■ はじめに|アメリカ駐在中に「ガラパゴスへ行く」という選択
ガラパゴス諸島といえば、一生に一度は行きたい場所。
ただ、日本から行くには距離が遠く、乗り継ぎも必須。気軽に旅行できる目的地ではありません。
でも——
アメリカ駐在中の今なら、ギリギリ現実的に行ける遠さ。
そんな理由から、我が家(大人2名+7歳の子ども)は、2025年12月にガラパゴスへ10日間の旅に出ます。
この記事は 出発前の「予習編」 として、日程・費用・持ち物・実務情報をまとめたものです。
旅行後には、実際の体験(寒さ・揺れ・動物との距離・難易度など)を追記し、
「予習編 × 実録レビュー編のハイブリッド記事」 にアップデートする予定です。
■ 1章|ガラパゴス旅行は子連れに向いている?向いていない?
● 向いている理由
- 動物との距離が異常に近い(イグアナ、アシカ、ウミガメ…)
- ツアーがしっかり管理されていて初心者でも安心
- 日程設計しだいで十分子連れ対応ができる
7歳でも楽しめる “自然のテーマパーク” のような場所。
● 注意点・難しいポイント
- 船移動が長く揺れる(片道2時間以上)
- 水温が低い(12月は特に冷たい)
- 日程を詰め込みすぎると体力的にきつい
特に子どもは「寒さ」「船の揺れ」「移動の長さ」が壁になりやすい。
■ 2章|費用と準備|今回の旅で実際にかかった金額(現時点)

現時点(2025年12月・出発前)で確定している費用は以下のとおり。
● 2-1|費用一覧(確定分)
| 項目 | 金額 | 補足 |
|---|---|---|
| 国際線(DTW–UIO往復/Delta) | $3,795 | eCredit -$200適用後 |
| 国内線(UIO–GPS往復/Avianca) | $1,405 | 3名分 |
| 旅行保険(医療5000万・搬送1億) | $51 | 必要最小限のみ |
| Holiday Inn Quito Airport(前泊1泊) | 21,000point | IHGにて |
| Hotel Ninfa(ガラパゴス5泊) | $1,366 | 朝食つき |
| ガラパゴス入島費用(TCT+税) | 約$600 | 現金推奨 |
| バルトロメ島ツアー | $870 | Galapagos Blue |
| ノースセイモア島ツアー | $840 | 同上 |
| サウスプラザ島ツアー | $750 | 同上 |
総額:約 $9,677
ここに「食費」「タクシー」「レンタル品」「チップ」などが後から追加されます。
旅行後、最終的な支出を追記予定。
■ 3章|10日間のスケジュール(子連れ最適化)

Day1|アメリカ → エクアドル(キト)|「今日は寝るだけでいい」
この日は DTW → ATL → UIO の長距離移動日。 夜着になることは分かっていたので、最初から観光は一切入れず、空港近くのホテルで寝るだけと決めました。
正直、「せっかくエクアドルに来たのだから少し街を見たい」という気持ちがゼロだったわけではありません。 ただ、慣れない土地・夜到着・治安面の不安を考えると、ここで無理をする理由はないなと。
この旅で一番大事にしたのは、家族3人が疲れすぎず、喧嘩せずに終わること。 初日から体力や神経を削らないことが、その後の旅を楽にしてくれると信じて、この構成にしました。
- 宿泊:Holiday Inn Quito Airport
Day2|キト → ガラパゴス(サンタクルス島)|「まずは理解する日」
この日は UIO → GPS(バルトラ空港) で、いよいよガラパゴスへ。
到着後は、
- ガラパゴス通行許可(TCT)
- 国立公園入島料の支払い
- バス+フェリー+タクシーでサンタクルス島へ移動
と、思った以上に「やること」が多い一日です。
半日あれば観光らしいこともできそうですが、ここはあえて欲張らず、
- 町を一周して雰囲気をつかむ
- ツアー会社で受付を済ませる
- スイムスーツなど必要なものを受け取る
といった “理解と準備の時間” に充てることにしました。
ガラパゴスは一気に攻めるより、まず空気に慣れるほうが長く楽しめる。 そんな考え方で、この日は軽めにしています。
- 宿泊:Hotel Ninfa
バルトロメ島ツアー|「一番見たい景色を、体力があるうちに」
この旅で外せなかった場所のひとつが、バルトロメ島。 ガラパゴスを代表する景色で、ペンギンに会える可能性もある島です。
行きたい場所を正直に並べた結果、 体力も気力もまだ残っている前半に持ってこよう、という判断になりました。
船移動が長めなのは分かっているので、体調最優先。 「全部楽しめなくてもいい」くらいの気持ちで臨む予定です。
Day4|ノース・セイマー島ツアー|「連続2日までがちょうどいい」
バルトロメに続いて、ノース・セイマー島。 アシカや鳥類など、野生動物の密度が高い島です。
ツアーを連続にしたのは、
- 行きたい順に並べたら自然とこの並びになった
- まだ体力が残っているタイミングで、2つは確実に押さえたかった
という理由から。
ただし、5日連続でツアーを入れるのはやりすぎだとも思っていました。 天候や体調で「行けない日」が出る可能性もあるので、このあたりで一度区切っています。
Day5|フリー(調整日)|「使わなくてもいい日」
この日は、あらかじめ何も決めない 調整日。
体力的に余裕があれば、
- チャールズ・ダーウィン研究所
- 町歩き
に行くかもしれないし、
疲れていれば、
- ホテルのプール
- 昼寝
だけで終わるかもしれません。
「行きたくなったら、その時に予約すればいい」 そう思える余白を残しておくことで、気持ちがかなり楽になります。
Day6|サウス・プラザ島ツアー|「半日で、もう一度だけ自然を」
サウス・プラザ島は半日ツアー。
体力配分を考えつつ、 「それでも、これは見たいよね」という気持ちで入れました。
フルデイではなく半日にしたのは、
- 疲れを翌日に残さないため
- 帰国前にもう一度、ガラパゴスらしい景色を味わうため
という理由からです。
Day7|完全フリー(ビーチ想定)|「失敗を取り返すための保険」
旅の終盤は、完全フリー。
これは
- どこかで無理をしてしまったとき
- 天候や体調で思うようにいかなかったとき
その**“失敗を取り返すための保険”**として置いています。
何も起きなければ、ただビーチでのんびりするだけ。 それで十分だと思っています。
Day8|ガラパゴス → キト → アメリカ
GPS → UIO → ATL。 キト空港では約8時間のトランジットがあります。
市内に出ることは考えず、
- 空港内で休憩
- ラウンジ利用
を中心に、帰路に備える予定です。
■ 4章|持ち物・装備・服装ガイド(12月の最適解)

