こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
現在、アメリカ中西部に駐在して13年目を迎え、日々の出張やプライベートの旅でデルタ航空を頻繁に利用しています。デルタ航空のフライトやサービスにいつもお世話になっているため、今回はその恩恵とともに、デルタ航空のクレジットカードおよびデルタメダリオンステータスの最新動向について徹底解説していきたいと思います。
更新:2025/9/4
今回のアップデート(2025/09/04)
- 限定オファー:デルタ スカイマイルゴールド(個人)=80,000マイル/$3,000/6ヶ月/初年度年会費$0。〜2025/10/29まで。価値目安は約$920(TPG評価ベース)。デルタ航空The Points Guy
- 補足:メダリオンはMQD制。しきい値はSilver 5k / Gold 10k / Platinum 15k / Diamond 28k MQDで据え置き(来期=2026ステータス基準)。MQD Headstart/Boostはプラチナ/リザーブの特典で、ゴールドには付かない点は透明に。デルタ航空+1
透明性:いつも通り「他の窓口が有利ならそちらでOK」。本記事では最新の公式条件に合わせて紹介します。デルタ航空
はじめに
私自身、デルタ航空のゴールドクレジットカードを長年愛用してきました。
現在はプラチナカードにアップグレードし、よりクレジットカードの恩賜を得れるようにしております。ただ昨今クレジットカードの年会費は上昇傾向で、デルタ航空のクレジットカードは、マリオットのようにカード保有だけで特定のステータスが得られるわけではありません。そのため、年会費の上昇はユーザーにとって大きな痛手と捉えられることもあります。しかし、同時に提供されるメリットも増強されているため、どのカードを保持すべきか、そしてその理由について私の経験と分析をもとにお伝えしていきます。
デルタ航空のカードは、単にマイルを貯めるだけでなく、実際のフライトでのサービス改善や特典充実に寄与する重要なツールです。今回のブログでは、値上げ後の各カードのメリットの変化と、どのカードが自分のライフスタイルに合うかを、私の経験とともに詳しく分析していきます。

デルタカードは昔ほど輝いていないかもしれませんが、今も十分使える特典が揃っています。皆さんにはまずゴールドカードを推奨しますが、利用頻度に応じてプラチナやリザーブも検討すべきだと感じています。
カードごとの比較(MQD時代の最適解)

要約:年会費と特典が刷新され、デルタはMQD(支出)一本化。そのぶん滞在・食事・配車クレジットやコンパニオン、そしてMQD Headstart/Boost(対象カードのみ)が鍵に。さらに今はゴールドの80,000マイル(〜10/29)×初年度年会費$0という推し時。※オファーは変更の可能性あり
使い分けの最短解
- ライト搭乗(年0〜3回) → ゴールド:初年度$0+$10,000決済で$200フライトクレジット。空港ストレス(手荷物1個無料・優先搭乗)を下げる利便カード。
- ステータス加速 → プラチナ:$2,500 Headstart+Boost($1 MQD / $20)+同伴者で価値を出す。ラウンジは付かない点に注意。
- 頻繁搭乗&ラウンジ → リザーブ:Sky Club年15回($75k決済で無制限)+上位クラス同伴者+**Boost($1 MQD / $10)**で最上級。
ゴールドカード(ゴールドカード($0→$150/初年度$0)
→0/初年度ゴールドカード($0→$150/初年度$0)
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エントリーの最適解。 旅の“面倒”を減らす装備が一通りそろっていて、MQD加速は非対象なので利便カードとして割り切るのがコツ。新設のDelta Stays $100は年1回のホテル予約で使いやすく、年$10,000決済で$200フライトクレジットも狙える。さらに受託手荷物1個無料や優先搭乗、TakeOff 15(特典航空券15%オフ)が効くので、年1〜2回の搭乗でも体感メリットは大きい。
- 損益分岐ざっくり:
- 有効活用例=$100 Stays +($200フライトクレジット※$10k決済)+ 手荷物×往復(片道あたり約$30〜$40相当)→ 年会費$150は十分回収。
- ほぼ飛ばず、ホテル予約もデルタ経由を使わないなら回収は難しめ。
- 向いている人:ライト搭乗/まずは年会費を抑えてデルタ特典を試したい人。
- 注意:手荷物無料や割引は予約・同伴条件がある。同行者適用や予約経路は公式条件を必ず確認。

