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AIと人間、どちらが投資で勝つのか。お小遣い口座で100万円ずつ戦わせてみる

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資産推移報告
この記事は約9分で読めます。

最近、自分の中で少し変わった投資企画を始めている。

自分、ChatGPT、Gemini。

この3者で、それぞれ100万円ずつのポートフォリオを作り、VTを上回れるかを競うというものだ。

要するに、人間とAIの投資三つ巴戦。

家計のメイン資産ではやらない。
これはあくまでお小遣い口座の中で行う実験だ。

お小遣い口座は実際には1つ。
その中で、仮想的に3つの100万円ポートフォリオに分けて運用している。

ただし、仮想とはいっても銘柄は実際に買っている。
ChatGPT案も、Gemini案も、自分のお金で買っている。

AIに銘柄を聞いて終わりではない。
AIが選んだ銘柄で、実際に自分の口座が上下する。

これはなかなか良い緊張感がある。
AIの提案に財布を渡すと、急に会話の温度が2度くらい上がる。

生活防衛資金や長期インデックス投資とは切り離している。
家族の将来を賭けた勝負ではなく、投資判断の訓練としての勝負。

ここはかなり大事だと思っている。

投資は本来、人生を安定させるための道具だ。
でも一方で、個別株を考えること自体はけっこう面白い。

だったら、生活を壊さない範囲で真剣に遊べばいい。
お小遣い口座という小さなリングに、AIと人間を立たせてみることにした。

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この企画の目的

この企画の目的は、短期で大きく儲けることではない。

目的は大きく3つある。

  1. AIの投資判断がどこまで使えるのかを試す
  2. 自分の投資判断のクセを可視化する
  3. VTを上回ることの難しさを体感する

特に大事なのは3つ目だ。

個別株を触っていると、どうしても「これは勝てる」と思いたくなる。
でも実際には、全世界株式ETFのVTを継続的に上回るのはかなり難しい。

つまり、この企画はAI対人間であると同時に、全員対VTでもある。

勝負しているようで、実は全員がVT先生に試験を受けている。
教室の後ろでVTが無言で腕を組んでいる感じだ。

基本ルール

ルールはシンプルにしている。

項目内容
企画開始2026年3月末
運用資金各参加者100万円
実際の口座お小遣い口座1つで仮想的に3分割
参加者僕 / ChatGPT / Gemini
銘柄数最大3銘柄
各銘柄比率25%以上
セクター同一セクターへの過度な集中は避ける
入れ替え毎月末に1銘柄のみ可能
成績管理円建てで統一
比較対象VTの年初来リターン

成績は円建てで統一する。

米国株はドル建てで見ることもできるが、この企画では最終的に自分の生活に戻ってくるお金として見たい。
だから円建てで見る。

毎月末にポートフォリオを見直す。
ただし、入れ替えられるのは1銘柄だけ。

この制限を入れているのは、都合よく乗り換え続けると、ただの後出しジャンケンになるからだ。

投資では、買うことよりも持ち続けることの方が難しい。
だから、この企画でも「簡単に逃げられない」ルールにしている。

3者のポートフォリオ

初期のポートフォリオは以下の通り。

参加者初期ポートフォリオ
GOOG 50%、キーエンス 25%、三菱重工 25%
ChatGPTNVDA 45%、トヨタ 30%、MUFG 25%
GeminiNVDA 40%、トヨタ 30%、BRK.B 30%

その後、4月末の見直しで、ChatGPTとGeminiはトヨタを外した。

ChatGPTはトヨタから東京エレクトロンへ。
GeminiはトヨタからCRWDへ。

そして5月末時点では、以下のような状況になっている。

参加者6月方針ポートフォリオ
GeminiホールドNVDA / CRWD / BRK.B
ChatGPT入れ替えNVDA / LLY / MUFG
ホールドキーエンス / GOOG / 三菱重工

ここで、3者の性格がかなり分かれてきた。

Geminiは勝っているので動かない。
ChatGPTはAI・半導体テーマに寄りすぎたため、東京エレクトロンを外してLLYへ入れ替える。
僕は三菱重工をホールドする。

この6月は、かなり性格が出る月になると思う。

5月末時点の成績

5月末時点の成績は以下の通り。

順位参加者評価額100万円からの増減リターン
1位Gemini¥1,322,618+¥262,434+24.75%
2位¥1,148,811+¥110,221+10.61%
3位ChatGPT¥1,138,005+¥104,054+10.06%

