相変わらず北米で働きつつ、株式投資・海外生活・家族旅行を三本柱にブログを運営しています。今月は――
- 米国証券口座が「9,858 ドル」まで成長(あとひと息で 10 K!)
- 旅行資金確保のためにポートフォリオを部分利確
- マーケットは“上値を追い切れず・下値も硬い”不思議な 5 月相場
……という、喜びと課題が入り混じる 30 日間でした。

こんにちは、Stevenです。@StevenToshiCH
海外駐在中で、株・旅行・米国生活など幅広く情報発信しています。中でも自動車業界については詳しく分析しております。これからもよろしくね!
5 月マーケット総括 〈金利は高止まり、株はヨコヨコ、円は沈没〉

5月のハイライト | 5月30日の水準 | |
---|---|---|
米10年債利回り | インフレ粘着+利下げ後ずれ観測で4 %前半で高止まり | 4.40 % |
S&P 500 | 良好決算とAIテーマ再燃で月間+5.4 %反発 | 5910pt |
日経平均 | 上旬に37,000円割れ→下旬に買い戻し | 37965円 |
ドル/円 | 米金利高・日銀現状維持で円安継続 | 144.03 円 |

結局世界経済はトランプ大統領の一言一句に気を取られておりアップダウンを繰り返しているね。この影響力がまだアメリカ最強といわれているゆえんだと痛感するよ。
我が家のポートフォリオ全景
口座 | 役割 | 評価額 | 評価損益(前月差) | 主な中身 |
---|---|---|---|---|
家族口座 | 教育・老後の“守り” | 1,265万円 | +67万円 | VT / VTI、持株会55,000円/月 |
個人口座 | 趣味・攻め | 267万円 | +17万円 | 高配当株+短期アイデア |
日本円現金 | 帰任用の塩漬け | 2,000万円 | — | 来年一括リバランス予定 |


ポイント
● 米個別株を5,000 ドル利確して旅行費用に回したが、それでも全体評価益は+293万円。
● ドル建てのVT・QQQが堅調、円安メリット銘柄の持株会も追い風。
● 資産の成長エンジンを維持しつつ、“体験投資”へのシフトも忘れないバランス戦略。


個人口座トピック
ポイント
● 高配当セクター(エネルギー・通信)が配当再投資で底堅く +135万円。
● テスラ & QLD は反発局面で1/3ずつ利確し、キャッシュを旅行前払いへ転用。
● 残り資金は VYM・BND にシフトし、ボラ低減+配当重視ポートに微調整。
購入済み株の状況
ここでは、私が現在保有している株式について、購入理由と将来売却を検討する際の条件を掘り下げてみましょう。
🏷銘柄 | 買ったワケ(=推しポイント) | 売るトリガー | いまの温度感 | メモ |
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Marriott (MAR) | 旅行先の 8 割がマリオット。ロイヤルティ会員は “一度踏み入れたら抜け出せない沼” | 自分がエリート特典にワクワクしなくなったら | ◎ | 債券みたいな安定キャッシュマシン |
McDonald’s (MCD) | 子どもが No.1 推し🍔。アプリ UX◎ | “ファストフードの王者” が崩れた時 | ○ | 原材料高でも価格転嫁うまし |
Nike (NKE) | 履き心地は未だ王者。スニーカーヘッズ魂 | 自分の足がナイキを裏切ったら | ○ | ON に浮気中だけど戻る実家感 |
ON (ONON) | CloudTec の衝撃&ナイキのヘッジ | 「クラウドがただの溝」に感じたら | ○ | 伸びしろモンスター、見極め中 |
Tesla (TSLA) | マスク劇場に期待&EV先導者 | マスク氏のビジョンに共感できなくなったら | ○ | BYD 台頭で “夢” vs “現実” の綱引き |
Walmart (WMT) | 米国最安の日用品ストア。Sams のガソリン安! | Dollar General に王座を奪われたら | ○ | ディフェンシブ×DXの優等生 |
MUFG (8306) | 友人が勤める銀行&金利上昇の追い風 | 友人が退職したら 😂 | ◎ | 配当 3%超、海外金利も追い風 |
伊藤忠 (8001) | “川上~川下” オールインワン商社 | 日本の輸入構造が激変したら | ◎ | 最高益&株主還元コンボ |
Amazon (AMZN) | 生活インフラ。Prime なしの人生ムリ | 他社 EC をメインに使い始めたら | ◎ | “成長株なのにディフェンシブ” の化け物 |
VT(オルカン) | 世界経済は上向きが基本 | 資本主義が崩壊したら | ◎ | もし崩壊したら投資どころじゃない😇 |
QQQ / QLD(ナスダック系) | テックの未来は明るい | テックが不要な世界到来 | ◎ | AI・半導体の長期追い風中 |
VYM | QQQ のボラヘッジ+配当 | テック売却時 or 高配当の優位性崩壊 | ◎ | じわじわ増配、頼れる兄貴 |
BND / AGG | 株暴落時のクッション | 株と相関が逆転したら | ◎ | 金利ピーク後に輝く盾 |
ポートフォリオの “ 家訓 ” と銘柄チェックシート
ルールは超シンプル。
1️⃣ 自分が本当に良いと思うモノだけ買う。
2️⃣ 「良い」と思えなくなったら売る。
3️⃣ 分からないモノは見送り。 ──これだけです。
長期投資では 「自分がホルダーであることにワクワクできるか」 が意外と大事。
企業分析のプロでもない限り、難解なビジネスを深掘りしても 時間コストが大きい。
逆に “自分が毎日使う/大好き” という企業は、ニュースよりも 体感で異変に気づける。
テスラ(TSLA:Tesla)

