こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
今週も楽天のスーパースクリーナ−を使ってRSIランキングを作りました。その中で気になる企業をピックアップし、考察していきたいと思います。
TOPIX100より、9週RSIの低い順に並べております。
※楽天証券の9週RSIを使用しております。
今週のTOPIX
今週のTOPIXの終値は1901でした。先週より3ポイントダウンですね。
横横相場がずっと続いており、行き場を失っている感じですね。多くの決算が発表されながらも株価があまり影響を受けていないということは想定道理の市場ということでしょう。
9週RSIとしては50ほどまで戻ってきました。3末につけた最高値からジリジリ下がってきていますが、ここ9週は本当に変わらないということですね。アメリカは最高値更新中なんですが・・・
7/31 RSIワーストランキング
ファーストリテイリングのRSIが一気にさがりワーストとなりました。大きなニュースはありませんが、日経225が売られている問うことでしょう。
先週より新しく入ってきた銘柄は任天堂(7974)、キリンHLDG(2503)、アサヒグループHLDG(2502)となります。今日は任天堂にのみ絞ってさらに深堀します。
任天堂(7974)
マリオでおなじみ任天堂です。任天堂の強みは大きく分けて二つです。1つはマリオ・ピカチュウなど世界中に認知のあるブランド力です。2つはスイッチなどのゲームプラットフォーム事業です。
個人的には2つめのプラットフォーム事業はいつかは終焉を迎えると思ってます。それがスイッチの次の世代か、その次の世代になるかはわかりません。ただし徐々に徐々にスマホやPCなどにゲーム全体のパイが奪われておりますので、時間の問題です。
しかしブランド力は落ちることはありえず、プラットフォーム事業を奪われたとして最強のソフト会社として君臨し続けることは可能です。そこで現在の利益はどこが源泉か?を注視していく必要があります。
売上の推移を見てもらうとWii・DSが好調だった時、Wii Uが不調だった時、スイッチで一気にはねた時と呼応して売上と利益が爆発する体質であることがわかります。
配当も基本的に配当性向を40%ほどを維持してくれるようになってますので、利益に応じて配当が上がり、株価が吊り上がる仕組みですね。
ここ5年の株価を見てみるとどんどん株価が上がっております。またRSIに目を向けると2年に1度くらいしかない安値であることを示していると思います。
任天堂の現在の売上の主戦場は国内・北米・欧州と先進国に偏っております。中国やアジアではそこまで売れてないのですね。
ゲームは娯楽産業になりますので、先進国が主戦場であるのはわかりますが、中国が大きなパイを閉めないのは意外です。
中国には現在強力なゲーム会社が多数誕生しておりますが、その影響も大きそうです。
現在ハードとしてはシェアの50%を持っている状況です。またソフトとしてのシェアはなんと80%も持っております。
この圧倒的ソフトラインナップが、独自開発ハードに乗るため、ソフトの売上にマージンを取られる必要がありません。もし自社ハードで発売ができなくなるとするとソフトの売上より3割はプラットフォーマーへの支払いが必要となります。これは大きな痛手です。
ゲーム会社は利益をほとんどソフトで稼ぎ出します。任天堂の場合は他社が任天堂ハードで発売してくれたソフトのマージンもあります。ただ任天堂ハードの売上のほとんどは任天堂ソフトのため、そんなに大きな影響は受けないでしょう。
つまりソフト会社として生きていくことなった場合売り上げの3割は取られてしまうため、利益は5割減ぐらいになると思います。今後ハード会社として生き残れないことを考えると利益は半減することを前提に考えておく必要があります。
現時点(7/31)のPERは14倍ほどです。ハード会社として存続できない状況となるとその倍となり28倍ほどです。株価は直近ではものすごい安い状況ではありますが、今後の可能性を踏まえるとまだまだ高いかもしれません。
いかがだったでしょうか?
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