現時点では、Geminiが大きくリードしている。

理由はかなり明確で、CRWDの上昇が大きい。
Geminiのポートフォリオでは、CRWDが+60.93%と大きく伸びている。

一方で、ChatGPTと僕はかなり接戦になっている。

ChatGPTはNVDA、東京エレクトロン、MUFGがすべてプラス。
かなりきれいな勝ち方をしている。

僕はキーエンスとGOOGが大きく伸びた一方で、三菱重工が-19.45%と足を引っ張っている。
それでも全体では+10.61%を維持しているので、現時点ではまだ十分戦えている。

5月末時点の内訳

ChatGPT

銘柄比率現在価値購入価値損益損益率
NVIDIA45%¥471,165¥421,451+¥49,714+11.80%
東京エレクトロン30%¥366,940¥329,000+¥37,940+11.53%
MUFG25%¥299,900¥283,500+¥16,400+5.78%
合計100%¥1,138,005¥1,033,951+¥104,054+10.06%

ChatGPTはかなり堅実に勝っている。

NVDAと東京エレクトロンのAI・半導体テーマが素直に効いている。
さらにMUFGもプラスで、3銘柄すべてが黒字。

この形は美しい。

ただし、NVDAと東京エレクトロンはテーマが重なる。
そのため、6月から東京エレクトロンを外してLLYへ入れ替える判断をした。

これは、勝っている銘柄を外すというより、AI・半導体に寄りすぎたポートフォリオを少し整える判断だと思う。

Gemini

銘柄比率現在価値購入価値損益損益率
NVIDIA40%¥437,511¥391,348+¥46,163+11.80%
CrowdStrike30%¥582,589¥362,007+¥220,582+60.93%
Berkshire Hathaway30%¥302,519¥306,830-¥4,311-1.41%
合計100%¥1,322,618¥1,060,185+¥262,434+24.75%

Geminiは、現時点では文句なしの1位。

最大の勝因はCRWD。
+60.93%という上昇で、ポートフォリオ全体を一気に押し上げている。

NVDAもプラスで、BRK.Bは小幅マイナス。
つまり、守りのBRK.Bが少し沈んでも、CRWDが全部持っていった形だ。

これはかなり強い。

ただし、同時にCRWD頼みの面もある。

ここからさらに伸びるならGeminiの独走になる。
逆にCRWDが調整すると、かなり差が縮まる可能性もある。

6月は、Geminiが攻め続けるのか、それとも守りながら勝ちを維持するのかが見どころになる。

銘柄比率現在価値購入価値損益損益率
キーエンス25%¥320,440¥249,760+¥70,680+28.30%
Alphabet50%¥600,011¥505,330+¥94,681+18.74%
三菱重工25%¥228,360¥283,500-¥55,140-19.45%
合計100%¥1,148,811¥1,038,590+¥110,221+10.61%

自分のポートフォリオは、かなり明暗が分かれている。

キーエンスは+28.30%。
Alphabetも+18.74%。

この2銘柄はかなり良い。

一方で、三菱重工が-19.45%。
ここが完全に足を引っ張っている。

それでも全体で+10.61%なので、まだ勝負にはなっている。
むしろ、三菱重工がこれだけ下げている中で2位に残っているのは、キーエンスとGOOGの強さがかなり大きい。

問題は、三菱重工をどう見るか。

5月末ではホールドする。
ただし、これはただの我慢ではない。

三菱重工のストーリーはまだ壊れていない。
防衛、原発、エネルギー安全保障、GTCC、地政学リスク。

このあたりの長期テーマはまだ残っていると考えている。

ただし、6月も反発できなければ、7月末は時間軸のミスとして入れ替えを検討する。

この銘柄が戻れば、自分のポートフォリオはまだかなり戦える。
戻らなければ、キーエンスとGOOGが頑張っている横で、三菱重工がずっと重りを持って走ることになる。

5月末時点で見えたこと

5月末時点で見えたことは、3つある。

1つ目は、AIの判断は普通に強いということ。

特にGeminiは、CRWDを入れたことで大きくリードした。
これはたまたま上がっただけとも言えるが、AIが高成長テーマを選び、それが実際に株価に反映されたという意味では、かなり強い結果だと思う。