どんな会社?
EV とエネルギーの二刀流。半導体不足でも台数を積み増し、価格はダイナミックプライシングで小刻みに調整。完全自動運転(FSD)を最前線で走らせる “夢枠” 代表。
なぜ保有?
イーロンの “未来に賭ける力業” に一票。EV だけでなくロボタクシー・蓄電所まで含めた〈エネルギー OS〉化に期待。
PER/配当 189倍/0 %
─ 高い? そりゃ高い。でも夢は分厚い派。

トランプ大統領誕生によって急速に伸びた株価、PERも突き抜けすぎてもはや評価の仕方がわからないほど。ただそれだけ自動運転への期待ともとれる。これをどう読むかが難しい銘柄。
マリオット(MAR: Marriott International)

どんな会社?
8,800軒超・32ブランドのホテル帝国。ラグジュアリーからモーテル級までフルライン。
なぜ保有?
出張も家族旅行も “ほぼマリオット” の生活者。ポイント・エリート特典の再投資循環がえげつなく強い。
PER/配当 28倍/0.9 %
─ “ホテル×サブスク” モデルでキャッシュ安定。

マリオットのロイヤリティプログラムは本当に忠誠心を育むよね。自分もエリート会員としての経験から、マリオットのホテルには特別な愛着があり、投資を検討する上でそんな個人的な体験も大切にしているよ。
ナイキ(NKE)

どんな会社?
スポーツ用品の絶対王者。スニーカーヘッズも日常ユーザーも囲い込むブランド力。
なぜ保有?
足元の実体験。一度ナイキを履くと “帰る場所” になる。ジョーダン/ランプロダクト刷新で再加速を期待。
PER/配当 19倍/2.8 %
─ バリュエーションはむしろ “歴史的割安ゾーン”。

ナイキのシューズは履き心地と性能の両面で素晴らしく、個人的にもお気に入りです。その快適さはこれからも続くでしょう。昨今は株価もかなり割安になってきていると感じている。
On Holding(ONON)

どんな会社?
スイス発 “CloudTec” ランシュー。ミニマルデザインで若年層を席巻。
なぜ保有?
体験した人しか分からない“雲の上”クッション。ナイキのヘッジとしても面白い。
PER/配当 53倍/0 %
─ ハイパー成長株、値動きはジェットコースター。

