもしれません。アライアンス提携であっても、現地の航空会社のサービスを直接享受することはできないため、アライアンス間での航空券発行に利点があるという程度です。

そのため、このカードは、クレジットヒストリーを積み上げるための一時的な選択として考えるのが良いでしょう。

では具体的にどんな特典があるのか、ANAを例にしてみていきましょう。

ANA CARD USA のページを持ってきました。

ANA CARD USA

・日本のクレジットスコアで作成可能
・1ドル=1マイル
・年間費70ドル

超一般的な1ドル1マイル付与となります。初回特典で一応5000マイルもらえますが、これは他のカードと比べるとかなりしょぼいですね。赴任プログラムのようなものがある方は、ANAで赴任すると初年度の年間費は無料となります。

僕はデルタ航空で赴任したので、その恩恵はあずかれておりませんが。

日々の買い物用 Amazon Reward Visa Signature Card

続いては日々の買い物で使用できるクレジットカードについてです。

この項目以降は、アメリカでのクレジットカードヒストリーが基本的に必須となります。

クレジットカードの特徴として、それぞれのカードが提携している企業での購入時に最も高い還元率を享受できるようになっています。ですので、自身の主な出費がどのカテゴリーに多いのかを把握し、それにマッチしたカードを選ぶことで、還元のメリットを最大限に享受できるでしょう。

アメリカの生活費は一般的に高く、ガソリンや食料品といった基本的な出費でも、毎月かなりの額が必要になります。そうした日常の出費に還元が適用されるカードは、生活コストを抑える上で非常に有効です。

具体的にはアマゾンやコストコ、ウォルマートやシェルなどのクレジットカードを作ってみるのはどうでしょうか?日本でもイオンカードや楽天カード、エネオスカードなどを持っていた方は、似たような感覚で使用できると思います。

では具体的にどんな特典があるのか、アマゾンを例にしてみていきましょう。

Amazonのページを持ってきました。

Amazon Reward Visa Card

・1ドルにつき1%還元
・レストラン・ガスステーション・ドラッグストアでは2%
・アマゾン・ホールフーズでは3%(プライムなら5%)
・年間費無料

赴任直後は何かと物が足りません。アマゾンでのいろんなものを頼むケースは日本以上に多いと思います。ただ問題点として、一番お金を使用する赴任直後にこのカードを持っていないことが問題ですね。

また帯同の方だと、ホールフーズにお世話になる方も多いかと思いますよ。ホールフーズはちょっと高級なスーパーです。日本人好みの品質で奥様によってはホールフーズしか行かない方もいらっしゃいます。

筆者の町はド田舎なのでホールフーズはありませんが、その代わりアマゾンをたくさん利用します。そういう意味ではバランスが取れているカードかもしれません。

米国航空系 Delta Platinum American Express Card

続いては米国航空系クレジットカードについてです。

駐在している方には、自分のいる拠点だけでなく、北米全土が受け持ちという方も少なくないのではないでしょうか?そのため頻繁に出張となる方も多いと思います。アメリカは広いので、多くの場合飛行機を使って移動することになると思います。よく使う航空会社の上級会員になっておくと出張の時にとても便利です。

アメリカの3大航空会社は、デルタ航空・ユナイテッド航空・アメリカン航空です。規模もほとんど同じで三つ巴状態のため、お近くの空港がどこの会社のハブ空港かで選ぶとよいでしょう。あとは会社の同僚がどんな航空会社を利用しているかも確認するといいかと思います。同じ出張先に別々の便で行くのも変な話なので・・・

デルタ航空のハブ空港はアトランタ、ニューヨーク、デトロイト、ミネアポリス、ソルトレイクシティ、シアトル、ロサンゼルスです。ユナイテッド航空のハブ空港はシカゴ、デンバー、ヒューストン、ロサンゼルスです。アメリカン航空のハブ空港はダラス、ニューヨーク、シカゴ、マイアミ、ロサンゼルスです。お近くの町にハブ空港があれば、そこが便利だと思います。

大都市であればどこの航空会社も就航していることがほとんどのため、そこまで気にする必要はないかもしれません。ならば日本に帰ってからも使用することを見据えてマイルをためるように動いておくのも手です。ANAの航空券を取得するならユナイテッド航空、JALならアメリカン航空となります。

では具体的にどんな特典があるのか、デルタを例にしてみていきましょう。

デルタのGoogle翻訳ページを持ってきました。

The Delta SkyMiles Platinum American Express Card

・1ドルにつき1マイル還元
・レストラン・スーパーマーケットでは2マイル
・ホテル・デルタ航空では3マイル
・年間費250ドル
・デルタメダリオンステータス付与はなし
・50000マイル(キャンペーンで75000マイル)贈呈
・10000MQM(ステータスアップに必要なマイル)贈呈/25000ドル利用 (2回まで)

デルタ航空はマイルの還元率がかなりよく、どんどんたまってくれます。筆者の出向先ではデルタ航空で出張をすることも多いので、ラウンジが使えたり、出張のマイルまでたまっていくこのカードはかなり相性が良いです。

注意いただきたいのは、メダリオンステータスの付与がないことです。マイル付与及び会員ランクアップのために必要なマイル(MQS)の付与にとどまっております。ちなみに会員アップに必要なマイルは以下となっております。

