30代/米国駐在のサラリーマン投資&旅行ブロガー Steven(@StevenToshiCH) です。
2025年春、マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・カード と マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード が年会費アップ&特典改定。アメリカ版より条件が厳しく、帰国後のカード戦略を本気で見直す必要が出てきました。

パパ、このニュースちょっとショックなんだけど…

そうだな。条件を理解して、自分に合ったカードを選ばないと損をするぞ
今回は、マリオット2種と ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード の4枚を比較し、おすすめの使い分けを解説します。

こんにちは、Stevenです。 @StevenToshiCH
株、アメリカ旅行、アメリカ駐在について発信しています。よろしくお願いいたします。
① ざっくり比較テーブル

まずは主要スペックを一覧で比較。ステータス名は似ていても、マリオットとヒルトンでは特典内容が大きく異なります。還元率も単純比較は危険で、マリオットは1ポイント≈1円、ヒルトンは1ポイント≈0.5円と価値が異なります。
特典 / カード | マリオット アメックス | マリオット アメックス プレミアム | ヒルトン アメックス | ヒルトン アメックス プレミアム |
---|---|---|---|---|
年会費 | 28,600円 | 82,500円 | 16,500円 | 66,000円 |
自動ステータス | Silver | Gold | Silver | Gold |
エリートナイト | 5泊EN | 15泊EN | ― | ― |
無料宿泊 | 100万円→35k | 400万円→75k | 150万円→週末1泊 | 年1泊+200万円→Diamond |
還元率(ホテル/通常) | 2x / 1x | 3x / 2x | 3x / 2x | 7x / 3x |
上位ステータス条件 | ― | 500万円→Platinum | 4滞在→Gold | 200万円→Diamond |
海外旅行保険 | 5,000万円 | 1億円 | 3,000万円 | 1億円 |
購入プロテクション | 200万円 | 500万円 | 200万円 | 500万円 |
その他 | 為替2.2% | 誕生月5x | 4泊目無料セール | Dining20%オフ |
カード選びの基準として、無料宿泊がもらえる利用額を目安にするのは有効です。この観点では、ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムは必要額200万円でDiamond+無料宿泊が得られ、かなりコスパ良好。対してマリオットは無料宿泊400万円、プラチナ500万円と必要経費が急上昇し、万人向けではなくなっています。
② マリオットボンヴォイ アメックス
年会費28,600円で5泊のエリートナイトを獲得。無料宿泊には100万円の決済が必要ですが、旅行保険や補償は上位カードと同等。年数回の旅行でもポイントを貯めたい人向きです。
③ マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアム
年会費82,500円。400万円利用で75kポイント宿泊、500万円利用でプラチナエリート。プラチナはマリオット最高位ではなく、上にチタン、アンバサダーがあり、人気ホテルではプラチナでもアップグレードが難しい現実があります。チタンならプラチナの2〜3倍はアップグレード確率が上がります。
マイル派には依然として価値が高く、マリオット→マイルは1/3、ヒルトン→マイルは1/10のため、マイル換算ではマリオット優位です。
④ ヒルトン・オナーズ アメックス
年会費16,500円で、150万円利用で週末1泊無料(制限なし)。4泊目無料や半額セールと組み合わせて国内外リゾートをお得に利用できます。
⑤ ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアム
年会費66,000円。Gold自動付帯+200万円利用でDiamond。朝食無料・ラウンジ利用・アップグレード優先など特典が豊富で、ホテル滞在重視の人に向きます。
⑥ ステータス・ポイント・展開数

ステータス | 朝食 | ラウンジ | アップグレード |
Marriott Gold | × | × | △ |
Marriott Platinum+ | ○ | ○ | ○(競争激しい) |
Hilton Gold | ○ | × | △ |
Hilton Diamond | ○ | ○ | ○ |
- 日本国内はマリオットが圧倒的多数。アジア圏も優位だが、中国ではヒルトンが健闘。
- ホテル滞在メインならヒルトンカード、マイル重視ならマリオットカードがおすすめ。
- 今回のマリオット改定は、日本の陸マイラー増加が一因かもしれません(米国版は改悪なし)。
⑦ 個人的な感想と今後の戦略
現在、私はアメリカで マリオット・ボンヴォイ バウンドレス(Chase発行)、ヒルトン・オナーズ サープラス(Amex発行)、IHG・リワーズ プレミア(Chase発行) の3枚持ちを運用中です。これらを使い分けることで、マリオット・ヒルトン・IHGの3大ホテルチェーンを幅広くカバーしています。
しかし、日本に帰国したらとりあえず ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアム に一本化予定です。マリオットの500万円決済条件は現実的ではなく、維持が難しいためです。とはいえ、アメリカで使っているマリオット・バウンドレスはできれば日本でも継続利用したいところ。米国発行クレジットカードは交換レートや条件が日本より有利なため、この点は大きな魅力です。
Q&A

