こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
今回は楽天のスーパースクリーナ−を使ってRSIランキングを作りました。その中で気になる企業を1つピックアップし、考察していきたいと思います。
TOPIX100より、9週RSIの低い順に並べております。
7/17 RSIワーストランキング
昨今の中国とのトラブルで大きく株価を落としている会社が多いですね。
その中でも死活問題と言えるのははソフトバンクグループです。こちらを詳しくみていきましょう。
ソフトバンクグループについて
株価は今年の2月に10000円を突破しました。去年のコロナよりずっと上がり続けていた株価が一段落し、現時点は7000円代まで下がってきております。
特に、中国のIT規制が強まる懸念を受けて、株価がかなり下がってしまいました。
またコロナ渦に株価が下がったタイミングで1.5兆円の自社株買いを推し進め、その自社株買いがちょうど終了したことも起因して、直近では株価が下がり続けております。
よって、RSIは下がりに下がり続けております。PERは驚異の2倍、配当は0.59%となっております。まさにお買い得?のはずです。
本当にお買い得なのか?をみていききます。
ソフトバンクグループの財務
全体を通して見ると、すごいアップダウンがある会社ということがわかります。
売上が大きく上下しているのは米通信大手のスプリントの買収・合併に伴い売上をソフトバンクグループとして計上するかどうかによって差がでた形です。
ただソフトバンクグループはすでに投資会社ですので、この売上には投資の儲け等も含まれますので、そこまで重要な数字ではないです。
純利益4.99兆円です。とんでもない状況であるということが分かる図ですね。株価が絶好調だったため、ファンドの利益を売上として計上したため、上がったというからくりです。
ソフトバンクグループのポートフォリオ
ソフトバンクグループの時価純資産の内訳をみてみましょう。43%がアリババグループ、25%がVisionFundです。
VisonFundは主にIT企業(特にAI技術)に比重をおき会社を選別しております。
さらにSprintやTモバイル、ARM/NVIDIAも同じくIT企業となっており、完全なテック特化型投資会社としての側面が強いです。
ちなみに、ソフトバンクグループの現時点の時価総額は12.89兆円(7.17時点)ですが、資産は26.1兆円となっております。時価総額の2倍の株を運用しているとおり、それだけでも割安なのでは?と思えてしまいます。
割安なの?割高なの?
これは明らかに割安だと言わざるを得ません。
割安の理由としてはやはり中国依存の割合でしょう。アリババを始めとして、50%以上は中国依存の構成となっております。
現時点中国テック株は、中国当局が今後どのように動くかで株の差止めを食らったり、アプリの販売を差し止められたりしてしまうことがわかりました。
中国当局は情報統制をとても大切にしています。ゆえに海外テック企業は規制を受けて中国国内には入り込めておりませんでした。その影響中国国内テック企業が大きく成長し、中国国外の販路を求め海外へ出ていこうとしておりました。しかし、中国国内の情報をたくさん持っている中国テック企業が海外に出ることを恐れて中国当局は規制を強化している最中です。
今後中国が自国の情報統制を重んじるのか、経済を重んじるのかにより、中国テック企業の今後の行く末が決まります。しかし、たとえ国内のみでしか販路がなかったとしても10億人の規模があり、アジア・アフリカの販路まで含めれば十分すぎるほどの経済規模が今後もあります。
そのため中国テック企業の株価が下がっている現在は絶好の買い時と考えており、その集合体のソフトバンクグループも同じく買いどきであり、さらにソフトバンクグループ自体がそもそも買い時という理解です。
いかがだったでしょうか?
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ありがとうございました。
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