こんにちは、Stevenです。
自動車関連会社勤務の30代です。来年からまたアメリカに赴任となってしまいました。日本の証券会社とはおさらばとなりますが、アメリカ株をさらに勉強するチャンスととらえて前向きに頑張ります。
毎週 ①割安日本株を下がすRSIランキング と ②成長株の順張りを狙うグロース株考察 の2本を書いております。毎週2本以上書けば1年で100社の分析ができますからね。どんどん書いていきます。
このブログはこんな人に向けて書いております
・株には興味があるけど時間がないサラリーマン投資家
・自動車関連銘柄に興味がある変わった投資家
まだまだ株をはじめて間もないけど、日本相場の波に乗れて半年で+30万円ぐらい収益プラスになったよ。ビギナーラックはどこまで続くのか自分でも怖いね。直近の成績はリンクを見てみてね!
今週も楽天のスーパースクリーナ−を使ってRSIランキングを作りました。その中で気になる企業をピックアップし、考察していきたいと思います。
TOPIX100より、9週RSIの低い順に並べております。
※楽天証券の9週RSIを使用しております。
今週のTOPIX
今週のTOPIXの終値は2090.75でした。先週より-9.42(-0.45%)となりました。
S&P500とNASDAQ100はどちらも横横相場でした。FOMCのテーパリング発言まで様子見ムードでしたね。結局テーパリング開始時期は明言されず見送りとなりましたので、最終日安心感が広がり値上がりしました。
中国指数はさらに下げております。恒大集団のデフォルトを警戒し、さらに下がっております。大きな広がりを見せることはないといわれておりますが、きっかけを作った中国の政策は今後もマイナス要因です。そのため、上値は重い状態が続くでしょう。
日本の指数は先々週より伸びたため、各企業別の9週RSIもかなり高水準で推移しております。
RSIランキング
ワースト10だった部分に赤字で色を付ており、ワースト3は太字にしております。
任天堂は相変わらず絶不調ですね。9週連続でワースト3以内に入っております。好材料出尽くしのところに半導体不足の不安視とテンセントなどゲーム関連と一緒に売りが続いているようです。日経平均への採用が決定したのですが上昇はしておりません。
西日本旅客鉄道は今週も引き続き売買がとても多く行われましたが、結局下げとどまったままといった状況です。増資の影響を抑えるにはかなり長期のスパンでの時間が必要でしょう。また東日本旅客鉄道も同じような財務体制であることをから同じく下げております。
ソフトバンクグループもRSIが常に50以下で推移しており、じりじり下げていっております。中国指数と連動しますので、これからどこまで下に下がっていくのか、上がるタイミングはいつなのかが注目です。
トップ10だった部分に青字で色を付ており、トップ3は太字にしております。
上の表を比べてみると思いますが、赤い色の銘柄はずっと赤く、青い色の銘柄はずっと青いです。
今日はそんなあがり続ける順張り銘柄より、SOMPO HLDGを深堀していきたいと思います。
もっと早くからこの法則に気づいておくべきでしたね!いやはや変な株をいっぱい買ってしまいました。これからは順張りの時代やで!
