北米駐在を続けながら、株式投資・海外生活・家族旅行の三本柱で資産形成を発信しているStevenです。11月は為替・株式ともに大きく動き、まさに市場の波を全身で受け止めたような1か月でした。10月に続いて資産は過去最高を更新し、総資産はついに3,841万円を突破。
ただし、為替効果による押し上げが大きく、実質的な運用パフォーマンスは落ち着いた水準。FOMC前後の金利低下や、感謝祭シーズンに向けた消費関連株の上昇が目立った一方、米国の利下げ観測の行方には依然として不透明感が残ります。

また資産増えたけど、実感があんまりないな…

円安マジックってやつだね!

うれしいけど、ドル建てではそこまで伸びてないのが現実だね
アメリカ生活も残り4か月。日本に戻るまでにどこまでドル資産を積み上げられるか、引き続き堅実に運用を続けていきます。その一方で、日本側の口座に資産の大半があるため、リアルタイムで思い切った投資がしづらい“駐在ならではのもどかしさ”も感じています。だからこそ、いまは土台となる家族資産を守りつつ、余剰ドルでチャンスを狙う二段構えの戦略を意識しています。

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
海外駐在中で、株・旅行・米国生活など幅広く情報発信しています。中でも自動車業界については詳しく分析しております。これからもよろしくね!
1. マーケット概況(11月末時点)

11月は円安がさらに進行し156円台へ。米10年債利回りも4%前後まで低下し、株式市場にとって追い風となりました。NASDAQはAI関連銘柄の復調で反発し、S&P500も堅調に推移。日経平均は高値圏からの調整が入ったものの、依然として強い上昇トレンドを維持しています。
いわゆる「高市トレード」と呼ばれた円安・株高局面の延長戦のような相場で、為替と株価の両方がじわじわと資産を押し上げた1か月でした。短期的な過熱感はありつつも、世界全体で見ると“じり高基調”が続いている印象です。
—、S&P500・NASDAQともにプラス圏で終了。日経平均は10月の上昇分を一部戻す形となったものの、依然として高水準を維持。金利は緩やかに低下し、リスク資産にとっては追い風が吹いた月でした。
2. ポートフォリオ全体(11月末時点)

11月末時点の家族資産(家族口座合計)は38,410,990円。為替と米国株の追い風もあり、2か月連続で過去最高を更新しました。構成としては、家族口座(現金+投資) と お小遣い口座(攻めの投資枠) を明確に切り分けています。
■ 家族口座(家族資産)
教育資金・老後資金・生活防衛資金など、家族の基盤となる資産。
総額は前月比で大きく増加し、構成比もより安定した形に整いました。
11月は為替(円安)と世界株高の両方が寄与し、家族資産は大幅増。特に MX全世界(息子・親ともに大きく貢献) が強烈に伸び、長期積立の“王道”ぶりを見せつけた月でした。
- 投資総額:16,044,192円
- MX全世界(息子・親)が主役として大きく貢献
- QLD・VYM・BNDも総じて堅調で、バランスよくプラス寄与
- 現金(円):18,304,246円
- 支出少なめの月で、堅実に貯蓄が進行
- 現金(ドル):4,062,552円
- 倹約で約4,000ドル積み増し。帰国準備の選択肢が広がる
総評: “守りの口座”としては理想的な1か月。リスクをほぼ取っていないにもかかわらず、円安と世界株高の恩恵で自然体のまま増える展開。帰国4か月前としては最高の形で資産の土台作りが進みました。


| 口座 | 目的 | 評価額 | 前月比 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 家族株口座 | 教育・老後資金 | 16,008,082円 | +161,069円 | MX全世界とQLDが牽引 |
| 家族資金口座 | 現金バリア | 日本円:18,304,246円/ドル:4,062,552円 | 円・ドル合計で約40万円増(給与+節約) | 給与と節約でじわり増加 |
ポイント
- 債券ETF(BND)が再びじわりと上昇中が非常に堅実”という月で、為替と株価の両方の追い風をしっかり受けた形となりました。
- 総資産は2か月連続で過去最高更新
- 為替と配当が堅調に寄与
3. お小遣い口座(完全別管理)