僕は年に2回くらいしか飛行機に乗らないので、この値上げは個人的にはちょっと痛いけど、もし頻繁に使うなら全然OK。使いこなせるなら十分メリットがあると思います。
プラチナカード(0)

中核装備+ステータス加速。 $150 Stays/$120 Resy/$120 Rideshare=年$390相当のクレジットに加え、コンパニオンチケット(年1回)でMain Cabin中心の往復を1名分まるっと節約できる(税・手数料別)。MQD Headstart $2,500とBoost($1 MQD / $20)で、フライト+決済のハイブリッドでメダリオン到達を底上げできるのが大きな違い。
- 損益分岐ざっくり:クレジット$390>年会費$350で理論上は即回収。さらに同伴者を活かせば価値は数百ドル〜案件次第で四桁相当も。
- 向いている人:年数回以上デルタに乗る/ステータスを現実的に狙いたい/同行者と国内〜近距離国際をよく飛ぶ。
- 注意:
- Sky Club付与なし(ラウンジ重視ならリザーブ)。
- コンパニオンは対象運賃・在庫・除外日など条件が細かい。Basic Economy不可、税・手数料別などを確認。

価格は350ドルとかなり高いものの、実質390ドルの還元と、同伴者無料特典で、うまく活用さえできれば大きく元を取れるポテンシャルを秘めたカードです。私は2025年はこちらのカードを使用して、国内旅行での1名分の航空券をタダにしました。
リザーブカード(0)

最上位の移動体験を“カード決済でも”押し上げる。 $200 Stays/$240 Resy($20/月)/$120 Rideshare($10/月)=年$560相当に、上位クラスも対象のコンパニオン(条件あり)。MQD Headstart $2,500+Boost($1 MQD / $10)で決済効率が倍になり、Sky Clubは年15回(同日発着)まで入室可能。年間$75,000決済で無制限の復活設計も。
- 損益分岐ざっくり:クレジット**$560**+コンパニオン+Sky Club価値を積むと**$650は回収しやすい**。特に出張頻度が高い人は恩恵大。
- 向いている人:
- 頻繁に搭乗し、ラウンジ/上位クラスを積極活用。
- 年間決済が多く、MQDをカードでしっかり積みたい。
- 注意:
- Sky Clubは“無制限→年15回”に。$75k決済で無制限だがハードル高。
- コンパニオンや各種クレジットは月次/年次の利用条件や対象外に要注意。

リザーブカードは、年会費が高くてもその豪華な特典とMQM加速効果は、頻繁に出張する人には絶対に魅力的。僕自身も、出張が増えればリザーブカードに切り替えるかもしれません。
一言まとめ
- 価値は使い切れるかが全て。クレジット/同伴者/Sky Clubの適用条件は必ず確認。
- 入口はゴールド(80,000マイル〜10/29の今が好機)。
- ステータス狙いはプラチナ/リザーブでMQDをカードでも底上げ。

とりあえず僕はそんなに頻繁に飛行機を使うわけじゃないのでゴールドでいいかな。10000ドルをこちらのカードで切って、フライクレジットをもらえばとりあえずはペイするし。
デルタ メダリオン ステータスとメリット

