こんにちは、Stevenです。
自動車関連会社勤務の30代です。来年からまたアメリカに赴任となってしまいました。赴任時には日本の証券会社とはおさらばとなりますが、向こうでアメリカ株をさらに勉強するチャンスととらえて前向きに頑張ります。
毎週 ①割安日本株を下がすRSIランキング と ②成長株の順張りを狙うグロース株考察 の2本を書いております。毎週2本以上書けば1年で100社の分析ができますからね。どんどん書いていきます。
このブログはこんな人に向けて書いております
・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家
まだまだ株をはじめて間もないけど、日本相場の波に乗れて半年で+30万円ぐらい収益プラスになったよ。ビギナーラックはどこまで続くのか自分でも怖いね。直近の成績はリンクを見てみてね!
今週は最強企業のテスラの決算が出ましたので、そちらを見ながら株価と考察を行いたいと思います。
また、ほかの自動車会社も以下でまとめております。
テスラ(TSLA)
・テスラはAIロボット会社、自動車会社でもエネルギー会社でもない
テスラはとても投資が難しい会社です。現在の売上のほとんどはEV車によるものです。そしてその取り巻きとして電力事業の売上も好調となっております。
ただし、テスラが狙っている姿は自動運転が当たり前となる世界です。そしてその自動運転を最適化するためにモビリティと設備を先行投資という形で売っているのです。現時点では価格帯の高いテスラ車を売り、高級車という付加価値をつけながら行っておりますが、自動車を作る技術と充電設備が拡充した際には低価格で自動運転車をバラなきテスラなき交通網が成り立たない社会を狙っております。
他の自動車と比べても、時価総額・PERがダントツで高いことがわかります。また売り上げもかなり上がってきており、伸び率もとんでもないため、あと5年もあれば売上TOPも狙えるポテンシャルを持っております。
株価分析
テスラの株の伸び率が圧倒的ですね。ぐんぐん伸びているグロース株で、本当に昔から持っておけばよかったと思える株です。
トレンドとしては200日移動平均線でじりじりと上がってきておりました。直近のビットコインの高値と決算の良さから50日平均線もしっかり突きはなしました。さらにハーツというアメリカ最大のレンタカー会社から1万台の受注を受けるなどのニュースから高値をさらに更新、止まらなくなっております。
現在テスラはS&P500としても2%ほど、NASDAQ100でも4%ほどの割合を担っております。そのため、インデックス投資をしていても冥利を受けております。さらにテスラが上がることで株価全体のお祭りムードも高まりほかの株価もつられて上がってくれます。いろんな方に波及するとても強い株です。
どうやったら3年前に戻れるかな。全額突っ込むよね、テスラに。
業績分析
売上はきれいな右肩上がりを続けております。というより急速な伸び方をしていることがわかります。
利益も去年黒字転換することができ、今年はさらにその幅が上がってきております。現在積極的な投資をガンガンしている最中ではありますが、その中でも黒字転換したことが好感されこの辺りから株価の上昇が止まらなくなりました。
なんてすごい業績なんだ・・・これが新時代の覇者か
直近の決算確認
さて、直近の決算資料を見てみましょう!
まずは2021Q3のまとめです。
The third quarter of 2021 was a record quarter in many respects. We achieved our best-ever net income, operating profit and gross profit. Additionally, we reached an operating margin of 14.6%.
2021年の第3四半期は、多くの点で記録的な四半期でした。私たち 過去最高の純利益、営業利益、粗利益を達成しました。 さらに、営業利益率は14.6%に達しました。
この一文にすべてが集約されているかなと思っております。
営業利益率がついに驚異の14.6%に達成し、ここ直近の1年を見ても驚異的な伸びです。
生産台数もしっかり伸ばしてきており、工場内での生産性がどんどん高くなってきているのがわかります。3QにはいってからまたモデルS/Xといった高価格帯のモデルを生産しなおしたことも利益に貢献していると思います。
モデルS:1000万-1500万円、モデルX:1200万-1500万円、モデル3:500万円ほど
2021年中にはベルリンでも工場が稼働を始めるため、さらに生産力が上がる公算です。さらにテキサスでの新工場もかなり形が出来上がってきており、サイバートラックという新たな車両が展開される予定です。
マーケットシェアも確実に上がってきており、まだまだ作れば作る分だけ売れるという状況は続くでしょう。
サイバートラック、これは絶対アメリカで売れるよね。日本でも売ってくれないかな。いくらになるんだろう。
今後の展望
ここ数年は最強のEV会社として覇権を握り続けるでしょう。まだまだマーケットのシェアを刈り取れるほどの生産量が確保できておりませんが、これは戦略次第です。
現在は安い車でも500万円します。ただし利益が乗ってくるようになったので、あとは300万円代の通常EV車を売り出すことができれば一気にシェアをトヨタ・VWより奪い取れるでしょう。こうなった時に、テスラで動くテスラ内のソフトウェアの連携が生きてきます。このシェアを一気にとれるのか?というところが最大の争点です。
ここに対抗できるのは自動車会社ではなく、グーグルかアップル、または中国メーカーのみでしょう。グーグルが自動車版アンドロイドのようなものを自動車会社に提供を始めたら一気に形成が逆転されます。もともとグーグルが培ってきた連携できるソフトウェアのレベルと量が違いすぎます。またアップルが独自にアップルカーを作ることができればこれも一気に注目を集めるでしょうが、テスラのほうがこれだけ自動車に先行しているためソフトとハードを作るのは難しいのではないかなと思います。
よってテスラは間違いなく次世代の自動車産業のメインになることは疑いの余地もありません。ただほかの自動車産業も黙ってはいないのでレッドオーシャンであることにも変わりはありません。
テスラは現在主要メーカーを束にしても時価総額で勝てておりません。ただ本質的に自動車のマーケットはそこまで大きくはならないと思いますので、すべての車会社が得られる売上がすべてテスラに集まったとしても時価総額が大きすぎる気がしてなりませんね。
まとめ
長期保有という意味では、テスラは割高なのではと思っております。ただし、短期においてはまだまだぐんぐん上がると思っておりますので、ちゃんと出口を考えながらの投資ならしてもいいだろうと思います。
他のメーカーが本格的に参入した時に生き残れるのか期待です。アメリカはやっぱり強い!
いかがだったでしょうか?
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。またコメントも頂けると幸いです。 @StevenToshiCH
毎週 ①割安日本株を下がすRSIランキング と ②成長株の順張りを狙うグロース株考察 の2本を書いております。毎週2本以上書けば1年で100社の分析ができますからね。どんどん書いていきます。 よろしければこれからも読み続けていたければ幸いです。
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