2つ目は、分散していても差はかなり出るということ。

3銘柄しか持たないため、1銘柄の影響がかなり大きい。
GeminiはCRWDで大きく伸びた。
自分は三菱重工でかなり削られた。

個別株は、やはり1銘柄の重みが大きい。
ETFとは違って、1人の走者が転ぶとチーム全体がざわつく。

3つ目は、自分の投資判断にはかなりテーマ性が出るということ。

自分は三菱重工をホールドする。
これは、短期の株価だけではなく、防衛やエネルギー安全保障という長期ストーリーを見ているからだ。

ただし、投資では正しいストーリーでも、時間軸を間違えると負ける。
ここが一番難しい。

5月末時点では、まだ三菱重工のストーリーは壊れていないと考えている。
でも6月も反発できないなら、7月末には入れ替えを本気で考える。

6月の注目点

6月の注目点は以下。

参加者注目点
GeminiCRWDがさらに伸びるか、それとも調整するか
ChatGPTLLYへの入れ替えが効くか
三菱重工が反発できるか
全体VTに対して優位を保てるか

現時点ではGeminiが1位。
ただ、まだ始まったばかりだ。

ChatGPTはLLYでセクター分散を取りにいく。
自分は三菱重工をホールドして、長期ストーリーがまだ市場に評価されるかを見る。

6月はかなり面白い月になると思う。

特に自分にとっては、三菱重工の月だ。
ここで反発すれば、ホールド判断はかなり報われる。
逆に下げ続けるなら、「正しいストーリーでも、買うタイミングが早すぎた」という反省になる。

投資は、正しいか間違っているかだけではなく、いつ正しいかまで問われる。

この企画では、そこも含めて毎月記録していきたい。

今後の報告フォーマット

今後は、毎月1回、この企画の進捗を報告していく。

毎月見るポイントは以下。

項目内容
評価額各100万円がいくらになったか
増減額100万円からいくら増えたか、減ったか
リターン率各100万円に対する増減率
VTとの差VTの年初来リターンに対してどうか
月間勝者その月に一番伸びた参加者
総合順位企画開始からの順位
勝因・敗因どの銘柄が効いたか
入れ替え判断月末に1銘柄替えるか
来月の注目点次に見るポイント

特に大事なのは、評価額そのものよりも「100万円からいくら増えたか」だと思う。

今後は売買も増えていく。
そうなると、個別銘柄の損益だけでは全体像が見えにくくなる。

だから毎月の報告では、各参加者の100万円がいくらになったかを中心に見る。

単に勝った負けたでは終わらせない。

なぜ勝ったのか。
なぜ負けたのか。
それは再現性があるのか。
ただ運が良かっただけなのか。

ここを見ていきたい。

まとめ

お小遣い口座で、AIと人間の投資三つ巴戦を始めた。

参加者は、自分、ChatGPT、Gemini。
それぞれ100万円ずつ運用し、VTを上回れるかを見る。

企画開始は2026年3月末。
実際の口座は1つのお小遣い口座だが、その中で仮想的に3つの100万円ポートフォリオに分けている。

ただし、銘柄は実際に買っている。
AIの案も、自分のお金で買っている。

5月末時点では、Geminiが大きくリード。
CRWDの上昇がかなり効いている。

ChatGPTは3銘柄すべてプラスで堅実。
僕はキーエンスとGOOGが好調な一方で、三菱重工が足を引っ張っている。

6月開始時点のポートフォリオは以下。

参加者ポートフォリオ
キーエンス / GOOG / 三菱重工
ChatGPTNVDA / LLY / MUFG
GeminiNVDA / CRWD / BRK.B

今のところ、Geminiがかなり強い。
ChatGPTはLLYへの入れ替えで巻き返しを狙う。
僕は三菱重工をホールドして、長期ストーリーがまだ生きているかを見にいく。

この企画は、短期で儲けるためというより、投資判断を記録するためのものだ。

AIの判断。
自分の判断。
そして、何も言わずに横にいるVT。

この3つを比べながら、毎月定点観測していく。

投資は、結局のところ、自分の判断をあとから見返せる形にしておくことが大事だと思う。

勝ったときだけ覚えていて、負けたときは記憶の押し入れにしまう。
それをやると、たぶん一生うまくならない。

だから、この企画では、勝ちも負けもそのまま残していく。

まずは6月。
AIと人間の勝負がどうなるか、毎月1回、報告していきたい。

い。

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