家族資産とは完全に切り離した“攻めの口座”。短期〜中期で値動きを楽しむための枠であり、生活に影響のない範囲で積極的にリスクを取る役割です。
評価額は前月比でしっかりとプラスとなり、攻め口座らしい動きになりました。
■ 11月の主な伸び
- NASDAQ100(+440,260円):金利低下期待で強力反発。お小遣い口座のエース級。
- iS米国500(+146,760円):S&P500の堅調さをそのまま享受。
- 伊藤忠(+568,900円):商社株の強さ継続。為替も追い風。
- 三菱UFJ(+180,450円):利ザヤ拡大期待で銀行株が存在感。
- VYM(+243,823円):配当+株価ともに安定推移で心の支えに。
■ 考察
グロース(NASDAQ)とバリュー(商社・銀行)が同時に上昇する“レアな追い風月”。お小遣い口座としては理想的な結果で、リスクを取った分しっかりとリターンを得られました。
一方で、11月後半には過熱感も見え始めており、12月は調整リスクにも備える必要がありそうです。利確ラインを意識しながら、遊びながら増やすスタイルを継続します。
4. 銘柄レビュー(11月末時点)
全体的に落ち着いた値動きでしたが、いくつかの銘柄はしっかりと資産に貢献しました。
■ 好調だった主力銘柄
- MX全世界(息子・親):円安と株高の相乗効果で評価額が過去最高を更新。長期積立の強さを再確認できた月でした。
- QLD:AI・半導体セクターの復調が直撃し、引き続き強いパフォーマンス。とはいえレバレッジETFなので、比率はあくまで「遊びの範囲」に抑えています。
- VYM・BND:分配金・利回りともに安定し、“守りの柱”としての役割を発揮。株高でキャピタルが膨らむ中、心の安定をくれるポジションです。
■ 調整中・様子見の銘柄
- Tesla:ニュースにより上下が激しいが、長期的な期待値は維持。自動車業界ウォッチャーとして、引き続き慎重に観察中。
- 自社株:大きな動きはなく横ばい。帰国後にどのタイミングで売却するか、税金との兼ね合いを含めて検討が必要。
- 暗号資産:円安効果で名目評価額は上昇。比率は低く安全運用だが、ボラティリティの高さを再認識した月でもありました。
派手なドカンとした上昇ではありませんでしたが、“地味に増える強さ”が光った1か月だったと思います。
5. 運用ポリシーと長期資産推移の関係
- 焦らず、慌てず、積み上げる。
- ドル資産を厚くし、帰国後のリスク分散へ。
- 日本株・米国株・債券の三本柱で安定を追求。
この基本方針は、長期資産推移チャート(画像)を見ると一層わかりやすくなります。「積み上げ型運用」の効果が、数字ではなく“軌跡”として刻まれているからです。

ここまで伸びたら、少し守りも考えたほうがいいかもな

BNDとかVYMの出番だね!

そうだな、12月は配当シーズンでもあるし
今後の投資予定

- 上がる年も下がる年も積み上げ続けた結果が今につながっている。
- 駐在・帰国・マンション購入など、人生のイベントがそのまま資産の形に反映。
- 2023年以降は、世界株を軸に据えた戦略が加速し、資産の増加角度が一段アップ。
- 今後も 年間300万円ペースの積み上げが継続できれば、帰国後も滑らかに資産成長が続く見通し。
現在の個別株比率について
実は現在の個別株の多くは“自社株”です。これは、駐在中に日本側で唯一積み立て続けられた銘柄だったため、自然と比率が高くなった背景があります。帰国後はこの比率を徐々に落とし、個別株 → インデックス中心へ一気に転換していく計画です。
運用ポリシーとの結びつき
- 長期・分散・継続が最大のリターンを生んでいることが、チャート全体から明確に読み取れる。
- ドル資産を厚くする方針も“外貨部分の安定的拡大”として視覚的に確認できる。
- 個別株で勝負した時期もあるが、最終的には インデックス中心戦略が最も再現性の高い選択肢 であることが裏付けられている。
6. まとめ
- 総資産は38,410,990円に到達、2か月連続で最高更新
- MX全世界&QLDが引き続き牽引
- 債券ETF・高配当ETFが再び脚光
- 為替・金利の動向次第で年末に一波乱も
12月は旅行や帰国準備の出費が増える見込み。それでも投資の基本スタンスは変わらず、「長期・分散・継続」で家族資産を守り育てていきます。アメリカ生活残り4か月というタイミングだからこそ、無理な勝負は避けつつ、割安な場面ではしっかりとドル資産から投資していくつもりです。
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