Q1. ヒルトンとマリオット、どちらのカードが初心者におすすめですか?
A. ホテル滞在が中心ならヒルトン・オナーズ アメックス(またはプレミアム)が手軽で特典も実感しやすいです。特にGoldで朝食無料は大きなメリットです。
Q2. マイルを貯めたい場合はどちらがお得?
A. マリオットのほうが有利です。マリオット→マイルは1/3、ヒルトン→マイルは1/10が基本換算率のため、マイル重視派にはマリオットカードが向きます。
Q3. マリオットのプラチナでもアップグレードが難しいのはなぜ?
A. マリオットにはチタン、アンバサダーという上位ステータスがあり、人気ホテルでは彼らが優先されるため、プラチナは空き状況次第になります。
Q4. アメリカ発行カードを日本で使い続けられますか?
A. 発行元の規約や住所要件次第ですが、条件を満たせば継続利用可能な場合があります。特典や為替条件は日本より有利なことが多いです。
ちょっとおトクな寄り道:ぼくが愛用している“推しカード”たち
「どうせ作るなら、いちばんポイントが多いタイミングで」がクレカ選びの鉄則。
下のリンクはすべて“紹介ボーナス付き”で貼っています。もちろん僕にも紹介マイルが入りますが(笑)、あなたのほうにも追加ポイントがつくおトクな仕様になっています。気になるカードがあれば、ぜひ活用してみてください。
なお、「他のブロガーさんのリンクのほうが条件いいかも?」と思ったら、ぜひそちらを使ってください。投資家マインドは“どこから入会するか”で差がつきますからね。
カード名 | 年会費 | 現在の紹介オファー | 過去最高オファー | お得度温度計 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
Marriott Bonvoy Boundless VISA | $95 | 150,000P(50,000 x 3泊)≈$1,100 | 同左(過去最高) | ★★★★☆ | 年3泊以上マリオット派 |
IHG Premier Mastercard | $99 | 180,000P(160,000+紹介20,000)≈$900 | 300,000P(5泊) | ★★★★☆ | ホリデイイン好き |
Hilton Amex Surpass | $150 | 130,000P+紹介20,000P ≈$700以上 | 130,000P+1泊無料 | ★★★★☆ | ヒルトン系に泊まる人 |
Delta Amex Gold | $0(初年度)/$99 | 80,000マイル+紹介20,000 ≈$960 | 同左(過去最高) | ★★★★★ | スカイチーム常用 |
Amazon Prime VISA | $0 | $150ギフト券(紹介含む) | 同左(過去最高) | ★★★★★ | Amazon愛用者 |
米国MarriottのVISAカード(Marriott Bonvoy Boundless VISA)
年会費:$95
年1回のFree Night(35kP)特典だけで年会費($95)は黒字化可能
- 自動でシルバーエリート+宿泊実績15泊が付くので、出張族なら“ほっといてもゴールド”圏内
- ANA/JAL含む40社に3:1でマイル移行できる“旅の現金”
現在の紹介オファー:150,000ポイント(50,000×3泊)≒ $1,100相当
過去最高:150,000P(5泊分)
お得度温度計:★★★★☆「お得」

米国IHGのMasterカード(IHG Premier Mastercard)
年会費:$99
継続するだけで年1泊分(40kポイント)が無料でもらえる。
4泊目無料が神ルール。長期旅行でコスパ最強
プラチナ自動付与 → チェックイン時の部屋アップグレード率が高め(体感7割)
現在の紹介オファー:140,000ポイント≒ $700相当
過去最高:300,000P(5泊分)
お得度温度計:★★★★☆「お得」

米国ヒルトンのAmexカード(Hilton Honors Amex Surpass)
年会費:$99
ゴールド会員自動付与 → 朝食無料&アップグレード(これが強い)
- 年間$15,000利用で無料宿泊1泊
- レストラン・スーパーで高還元
現在の紹介オファー:130,000P+紹介20,000P(計150,000P)
過去最高:130,000P+1泊無料宿泊
お得度温度計:★★★★☆「お得」

米国DeltaのAmexゴールドカード
同行者8人まで受託手荷物無料 → 家族旅行で往復$160超の節約に。
優先搭乗で荷物棚確保、スムーズな移動に貢献
マイル有効期限なし → “将来のビジネスクラス”にも使える
現在の紹介オファー:50,000マイル(+紹介20,000)≒ $600相当
過去最高:80000マイル
お得度温度計:★★★★☆「お得」

米国AmazonのVISAカード
Prime会員ならAmazon 5%/Whole Foods 2%還元
年会費ゼロ・外貨手数料ゼロ → 旅先決済でも活躍
即日番号発行→セール駆け込みもOK
現在の紹介オファー:$150ギフト券(紹介ボーナス込み)
過去最高:今回のオファー
お得度温度計:★★★★★「常におすすめ」



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