30代/米国駐在のサラリーマン投資&旅行ブロガー Steven(@StevenToshiCH) です。
中島聡さんの名前を知ったのは、YouTubeでの対談からでした。特に印象的だったのは、チーム未来の安野さんとのやりとり。安野さんが「技術で国会や日本の政治を変える」と熱く語るのに対し、中島さんが本当に嬉しそうに、目をキラキラさせて応援していた姿でした。日本の政治に憂いを持ちながらも、若い世代が未来を切り開こうとする姿にワクワクしているのが伝わってきて、「この人はすごい」と思ったのがきっかけです。
そんな中島さんの考えをもっと体系的に知りたくて手に取ったのが『メタトレンド投資』。ですが、実際に読んでみると「思ったより新しい発見は少ないな」というのが正直な感想でした。とはいえ、投資を「推し活」として捉えるユニークな視点は面白く、改めて整理する意味はあったと感じています。

こんにちは、Stevenです。 @StevenToshiCH
株、アメリカ旅行、アメリカ駐在について発信しています。よろしくお願いいたします。
1. 対談から見えた中島聡という人
YouTubeの対談から見えてきた中島さんの姿は、投資家というより「応援者」でした。安野さんの「政治を技術で変える」という試みを心から楽しそうに受け止め、若者が新しいことに挑戦するのを見て、本当に嬉しそうにしていたのが印象的です。
この姿勢を象徴するのが、Pivotで語っていたiPhoneのエピソードです。発表を見て「この技術は世界を変える」と確信した中島さんは、単に投資するだけでなく、自らアプリを作る会社を立ち上げて支援しました。圧倒的な技術力と行動力、そして先見の明。興奮したら自分から支援してその会社を助けていくという姿勢は、凡人の僕にはない視点であり新鮮でした。僕たち凡人はどうしても「ただ乗り」に近い立場になりがちで、そこに大きな差を感じました。
2. 書籍『メタトレンド投資』の要点
本の内容は、中島さんのYouTubeや記事での発言を整理したような印象です。主な流れを簡単にまとめると、次のようになります。
- 技術トレンドを探す:AI、自動運転など世の中を変えそうなテーマに注目
- ピンときた会社に少額から投資:まずは少しだけ賭けてみる
- 社長や理念に共感したら追加投資:推しを信じて応援を強める
- 自らその企業のサービスに関わる:アプリを使ったり、実際に試して理解を深める
- 常に感覚をチェック:自分の直感や体験と合っているかを見極め、合わなければ手を引く
具体例として、今のトレンドであるAIやロボットに強いテスラ。中島さんはテスラ株を買うだけでなく、太陽光ルーフを導入し、自動運転サブスクも体験し続けることで「成功体験を最前線で感じる」ようにしています。また、メタについてもFacebook時代の勢いでは期待したものの、メタバースに舵を切った時は一度手を引き、その後ARグラスに注力し始めてから再び投資を始めるという柔軟さを見せています。
要するに、投資を「推し活」として楽しみながらも、自分の感覚に忠実であること。地下アイドルを早い段階から応援するように、世の中に知られる前から「推し企業」に投資し、違うと感じたら引く。そんなスタイルを体現しているのが中島さんの魅力だと思います。
3. 読んで感じたこと
正直に言うと、『メタトレンド投資』は新しい驚きに満ちた本ではありませんでした。中島聡さんのYouTubeや記事を普段から追っている人にとっては「すでに知っていることの整理」といった印象が強いです。むしろ、本の内容よりも、YouTubeで見た生き生きとした中島さんの姿のほうが強烈に記憶に残っています。
ただし「投資を推し活として捉える」という発想は、改めて文字で読むと腑に落ちる部分もありました。投資を単なる資産運用ではなく、自分が信じる未来を応援する行為として楽しむ。この視点は、投資家というよりも「未来のファン活動」に近く、読者に新しい考え方を与えてくれると思います。
4. 凡人にとってのハードル
一方で、凡人にとってこのスタイルをそのまま真似するのは難しいとも感じました。なぜなら、トレンドや社長のカリスマ性を早期に見抜くのは簡単ではないからです。凡人が気づく頃には、すでに市場が織り込んでしまっていることが多い。
中島さんの投資は「感覚」と「先見の明」に大きく依存しています。これは彼の技術力や経験があってこそ成り立つもの。凡人は、推し活投資に挑戦しても「ただのファン」になってしまいがちです。地下アイドルをデビュー前から応援できる人が勝つように、真似しようとしても簡単にはできません。
結局、凡人にできる現実的な戦略はこうです:
- インデックス投資で土台を固める
- そのうえで「心から推せる企業」に少額ベットする
つまり、メタトレンド投資は凡人にとって“メイン戦略”にはなりにくいが、“スパイス”として取り入れるなら楽しい。僕自身も、こうして本を読みながら「やっぱりインデックスが基盤で、推し活は遊び枠」と再確認しました。
5. 僕の結論
『メタトレンド投資』を通じて強く感じたのは、中島聡さんは「未来を変える若者や技術を心から応援する人」だということです。その姿勢は投資家というより、未来を信じて行動するファンであり支援者。そこに大きな魅力があると感じました。
一方で、投資手法としての再現性は高くありません。凡人には、トレンドを嗅ぎ分けて社長に共感し、自ら体験し続けるというプロセスを実践するのは難しい。だからこそ、僕の結論はシンプルです:
- 土台は長期インデックス投資
- 少額で「推せる企業」に投資し、自分もその未来を体験する
これが凡人にとっての現実的な「攻めと守りのバランス」だと思います。
まとめ
『メタトレンド投資』は、投資のテクニック本というより「推し活としての投資哲学」を伝える本でした。中島さんのYouTubeや対談で見た熱量と比べると、本自体はやや淡白に感じましたが、それでも「投資=応援」という考え方は読者にとって新しい気づきを与えてくれます。
凡人投資家にとっては、このスタイルを丸ごと真似するのではなく、インデックスを基盤としつつ、自分が心から応援できる企業に少額ベットする。それが“メタトレンド投資”を自分なりに取り入れるベストな方法だと感じました。
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IHG Premier Mastercard | $99 | 160,000P(140,000+紹介20,000)≈$800 | 300,000P(5泊) | ★★★★☆ | ホリデイイン好き |
Hilton Amex Surpass | $150 | 130,000P+紹介20,000P ≈$700以上 | 130,000P+1泊無料 | ★★★★☆ | ヒルトン系に泊まる人 |
Delta Amex Gold | $0(初年度)/$99 | 80,000マイル+紹介20,000 ≈$960 | 同左(過去最高) | ★★★★★ | スカイチーム常用 |
Amazon Prime VISA | $0 | $150ギフト券(紹介含む) | $200ギフト | ★★★★★ | Amazon愛用者 |
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