日本に帰ってきてから、買う株がかなり変わった。
アメリカにいた頃は、VTやNASDAQ系を中心に、「世界で強い会社」をかなり意識していたと思う。もちろん今でもコアはそこ。長期で世界株を持つ考え方は変わっていない。
ただ、日本に戻ると生活が一気に具体的になる。
ららぽーとに行く。
JALで移動する。
KDDIを契約する。
ホテルに泊まる。
すると、株が「画面の数字」ではなく、生活の中に入ってくる感覚がある。
帰国後に本気で買ったのはこの辺。
| 銘柄 | 理由 |
|---|---|
| 三井不動産 | ららぽーと・街づくり・商業施設 |
| JAL | 家族旅行・国内移動・優待 |
| KDDI | 通信インフラ・生活密着 |
| 星野リゾート・リート | 日本旅行・宿泊体験 |
並べるとかなり分かりやすい。
全部、「自分がお金を使う会社」だった。
しかも一回ではない。生活の中で何度も接触する。
これは個人投資家としてかなり大きいと思っている。
もちろんPERや利益率は大事。そこはもう否定しない。むしろ最近はAIにかなり細かく見てもらっている。
過去PERレンジ。
売上成長率。
利益率。
来期予想。
期待値がどこまで織り込まれているか。
この辺は、人間よりAIの方が速いし、ブレが少ない。
逆に、人間側しかできないのは現地を見ることだと思う。
店は混んでいるか。
店員教育はどうか。
また来たいと思うか。
子供連れでも使いやすいか。
値上げしても客が離れなさそうか。
この辺は、実際に生活しないと分からない。
特に子供がいると、店の強さがかなり見える。
フードコートの席配置。
ベビーカーの通りやすさ。
トイレの綺麗さ。
注文オペレーション。
店員の余裕。
地味だけど、こういう積み重ねが結局リピート率に繋がる。
株価チャートには出ない。でも土日のららぽーとには普通に出ている。
実際、かなり気になっている銘柄もある。
・壱番屋
・ゼンショー
・トリドール
・スシロー
この辺は本当に強いと思う。
店も混んでいる。
値上げしても客がいる。
家族連れも多い。
「この会社うまく回ってるな」と感じる場面はかなり多い。
ただ、問題は株価。
例えばトリドール。
丸亀製麺はかなり好きだ。実際かなり使う。回転も速いし、子供連れでも入りやすい。外食チェーンとしての完成度はかなり高いと思う。
ただ、数字を見ると少し冷静になる。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 株価 | 3,800円 |
| PER | 約178倍 |
| PBR | 約3.7倍 |
| 配当利回り | 約0.31% |
| 2026年3月期 売上収益 | 2,787億円 |
| 同 事業利益 | 214億円 |
| 2027年3月期 売上予想 | 2,870億円(前年比+3.0%) |
| 2027年3月期 事業利益予想 | 220億円(前年比+2.5%) |
会社としてはかなり強い。売上も利益も過去最高。
でも、来期予想を見ると成長率は数%。それに対してPERはかなり高い。
つまり、
「良い会社」
と
「今買うべき株」
は違う。
ここは最近かなり意識するようになった。
昔は好きな会社ならそのまま買っていた気がする。でも今は、
現地で良さを確認する。
↓
AIで財務とバリュエーションを見る。
↓
高すぎるなら待つ。
この流れが増えた。
たぶんAI時代って、人間の役割が少し変わる。
決算書を読む速度ではAIに勝てない。
でも、土曜のフードコートの空気は現地に行かないと分からない。
「またここにお金を使いたいか」
そこはまだ人間側の領域だと思う。
だから最近の日本株投資は、生活圏を株主目線で観察する感覚にかなり近い。
休日にららぽーとへ行きながら、頭の片隅で賃料収入を考えている。少し嫌な大人になった気もするが、たぶん資本主義とはそういうゲームなんだと思う。

コメント