本日ワースト3だった銘柄はすでに以前考察しているため、こちらもお読みいただけると幸いです。
SOMPO HLDG(8630)
保険業界の3強の一角をなす、SOMPO HLDGです。
損保ジャパンを中核に、海外事業や介護事業なでにも手を伸ばしており多角経営化を進めております。
保険・銀行は政府の金融緩和が縮小に向かえば利ザヤが稼ぎやすくなるため、これからさらに利益が伸びるのではと注目されております。ただし、高市早苗氏が総裁選で勝利した場合、金融緩和は続かない公算が大きいので値を下げる可能性もあります。
SOMPO HLDGは現在株価最高値を更新中です。この状況で日本株全体も上がり始めておりますので、この銘柄も味の素に続いてスター状態へ突入しております。
PER(予):12.23倍 配当利回り(予):4.04% とかなり安いにも関わらず、株価も成長しているという文句のない状態ですね。
実績は◎、将来性は〇、短期は◎です。すでに利益進捗率が1Qで47%まで来ておりますので、かなり期待ができる株でした。
保険・銀行は自社の努力でどうにもならない部分がどうしてもあるから配当利回りなんかはかなり多くなりがちだよね
実績
まずは売上ですが、きれいな右肩上がりとなっております。
21年度も収益は最高値を更新予定ですが、利益は1850に据え置いております。
EPSは2017年が最高値でそれ以降は横横が続いておりますね。なぜ株価がうわ抜けしているのか、なにかカラクリがありそうです。
EPS=Earnings Per Share, 1株当たりの利益を表し、年単位で見ることで成長性を見る指標として使われます。
財務上も安定しているように見えます。BPSも基本上向いております。
BPS=Book-value Per Share, 1株当たりの純資産を表し、企業の安定性を見る指標として使われます。
配当については13年からしっかり毎年増配を達成しており、配当性向も50%以下に収まっております。ここからもかなり安定していることがわかりますね。自社株買いも毎年しておりいい感じです。
株価はずっと横横で推移しておりましたが、直近でブレイクアウトしております。ポストコロナで経済は上向きそうですし、しっかり売上規模が拡大していることが評価されて最高値を更新したのかなと思っております。
グロース株に比べるとやはり爆発力にかけますが、安定と成長を取りたいなら良い株に見えますね!もちろん経済が上向いていること前提なのですが。
将来性
まずはセグメント別の売上を見ていきましょう
セグメントとしては
損保ジャパンが一番大きなウェイトを占めております。21年予想は利益1745億(63%、連結調整を除く)を占めております。2020年の売上規模ではは2.1兆円(55%)ですので、まさに損保ジャパンが4番打者に君臨しております。
海外G会社も影響力はかなり大きくなってきております。21年予想は利益723億(26%)で、売上規模を見ると0.73兆(19%)となっております。さらにどんどん伸びておりますのでここは注目のセグメントです。
ひまわり生命は損害保険ではなく生命保険となります。SOMPOのメインは名前の通り損保であり、生保は得意ではありません。分野の違いは以下の図の通りです。 21年予想は利益172億(6%)で、売上規模を見ると0.45兆(12%)となっております。
SOMPOケアも規模としてはまだまだ大きくはありませんが、着実に成長している分野となります。 21年予想は利益86億(3%)で、売上規模を見ると0.14兆(4%)となっております。
現在の業績の進捗率となりますが、すでに47%まで達成しております。ただ、いろんな年を見てみると、1Qより2Qのほうが進捗率が下がっていることがあります。
2018年や2017年を確認してみましたが、これは台風被害に伴う給付が夏に増えるからでした。また海外事業でも山火事やハリケーンの損害もでるため、夏が一番予想外の給付が多い傾向にあります。そのため、過去五年の進捗率を見てみると1Qより2Qのほうが進捗率が少なくなっております。
とはいえ、現時点で47%まで達成した年はありませんから、この状況をみてSOMPOの株価が上がっているとみて間違いないでしょう。
海外事業を深堀してみると、保険料の伸びがすさまじいことがわかります。ただし、利益は日本ほどまだ体質が固まっておらず、年によってかなりばらつきがあります。ただし、売り上げ規模が大きくなればなるほど保険という性質上期待値に収束していく傾向があるため、どんどん売上伸ばすことが安定を増すことになります。
海外といっても基本は欧米分野がほとんどなので、これからの拡大に期待ですね。
SOMPO HLDGの資産運用配分を見てみましょう。国内債券比率が一番高く、これが利ザヤが稼げる公算が多くなると儲かるという所以です。外国証券もかなりの量を運用しており、世界株も上向いているため、SOMPOの株価も上がっているわけですね。
このポートフォリオは保険会社が安定していると判断しているポートフォリオだから、僕たちも参考になるね。守りのポートフォリオとして。
まとめ
利益としてはまだまだ最高水準に達していなかったものの、今年は上方修正してくる公算が高いので、株価が最高値に達している状況でした。
ただし、損害が発生する災害に左右される事業ですので、株価はかなり乱高下することが予想されます。来週くる台風がどれくらいの規模かにもよりますが、そういった際に一時的に下がったタイミングで拾うのも面白いのではと思っております。
いかがだったでしょうか?
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。またコメントも頂けると幸いです。 @StevenToshiCH
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それでは、ありがとうございました。
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