デルタ航空のフリークエントフライヤープログラムには、シルバー、ゴールド、プラチナ、そしてダイアモンドという4つのエリートステータスレベルが存在します。今年から大きな変更が導入され、フライトの頻度や距離に基づく評価から転換し、デルタ航空のフライトへの支出額(MQD: Medallion Qualification Dollars)のみをもってステータスレベルが決定されるように変わりました。これにより、特に長距離の国際線でビジネスクラスなど高額なチケットを購入する利用者にはステータスアップがしやすくなる一方で、主に短距離路線を利用していた旅行者にとっては、以前よりもステータスを維持、あるいは昇格させるのが難しくなったと言えます。この変更は、デルタ航空がより多くの支出をしてくれる顧客に焦点を当て、ロイヤルティプログラムの価値を再定義する動きの一環と見ることができます。この章では、これらのステータスレベルごとのメリットと、新しい評価基準が私たちのフライト体験にどのような影響を与えるかについて掘り下げていきます。
ステータスごとの特典と、それが旅行者にとってどのような価値を持つか
デルタ航空のステータスプログラムは、各旅行者の飛行頻度や支出に応じて、さまざまな特典を提供します。ここでは、それぞれのステータスレベルが旅行者にどのような価値をもたらすかを掘り下げてみましょう。
シルバーメダリオンステータスは、他のステータスレベルと比べて達成しやすいにもかかわらず、提供されるメリットは大きいです。シルバー会員でも不人気路線であれば頻繁にアップグレードされますので、これが多くの旅行者にとって大きな魅力です。
ゴールドメダリオンステータスは、頻繁にフライトを利用する方にとって魅力的なオプションで、出発の3日前からアップグレードが可能となります。体感2回に1度ぐらいはアップグレードされる感覚です。
プラチナメダリオンステータスは、ゴールドからわずか5000MQDの増加で到達できるにもかかわらず、提供されるメリットが大幅に増えます。アップグレードは出発の5日前から可能となり、チョイスベネフィットと呼ばれる選択制の特典がプラチナ会員には特に魅力的です。また、国内線でのアップグレードの可能性が高く、プラチナステータスは旅行者に大きな価値を提供します。
ダイアモンドメダリオンステータスは、プログラムの最上位に位置し、28,000MQDの要件は頻繁に国際線ビジネスクラスを利用する旅行者に限られます。このステータスでは、チョイスベネフィットのオプションがさらに豊富で、3つの特典を選択できます。特にラウンジアクセスは、ダイアモンド会員にとっての特権であり、空港での待ち時間を快適に過ごすことができます。
シルバーステータスでもアップグレードのチャンスはあり、プラチナレベルからは更にその可能性が高まります。ラウンジアクセスはダイアモンドステータスからとなり、各レベルでの旅行の快適さを大きく向上させるメリットがあります。デルタのステータスプログラムは、忠実な顧客に対して明確な報酬を提供し、その達成によって得られる特典は、旅行の質を大きく改善します。
各カードが提供するデルタのステータスへの影響

デルタ航空のクレジットカードはステータスプログラムと密接に連携していますが、直接的なステータスアップグレードへの道を提供するものではありません。それでも、これらのカードはステータス獲得への道を容易にする一定のメリットを提供します。以下は、各カードが提供するデルタのステータスへの影響に関する考察です。
クレジットカード経由でのステータス影響
- ゴールドカードは、ステータスの獲得に直接貢献するわけではありません。
- プラチナカードは、ステータス昇格に必要なメダリオン資格ドル(MQD)の要件を満たすのに役立つ特典でシルバーステータスの半分まではたまります。またクレジットカードを使用すればするほどMQDがたまるようにはなってますが、20ドルで1MQDのためほとんどたまりません。一応50000ドル使用でシルバーにアップグレードしますが、これ以降は難しいでしょう。
- リザーブカードも、シルバーステータスの半分までたまるのはプラチナカードと一緒ですが、年間のクレジットカード使用額に応じて倍の速さでMQD(10ドルで1MQD)を獲得できるため、ステータスの達成と維持を大きくサポートします。カードだけでためようと思えば、25000ドルの使用でシルバーへ、75000ドルの使用でゴールドへとアップグレードしていきますが、これ以降はカード使用だけでは苦しいでしょう。
ステータスとラウンジアクセス
デルタ航空のステータスプログラムにおいて、特にラウンジアクセスを重視する旅行者にとって、リザーブカードは重要な選択肢です。ダイヤモンドステータスでない限り、リザーブカードはデルタスカイクラブへのアクセスを確実にする手段となります。
頻繁にデルタ航空を利用する旅行者は、リザーブカードを保持することで、ステータス獲得への道のりが容易になり、ラウンジアクセスなどのプレミアムメリットを享受できるようになります。しかし、クレジットカードだけでは最高位のステータスは手に入らず、定期的なフライトがステータス獲得の鍵となります。結局のところ、どのクレジットカードを選ぶかは、個々の旅行スタイルとニーズによって異なりますが、適切なカードを選択することで、デルタ航空との旅がより快適で有意義なものになります。