ONのシューズはかなり履き心地がいいのでびっくりして買ってみたよ。ただ、シューズだけで言えばまだまだナイキのほうが履き心地はいいような気もするね。
伊藤忠商事(8001)

どんな会社?
川上資源から小売まで “全方位ビジネス”。商社トップのROE を更新中。
なぜ保有?
日本という輸入立国のハブ。資源高でも消費ブームでも稼ぐ “両刀”。
PER/配当 12倍/2.8 %
─ 株主還元コミットで再評価。

伊藤忠商事のような商社のビジネスモデルは、産業の「川上」(原材料の供給)から「川下」(製品の販売)までを一手に担うことで、非常に安定した収益を生み出すことが可能です。その安定性が、私にとって大きな魅力の一つです。
三菱UFJファイナンシャルグループ(8306)

どんな会社?
国内最大のメガバンク。海外金利上昇で利ザヤ拡大。
なぜ保有?
友人勤務&配当3%超えの安心感。金利正常化は追い風。
PER/配当 10倍/3.4 %
─ 金利アップ=利益アップの教科書銘柄。

個人的にも、私の貯金から会社の給与口座まで、MUFGには大きく助けられています。Unionバンクのアメリカ市場からの撤退は痛手でしたが、MUFGの存在感はそれを補い、日本において欠かせない存在です
マクドナルド(MCD)

どんな会社?
100ヵ国・約40,000店。93%フランチャイズでロイヤルティ収入が柱。
なぜ保有?
子どもが No.1 推し。アプリ UX が神。原材料高でも値上げが効く。
PER/配当 28倍/2.2 %
─ “配当貴族” 連続増配 48 年目。

マクドナルドの安定感はすごいよね。DXがしっかり進んでおり、値段もやすい、結局いつもマクドナルドに行くことが多いね。アメリカでは、チェーンレストランの中で圧倒気に安く使いやすいと感じてます。
ウォルマート(WMT)

どんな会社?
世界最大の小売。食品・日用品の “価格の番人”。EC融合も加速。
なぜ保有?
米生活のライフライン。SamsClub のガソリン価格に毎回救われる。
PER/配当 40倍/1.0 %
─ ディフェンシブ×DX の完成形。。

ウォルマートはやっぱり一番安い。ニーズをしっかりくみ取ったものが置いてある。そしてSamsClubも強い。ほかのスーパーと比べて頭一つDXにも力をいれている点もいいよね。
アマゾン(AMZN)

どんな会社?
EC の覇者+AWS+デジタルコンテンツ。生活インフラ化。
なぜ保有?
Prime なしの生活はもはや想像不可。ディフェンシブ×成長の怪物。
PER/配当 34倍/0 %
─ 利益より再投資で “永遠のスタートアップ” を貫く。

アマゾンの安定の仕方は半端ない、売り上げも超巨大なので超ディフェンシブ、なのに成長もすごいという化け物企業です。
注目の株
私が現在注目している株の一覧を以下に示します。私は基本的に自分が日常的に利用している製品やサービスの株に投資する傾向があります。この方法で、製品の質やサービスの持続性を直接的に評価することができます。

特にGoogleは非常に長い間利用している企業であり、今後もその利用を続けることが見込まれます。これらの企業は、継続的に市場での地位を保ちつつ、安定した成長を示しているため、長期投資に適していると考えています。
今後もこれらの企業に対する分析を続け、変化する市場状況に応じて投資の適切なタイミングを見極めたいと思っています。
おわりに
今回の内容はいかがでしたでしょうか?
投資先として挙げた各企業には、魅力的なポイントと共に、注意深く考慮すべきリスクも存在します。私自身、投資の世界で学び続ける中で得た知識を皆さんと共有することに大きな喜びを感じています。
私の最新のリサーチ進捗や考察を、ツイッターで定期的に更新しています。興味のある方は、@StevenToshiCH をフォローして頂ければ幸いです。また、投資に関する質問やコメントもお待ちしております。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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