シルバーになるためには25000MQM(デルタ内の特別換算マイル)または30MQS(フライト数)となっております。今回このカードでもらえる最大値は50000ドルを使用して20000MQMとなりますので、シルバーにすらなれないこととなります。デルタ航空を利用してくれる人じゃないと結局デルタのメダリオンステータスは上がらないのですね。

一点注意していただきたいのは、この特典は基本的に1人しか受けられません。例えばあなたがデルタのゴールド会員になれたとしても、あなたの家族はその恩賜を受けることはできない点に注意ください。

ホテル系 Marriott Bonboy Bevy American Express Card

続いてはホテル系クレジットカードについてです。

こちらも出張者が多い人にはメリットが多いカードだと思っております。飛行機移動する機会と同等にホテルに泊まる機会も多いと思います。移動が快適になるのか、ホテルが快適になるのかを選ぶのであればホテルのほうが滞在時間が長いのではないでしょうか?ただ出張で泊まるビジネスホテルではあまり恩賜はえられないかもしれません。

ホテル系のクレジットカードの王道はマリオット、ヒルトン、IHGとなっております。

ホテルの数でいえばマリオットが一つ抜けております。コートヤードやフェアフィールドインなどがビジネス利用では多く使うのではないでしょうか?ヒルトンはハンプトンイン、IHGはホリデイインが有名です。

一方売上で見ると断然マリオットが抜きに出ております。これはマリオット系列にはラグジュアリーホテルがとても充実しており、1泊あたりの単価がとても高いからです。

航空系の会員とは違い、ホテルの会員は1部屋単位になるため家族にも適応可能です。ためたポイントやステータスが赴任中に行くことになるであろう家族旅行にも活きてくる点が高評価ですね。

ある程度自身が泊まる予定のある出張先ホテルや、今後行きたい旅行先のホテルなどにめぼしを付けて選ぶとよさそうですね。

では具体的にどんな特典があるのか、マリオットを例にしてみていきましょう。

マリオットのGoogle翻訳ページを持ってきました。

The Delta SkyMiles Platinum American Express Card

・1ドルにつき2ポイント(日本のクレカは3ポイント泣)
・レストラン・スーパーマーケットでは4ポイント
・マリオットでは6ポイント
・年間費250ドル
・マリオットゴールドエリート付与
・125,000ポイント贈呈
※ポイントは3ポイント=1Mileに交換可能

マリオットゴールドエリート付与という最強の付随効果があるクレジットカードです。

日本で作ったクレジットカードは100円=3ポイントつく上に、3ポイント=1マイルでどの航空会社にも交換が可能のため、最強のカードになります。ただしアメリカ版は1ドル=2ポイントです。これは痛いですね。

ただ、それでもマリオットゴールド付与にはそれ以上の価値があります。さらにマリオットは世界最大のホテルチェーンのため、旅行先でマリオット系列のホテルを探すのが難しくありません。

お金に余裕がある方は650ドルでさらに上のプラチナステータスになれるクレジットカードもあります。

アメックス系 American Express Gold Card

続いてはアメックス系クレジットカードについてです。

いままでのクレジットカードはあくまで発行会社とクレジットカードが分かれておりました。(例えばマリオットのカードだと、マリオットが発行会社でアメリカンエクスプレスがクレジットカード会社)アメリカンエクスプレスは自身の会社からもプロパーカードもだしており、そのプロパーカードがとても使いやすいカードとなっております。

発行会社が発行しているカードはどうしてもその会社を利用することを前提の目的として設計されております。アメリカンエクスプレスはまんべんなく使い勝手の良いカードを設計しているため、特に具体的な目的がない方には候補となるカードと思います。

では具体的にどんな特典があるのか、ゴールドカードを例にしてみていきましょう。

アメリカンエクスプレスのGoogle翻訳ページを持ってきました。

American Express Gold Card

・1ドルにつき1ポイント
・レストラン・テイクアウト・スーパーマーケットでは4ポイント
・年間費250ドル
・60000ポイント贈呈

アメリカンエクスプレスは何よりも通常使いでよく使うレストランやスーパーマーケットでのポイント還元率が良いです。それ以外はふつうではあるものの、必要あれば変換率が若干悪いものマイルへの交換可能です。(航空会社によってかなり違いがあります)

結局何がいいのか?

いろんなカードを説明してきましたが、以下の戦略をお勧めしたいと思います。

まずは出向してすぐの1年間は、銀行系か日系航空系のクレジットカードを作成しクレジットスコアをためましょう。これをしないと何も始められません。

それ以降、出費が少ない人は日々の買い物用に無料のカードを作るのがいいでしょう。出費が多く単身の方は米国航空系のカードがいいでしょう。出費が多く家族がいる方はホテル系のカードを作るといいでしょう。旅行が好きでない方はアメックスのプロパーカードを作りましょう。

まとめるとこんな感じです。あくまで一例とはなりますが。

Steven
Steven

クレジットカードは奥が深すぎてまとめきれないね。ただどれを使っていても基本的に損はしないと思うので80点を狙う気持ちで決めていこう。

終わりに

いかがだったでしょうか?

ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。毎週月曜日6時AMには経済指標をツイッターでまとめて発信しております。またコメントも頂けると幸いです。 これからもアメリカの現地の声を届けていければと思っております。@StevenToshiCH

それでは、ありがとうございました。

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