ステータスへの影響はかなり少ないね。クレジットカードはあくまでマイルをためるものと割り切る方がよさそうだね。
値上げに対する考察
今回のデルタ航空クレジットカードの値上げは、単にインフレ対策という側面を超え、実際に飛行機を利用する顧客により有利な条件を提供する動きと捉えることができます。この変更は、より多くのお金を航空会社に費やす顧客に対して、より手厚いサービスを提供するという、明確でシンプルな方針転換を示しています。特に、デルタスカイクラブへのアクセス条件の厳格化は、ラウンジの混雑管理に力を入れていることの表れと言えるでしょう。これらの変更により、デルタ航空はラウンジの質を維持し、より価値あるサービスを提供しようとしています。実際に飛行機を利用し、航空会社との関係を深めている顧客にとっては、これらの変更がポジティブな影響をもたらす可能性が高く、デルタ航空との旅行体験をさらに豊かなものにすることでしょう。
最新オファーや最短ルートは柱ページに集約しています
ちょっとおトクな寄り道:ぼくが愛用している“推しカード”たち
「どうせ作るなら、いちばんポイントが多いタイミングで」がクレカ選びの鉄則。
下のリンクはすべて“紹介ボーナス付き”で貼っています。もちろん僕にも紹介マイルが入りますが(笑)、あなたのほうにも追加ポイントがつくおトクな仕様になっています。気になるカードがあれば、ぜひ活用してみてください。
なお、「他のブロガーさんのリンクのほうが条件いいかも?」と思ったら、ぜひそちらを使ってください。投資家マインドは“どこから入会するか”で差がつきますからね。
カード名 | 年会費 | 現在の紹介オファー | 過去最高オファー | お得度温度計 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
Marriott Bonvoy Boundless VISA | $95 | 150,000P(50,000 x 3泊)≈$1,100 | 250,000ポイント | ★★★★☆ | 年3泊以上マリオット派 |
IHG Premier Mastercard | $99 | 160,000P(140,000+紹介20,000)≈$800 | 300,000P(5泊) | ★★★★☆ | ホリデイイン好き |
Hilton Amex Surpass | $150 | 130,000P+紹介20,000P ≈$700以上 | 130,000P+1泊無料 | ★★★★☆ | ヒルトン系に泊まる人 |
Delta Amex Gold | $0(初年度)/$99 | 80,000マイル+紹介20,000 ≈$960 | 同左(過去最高) | ★★★★★ | スカイチーム常用 |
Amazon Prime VISA | $0 | $150ギフト券(紹介含む) | $200ギフト | ★★★★★ | Amazon愛用者 |
米国MarriottのVISAカード(Marriott Bonvoy Boundless VISA)
年会費:$95
年1回のFree Night(35kP)特典だけで年会費($95)は黒字化可能
- 自動でシルバーエリート+宿泊実績15泊が付くので、出張族なら“ほっといてもゴールド”圏内
- ANA/JAL含む40社に3:1でマイル移行できる“旅の現金”
現在の紹介オファー:125,000ポイント+1泊無料(50,000相当)≒ $1,300相当
過去最高:250,000P(5泊分)
お得度温度計:★★★★☆「お得」

米国IHGのMasterカード(IHG Premier Mastercard)
年会費:$99
継続するだけで年1泊分(40kポイント)が無料でもらえる。
4泊目無料が神ルール。長期旅行でコスパ最強
プラチナ自動付与 → チェックイン時の部屋アップグレード率が高め(体感7割)
現在の紹介オファー:140,000ポイント≒ $700相当
過去最高:300,000P(5泊分)
お得度温度計:★★★★☆「お得」

米国ヒルトンのAmexカード(Hilton Honors Amex Surpass)
年会費:$99
ゴールド会員自動付与 → 朝食無料&アップグレード(これが強い)
- 年間$15,000利用で無料宿泊1泊
- レストラン・スーパーで高還元
現在の紹介オファー:130,000P+紹介20,000P(計150,000P)
過去最高:130,000P+1泊無料宿泊
お得度温度計:★★★★☆「お得」

米国DeltaのAmexゴールドカード
同行者8人まで受託手荷物無料 → 家族旅行で往復$160超の節約に。
優先搭乗で荷物棚確保、スムーズな移動に貢献
マイル有効期限なし → “将来のビジネスクラス”にも使える
現在の紹介オファー:80,000マイル(+紹介20,000)≒ $1200相当
過去最高:80000マイル
お得度温度計:★★★★★「過去最高!」

米国AmazonのVISAカード
Prime会員ならAmazon 5%/Whole Foods 2%還元
年会費ゼロ・外貨手数料ゼロ → 旅先決済でも活躍
即日番号発行→セール駆け込みもOK
現在の紹介オファー:$50ギフト券(紹介ボーナス込み)
過去最高:$200ギフト券
お得度温度計:★★☆☆☆「普通」

いかがだったでしょうか?
ツイッターもやってますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです。またコメントも頂けると幸いです。 @StevenToshiCH
それでは、ありがとうございました。


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