● 4-1|絶対に必要なもの
- ウェットスーツ(レンタル or 持参)
- ラッシュガード(上下)
- 船酔い止め(子ども用含む)
- 速乾タオル
- 防水バッグ
- GoPro(予備バッテリー必須)
- リーフセーフ日焼け止め
● 4-2|あると快適になるもの
- 薄手のウインドブレーカー
- ビーチシューズ
- ジップロック(スマホ保護)
- 簡単なスペイン語フレーズ表
● 4-3|7歳向けの特別準備
- お風呂でシュノーケル練習
- タオルポンチョ(寒さ対策)
- 船の暇つぶしグッズ(本・お絵かきなど)
● 4-4|持っていかなくてよかった可能性があるもの(想定)
- 大きい双眼鏡(ガイドのを借りられることも)
- 厚手のジャケット
- 大きすぎるスーツケース
- 重すぎる化粧品一式
※旅行後“本当に必要だったもの”をまとめ直す予定。
■ 5章|お金・治安・通信などの実務ガイド

● 5-1|現金とカードの考え方
ガラパゴスは 米ドル なので在米勢はそのまま使える。
現金は次の場面で必要:
- 入島税・TCT
- チップ
- 小規模店・タクシー
1ドル札・5ドル札を多めに。
● 5-2|治安について
- キト:大都市ゆえスリに注意。空港近くのホテル滞在は安全面で優秀
- ガラパゴス:穏やかだが、貴重品管理は当然必要
● 5-3|通信環境
- ホテルWi-Fiは期待しすぎない
- 船上はほぼオフライン
- 重要情報は事前にダウンロード
● 5-4|移動
- ガラパゴス島内:徒歩+タクシー+水上タクシー
- ツアー集合場所はホテルから近く便利
● 5-5|気候と服装
- 陸地:TシャツでOK
- 海・船上:寒さ対策が鍵
- スコール対策にレインジャケット1枚
■ 6章|これから行く人へのアドバイスとアップデート方針

● 6-1|旅の設計で大事なこと
- 休息日を必ず入れる
- 船酔いを甘く見ない
- 水温対策はしっかりと
- 7歳でも十分楽しめるが無理は禁物
● 6-2|現地での心構え
- 動物との距離が近く“感動が濃い”
- スケジュール変更は自然保護区ならでは
- 「観光地」ではなく「フィールド」に来ている意識が大事
● 6-3|この記事の今後のアップデート方針
旅行後に追記予定:
- 体感温度・揺れ・難易度などの実録
- 子供が一番楽しんだポイント
- 想定外のトラブル
- 本当に必要だった/不要だった持ち物
- 最終費用の精算
- 各ツアーの写真・レビュー
- 「次来るならこうする」改善案
この記事は “出発前の攻略ガイド” → “実録レビュー付き完全版” に進化させる予定。

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